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息が詰まるこの時期だからこそ、日常の小さな幸せに目を向けよう


息苦しさを直に感じる日々が続いている。


外出自粛。集団感染。日用品の品薄状態。

テレビの切り取り報道に扇動されて余裕がなくなっている人たち。他人を捌け口にして感情をぶつける人たち。

リスクを覚悟の上でお店で働いている従業員の方々が、クレーマー化している客から受けるストレスで疲弊していく姿。そして実際にそうなっているという情報。

インターネットでもあらゆる情報が入り混じっていて、なにが正しい情報なのかがいまいちわからない、不確かな現状。


それに加えて、必要な外出以外は基本的に自粛。


外食も原則としてテイクアウトのみ。

居酒屋、バーなどの飲食店も原則行かないこととされている。

よって飲み会もほとんどできないに等しい。(絶対ではないけど)


ライブハウス、キャバクラ、スナック、高級クラブなどはもはや行ってはいけない場所という認識になってしまった。(もっとも、今はもうやっていないかもしれない)


そして、一部の人たちにとって大きな意味を持つ風俗も。

生きる欲。人間の三大欲求である『性欲』にすらもいまは制限がかけられている異常事態だ。


人間は誰かの体に触れることで、そして誰かに触れてもらうことで癒しを得られる生きもの。でも、今はこんな心配が脳裏をよぎって、それすらも叶わない状況。


「相手がもしコロナを持っていたら。」

「もし自分が持っていたとして、相手にうつしてしまったら。」


いろいろなことがあわさってこの息苦しさを感じるんだと思う。

ストレスを発散したくてもその手段まで大きく制限されている。


『買い物』『外の空気を吸いに行く』『運動』は認められているけど、あとは自宅待機も同然の状態だ。


感染の拡大を抑えるためという目的のためには無理もない話。

ただ、かといってずっと家にいられるかというとそうではない。


今こそ、目の前の小さな幸せに意識を向ける時


人間の持つ気も、心も、停滞すると濁っていく。



こんな時だからこそ、周りにある小さな幸せ、日常にある小さな幸せに改めて目を向けるべきなんじゃないかと思う。


・太陽の光を浴びられる幸せ。

・外でおいしい空気が吸える幸せ。

・散歩している犬を見かけて癒される幸せ。

・暖かい太陽の下で、咲き始めた桜を見られる幸せ。

・こんな時でも働いてくれている人たちのおかげで欲が満たせる幸せ。

・おいしいものが食べられる幸せ。

・体を動かせる程度に健康でいられる幸せ。

・大切な人たちが今日も無事に過ごしていることがわかる幸せ。

・『労いの言葉』『感謝の言葉』をかけてもらえる幸せ。

・何かを手伝ってもらえる幸せ。

・天井のある、寒さをしのげる場所で床に就ける幸せ。

・今日も一日無事に終われる幸せ。

・また明日を迎えられる幸せ。

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どれも、日々の生活に追われているうちに当たり前のように感じられていたことばかり。

でも、その当たり前すらも脅かされようとしている今こそ、改めてそのありがたみを噛みしめる時なのではないだろうか。


目の前の小さな幸せに静かに意識を向ける。

その幸せが「今、ここにある」と身をもって感じる。

そして、その小さな幸せに感謝の気持ちを向けられるようになった時、私たちの心に平穏が少しずつ戻ってくるはずだ。




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