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いまの私たちにできることを考えてみた


「外出自粛の中でも、私になにかできることってないかな...」


ここ最近、ふとした瞬間によく考えていることです。


幸い、Twitterを再開してから情報を取りに行く先を変えたおかげで、社会を良くしたり、周りや社会のためを思って行動している人たちの様子が毎日タイムラインから伝わってきます。

その甲斐もあってか、私も未来展望の考えが前以上にできるようになってきているようです。


『正しい方向に力を使う』

『有事の時に正しい影響力の使い方ができる』


ここでいう正しいとは、"社会(必要としている誰か)のためになる"という意味です。

といっても、私は著名人の方々のように大金をポンと寄付できるわけでもないし、大きな働きかけができるわけでもない。


それでも、「小さくてもいいからなにか社会のためにできることはないだろうか」とずっと考えていました。


最終的に「個人にできることをできる範囲でやればいいのかな」という結論に達しました。

いろいろあると思いますが、インターネットを使うことに慣れている私たちの世代ができることは『有益な情報を(シェア)拡散すること』『個人にできる範囲で経済を回すこと』。主にこの2つです。


一人ひとりの規模で考えたら取るに足らないものかもしれませんが、積み重なれば大きな力になるからです。


今回は、この状況で私たちにできることに焦点を当てた内容を書いていきます。


人との接触を可能な限り避ける


これは言うまでもないですね。すでに皆さんが日々取り組んでいらっしゃることだと思います。いつも本当にお疲れ様です。

ただ、中には覚悟を決めている方もいらっしゃると思いますが、5月以降も外出自粛などの対策は続いていくでしょう。

コロナウイルスがきっかけで、私たちの生き方そのものが変わってしまいました。もう今年の初めまでの時代に戻ることはないと割り切って、変わっていく必要があります。



このnoteでも書いた通り、1年、あるいは数年続く前提で動いていく必要がありそうです。


ちょうど昨日見つけた小林慎和さんのnoteにも、働き方だけでなく、人間関係2.0をはじめとする、これからの『人類2.0』『地球2.0』について書かれています。



長期的に続くという前提で私たちができることは、最大限予防に努めるということがまずひとつあります。


感染力のこともありますし、どれだけ対策してもかかる時はかかると思いますが、私たちにできる対策を徹底して感染しないように努めること。感染者を増やさないこと。周りの人たちを守ること。


これが、医療崩壊を起こさせない一番の方法であり、最前線で命を張って今日も働いてくださっている方々の負担を減らすことにもつながります。

まさに『治療より予防』です。


先ほども言いましたが、どれだけ対策をしても感染する時は感染しますし、自覚していないだけですでに保菌している可能性もあります。対策をした上でそれでも陽性反応が出てしまったのであればもう仕方のないことです。

が、「私たちにできる対策はこれからも徹底していくという姿勢が大事ですよ」ということが伝われば幸いです。


有益な情報をSNSでシェア(拡散)する


良くも悪くも、SNSの情報は広まりやすいです。

が、有事の時にこそSNSの真価が発揮されるともいえます。

たったひとつの情報が生死を分けることもあります。


今は、多くの企業やお店が存続の危機に立たされていることに加えて、従業員の方々の生活も脅かされているような状況です。

現時点で使える支援制度についてまとめられた記事。note。ニュース。それらを紹介しているツイート。

いろいろあると思いますが、「これで一人でも多くの方に届けば助かるかもしれない」と、拡散することが誰かの命を助けることにつながるかもしれない。滑り込みセーフで手元にお金が届くかもしれない。


そんな一縷の望みを持ちながら、正しい方向に力を使うのも社会貢献になるのではないかと考えています。


もちろん、インターネット上に溢れている情報は玉石混淆。全てが正しい情報というわけではありませんし、憶測・考察の段階で世に出されているものもあります。


その情報を拡散する前にまず私たち自身で確かめる必要がありますが、有益な情報だと判断できたのであれば周知する。ハッキリしないことがあれば、その情報を引用して相談を持ち掛けるのもひとつだと思います。


私自身、Twitterのアカウント自体は5年ぐらい前からありますが、休眠期間が長かったので、今の時点でフォロワー数180近くの小さいアカウントです。


拡散力はそんなにないかもしれない。でもフォロワーさんの中には特定の情報を必要としている人がいたり、あるいは知り合いに必要としている人がいるかもしれません。

その人たちの目に届いて拡散されれば、またさらに拡散されていきます。


また、フォロワーさんではないけどよく見に来てくれている人たちも一定数います。その人たちの目に触れてアクションを起こしてもらえたとしたら、また多くの人たちの目に触れるチャンスが生まれる。

そうすれば、いずれは本当に必要な人に届くかもしれない。それなら、どんなに小さくてもやることに意味があるはずです。


また、今Twitterとnoteでの発信も強化しているので、将来的にアカウントが育っていったら、拡散した時により多くの方の目に触れるようになります。

ということは、私が続けていることにもひとつ大きな意味が生まれるのかなと勝手に解釈しています。


お金などの有形の資産ではなく、人とのつながりや信用など、無形の資産をもって社会に貢献するのも、微力であっても「いまの私たちにできること」なのかなと思います。


個人にできる範囲で経済を回す


もうひとつがこちら。

対面でのサービス提供に重きを置いていた会社やお店が悲鳴をあげている現状は、皆さんも承知の通りです。爆発的な感染拡大で売り上げが急激に落ちたり、廃業に追い込まれたところも少なくありません。


こんな時だからこそ、可能な範囲で経済を回すお手伝いも必要なのではないでしょうか。


これから給付されるといわれている10万円の給付金も、生活を支える当座の資金になります。

本来なら、将来を見越して「利回りのいいところに寝かせて複利効果で元本をどんどん増やす」という資産運用もできればいいのですが・・・ 正直、いまは経済自体が危ない。経済が死んでしまえば私たちの身も危なくなります。


助け合いの精神で、資金繰りに困っている馴染みのお店のサービスを利用して地域経済を回したり、既に来つつあるオンライン重視の流れを考えて設備投資に充てるといった使い方も、長い目で見れば有意義な使い方になりそうです。


10万円の給付金が支給された時の使い道の例

1. 知り合い・友人のお店(会社)のサービスに使って支援する


不可抗力とはいえ、馴染みのお店や応援していたお店・会社が苦しんでいるのはこちらとしても辛いもの。

資金繰りに困っているという話を聞いたのであれば、テイクアウトを頼むなり、サービスを利用する。あるいは、投資のつもりでなにかを購入することだってできる。


「これ、少ないですけど...」と微々たる金額であっても、実際受ける側になったらとても嬉しいものです。

「大切に想っています」「一緒に生き抜きましょう」という意思表示で生き抜く力を分けるのも、立派な貢献だと私は思います。


2. マスクが手に入ったら誰かに分ける、もしくは寄付する


すっかり貴重品になってしまったマスクですが、もし余裕が出てきたら、本当に必要としている人たちに分けるのもひとつのサポートの仕方です。


特に、医療関係者・ライフラインを維持してくださっている方々からは喜ばれると思います。


外出自粛が本格化してからというもの、インターネット上で注文をする人も多いと思います。それがテイクアウトであれ、Amazonであれ、楽天であれ。

でも、私たちの元に届くまでにいろいろな人が関わっています。そして、商品が届くとだいたいの場合、配達員さんから受け取ります。


今日もリスクを覚悟の上で配達してくださっている、そんな配達員さんにマスクを分けたら喜ばれた、という話も最近ちらほら耳にします。

私たちには出来ないことをやってくださっているからこそ、心ばかりのお礼としてマスクや差し入れを渡すのはどうでしょうか。


布マスクが一世帯に二つ配布されるといっても、それで需要が収まるかというとまだそうとは思えないのが正直なところです。(カッコ悪くて家以外ではつけたくないと思ってる人もいるでしょうし...)


ドラッグストアの前で並ぶ人たちは今もたくさんいますし、マイナンバーで管理したり、地域で取り組みをしていかないことには本当に必要な人に行き渡らない状態が続いたままになります。


先日入ってきたニュースでは、福井県はマスク購入券なる取り組みを始めるそうです。こういう取り組みが増えればマスク不足は徐々に解消されていくかもしれませんが、まだ当分先の話になりそうな気がしてなりません。


あるいは、医療やライフラインに関するクラウドファンディングが今後出てきた場合は、そこに寄付をして役立ててもらうのもいいかもしれません。

『マスクを医療従事者に』と銘打たれたこちらのクラウドファンディングも記憶に新しいですね。※現在は終了しています。


これは立派な社会貢献なので、生きたお金の使い方になります。

私たちは外出を自粛して感染を拡げないように努める。そして、私たちが取れる方法で最前線で戦ってくださっている方々を支援する。

外出を控えている中でもできることって意外とあるんですよね。


3. 意味のある消費や設備投資に充てる


経済が冷え込まないように消費に充てる!

経済を回す手伝いをするのも立派な社会貢献です。


といっても、ただ使うのではなく、意味のあることに使いましょう。

たとえば、書籍を買ってこの機会に勉強をしたり、座る時間が長いのであれば、ゲーミングチェアのような体にやさしい椅子に投資をしたり。


Zoomなどを使ったオンライン通話での印象を良くするために、カメラ、ライト、高音質マイク(USBマイク、XLRマイク)を買ってみたり。


あるいは、カフェに行く機会がすっかりなくなったという方は、この機会に自分でコーヒーを淹れるための設備を整えたりとか。DIYをはじめてみたりとか。


この機会だからこそできることも、見直してみようと思うこともあるはずです。

長い目で見て役に立つものであれば、それは浪費でも消費でもなく、意味のある"投資"になります。そして、お金を払うことで経済が少しでも潤うなら、まさにWin-Winですね。


今は利他の精神で助け合いながら乗り越える時期。でも無理のない範囲で。


ということで、いまの私たちにできることを考えてみました。


お金に余裕はないけど、SNSのアカウントを持っているという方は、お金を使う代わりに有益な情報を拡散することも一種の貢献になります。最初は小さくても、それが拡がっていけば大きな力につながるかもしれません。


これから話が進んでいくと思われる給付金についても、今を生きられる分を確保しつつ、社会に還元するもよし。今回挙げた全部にまんべんなく充てるもよし。

お金に余裕のある方は一点集中するのももちろんありだと思います。


他にも、失業して住む家もなくなってしまったなど、とても深刻な状況に陥っている大事な友人・家族を支援するために使うという道もあるでしょう。

いろいろ有益な使い道は考えられます。人それぞれなにが正しいかは異なるので、どれも正解になり得るんだと思います。


個人にできることは限られていますし、小さいものかもしれない。

それでも、その善意が積み重なれば大きな力になります。


利己的になってお金を貯めこむよりも、利他の精神でお金や善意の循環を回していくことが今の世界には必要です。それが巡り巡って自分自身を助けることにもつながります。


「人のために」という言葉を聞くと、偽善と呼んでくる人もいます。が、周りが全員守りに入ってしまったら、私たちが危機的状況に陥った時に辿り着くのは死です。


人間、いつ死ぬか分からないんです。

それは明日かもしれない。いまは大丈夫でも、私たち自身もいつか感染するかもしれない。『明日は我が身』なんです。


でも、誰か一人が手を差し伸べてくれたとしたら、その明日を生き延びられるかもしれない。


周りが身を護るのに精いっぱいになっている中で、誰か一人が「少ないかもしれないけど」と持っているものを分けてくれたとしたら・・・どう感じますか? 


ものすごく嬉しいですよね?


差し出してくれたものに対してもそうですが、その相手の気持ちからも力をもらうことができるし、助けた人自身も前向きな気持ちになれる。


人の役に立つことは、すなわち自分のためでもあるんです。人に対しての行いは何らかの形を取って自分にも返ってきます。


誰かを助けたり、誰かに価値を与えることに努めてきた人は、いざという時に周りも助けてくれるようになります。

逆に誰かの悪口を行ったり、自分はなにかを求める一方で相手には差し出さないという利己的な行動を取り続ければ、いざという時に見捨てられます。


見返りのために奉仕をしろということではありません。『因果応報』という言葉もあるように、自分のしてきたことは私たちには分からない形で巡ってくる、ということなんです。


自分自身が生き残ることも確かに大切ですが、できる範囲でいいから良い循環を回していけるように周囲に、あるいは社会に向けた行動を取ることも意識していきたいものです。


経済が死んでしまったら私たちも一気に死に近づきます。

ライフラインが途絶えたら今以上に私たちの命が危機に曝されます。ますます心の余裕がなくなって、海外のような暴動だって起き始めるかもしれない。


今は助け合いながら一緒に乗り切っていく時です。


少しずつでいい。無理のない範囲でいい。


『与えよ、さらば与えられん』の精神で、

できることから少しずつやっていきましょう。



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