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4年ぶりに日本を出てみた。|シンガポール旅行記(1/2)

2024年2月中旬、シンガポールに行ってきました!

小さい小さい言われて期待しないで行ったら意外と大きかったマーライオン。


結構前の話になるのだけれど、せっかくなので旅行の記録をしたためたく。

どうしても海外に逃亡したかった

2023年10月ごろ、とにかく私は海外へ旅に出たかった。
なんでかはよくわからない。



2021年に大学を卒業した。当時はコロナ禍真っ只中。

大学に入った頃から、なんなら高校生くらいから、大学4年の就活終了後はたくさん海外に行こう!フランスと、フィンランドと〜台湾も何気に行ったことないから良いな〜色々行きたいな〜なんてずーっと思っていた。
だがしかし、とてもじゃないけれど海外なんていけなかった
(それでも卒業旅行はしたくて、緊急事態宣言が出ていない安全そうなタイミングを狙っては四国一週したり、九州の福岡/大分/熊本を周遊したり、伊東や大磯などの近場に遊びに行ったりしていた。あれはあれで楽しかったな)。


そのまま就職して、がむしゃら働き2.5年。
なぜかフォローしているほぼ面識のない後輩たちが海外での卒業旅行を満喫しているのをインスタのストーリーで見かけたり、知り合いがワーホリに飛び立っていたりしたのを見て、コロナ禍以降日本を全く出ていない自分が、ひどく狭苦しい人間になっているような気がしていた。※多分ただ働きすぎてて遊びたかっただけ

「とりあえず海外にいきたい!!!」この欲望を手っ取り早く満たすべく、友人と旅の計画を立て始めた。

行き先をシンガポールにした理由

①比較的短時間のフライト&旅程で行けるから

シンガポールは日本から直行便で8時間ほど。意外と短くて行きやすい。

②英語圏で海外感を感じられそうだったから

これは完全に雰囲気問題。
①の観点だけだと、行き先は韓国とか台湾とかの近場でも良かったのだけれど、日本人が多くて日本語が通じすぎる感じが、なんとなく「海外逃亡」感を薄める気がした。

③清潔だから

久々の海外にビビってる感がすごいな。
大学生の頃、韓国で風呂なしエアビーに泊まってもへっちゃらだった自分はどこへ。

④旅費を抑えられるから

例えばグアムだとフライト+宿で30万円ほど。対してシンガポールだと15万円ほど(当時調べていた時のメモによると、ですが…)。
物価もヨーロッパやハワイほど高くなく、買い物もしやすそうだった。


こんな感じで、「どうしてもマーライオンの水飲みたい!」みたいな明確な理由ではないチョイスだったのだが、結果的に大満足の旅でした。

中学2年生の頃からの友人。
本当に一番好きな食べ物はさくらんぼだが、ぶりっ子だと思われるのを避けるべく最近はセロリと言っているとのこと。


とりあえず暑い気候の場所では派手な色柄のワンピースを着ておけばどうにかなると思っている。


結構無理矢理な旅程

そこそこのキャリアウーマン長時間労働者である我々。
そもそも土日休みのO木さんと平日休みの私が日程を合わせること自体、とても大変なのである。
色々と模索した結果、日曜日〜水曜日の4日間で、わたしが日曜の午後会社から直接空港へ行き、夜の便で出発、夜中着。月曜日(祝日)〜火曜日の夜まで観光、火曜日の深夜シンガポールを出発、水曜日の朝空港着。そのままO木さんは帰宅後在宅勤務、、、という、なかなかのスケジュールでの決行となった。弾丸感があっていいねえ!

予定を合わせられた瞬間のLINE。3つ目のフォントなんて本当に何が書いてあるのかわからない。

ちなみに私は出発前日である土曜日になぜか地元の飲み会に行き、とっっっっっても大好きなバンド「ハンブレッダーズ」のボーカル・ムツムロアキラのオールナイトニッポンをリアルタイムで聴くために朝3時に起床(最早寝ていないのでは?)。聴きながら荷造りをして会社へ出発。若いな〜〜〜。


数年ぶりの成田空港国際線ターミナルでテンアゲ

もう出発前から超絶ハイテンション。
なんてったってすっっっっごく久しぶりの空港(しかも国際線)!!!
成田エクスプレスに乗るのだってウッキウキ。

空港についてから、タリーズで一息つきつつ本屋で文庫本を購入。
こういう時間がいちいち楽しいのよね。
ちなみに私が仕事着から着替えたりしている間に、O木さんがeSIMなどの手続きを先に進めてくれていた。本当にいつもありがとう。

常夏のシンガポールに向けて、真冬の成田空港も夏服で挑むってわけ。

その後、ウキウキ顔のままチェックインし、搭乗便が映し出されている液晶を指差して写真撮ったり(ウキウキすぎるだろ)、途中でO木さんの彼氏から電話がかかってきたと思いきやありえないくらいガッッッッサガサの声で超絶大笑いしたり(失礼すぎるだろ)、そんなこんなで搭乗。


浮かれポーズなO木さん。
何て言ってるか全然聞き取れなかった。電話越しにたくさん笑ってごめんなさい。

機内食もウッキウキで完食。機内食、好きなんですよね。

生野菜のサラダが付いててありがたかった!


飛行機で観れる映画を物色していたらラインナップになぜか「ゆとりですがなにか インターナショナル」があったため、それを観て心の中で大笑いしてたらあっという間の到着。


シンガポール・チャンギ空港に到着!!!

超超超綺麗!!!!なチャンギ空港。
綺麗すぎて日本かと思った。

ジュエル(夜中なので水は出ていない)


とはいえ、空港に着き入国審査を終えられたとき、既に夜中の1時30分。
行列に並び、タクシーに乗り込み、ホテルへ直行しました。

ちなみにシンガポールは常夏の国なので、到着した時点で半袖。
真冬の日本から訪れるシンガポールで感じられる暖かさってとっても贅沢。


到着1日目、観光スタート!

確か9時ごろに目覚ましをかけたはずなんだけれど、ホテルを出たのは10時30分ごろ。
まあそんな日もあるということで、朝ご飯を食べに【Ya Kun Kaya Toast】へ!

結構並んだ。


シンガポール名物の「カヤトースト」は、朝食の大定番。
薄いトーストにココナッツと卵が主な原材料の「カヤジャム」をたっぷりつけたもの、それを醤油を少しばかり垂らした温泉卵につけて食べるのだ。
並んで並んで、注文して、席をなんとか取って、番号が書かれたシートをもらって、待機して、待機して、やっとの思いで我々の手元へ。


※本来は甘いコーヒーを合わせるのがデフォルトっぽい


一口齧った瞬間、かなりもったりとした甘さのトーストに、卵のしょっぱさが合わさり、口の中で混ざり合う。ロイズのポテチもびっくりなマリアージュ。

お昼前のやわらかな日差しと、少し遅めの朝食を食べにきた現地のほのぼのファミリーが醸し出す和やかな雰囲気も相まったのか、
私はこの時、本気で「生きてて良かった…!」と思った。冗談ではなく。

シンガポール旅行前、年が明ける2ヶ月前くらいから、ずーっと憂鬱とした気分が続いていた。なんか、色々あった。
寝れなくなったり、食べられなくなったり、それの繰り返しで、年明けからは特に体調が悪く、毎日が長くて仕方なかった。鬱な気分を吹き飛ばすように仕事して、飲んで、遊んで、仕事して。それでもふと一人きりになった時、勢い良く吹き飛ばしたはずの憂鬱が、ブランコのように戻ってきて、それは私をさらに一層暗くさせた。晴れている日に外に出ても、太陽の明るさに痛みを覚えた。ずっと頭がいろんなことでごちゃごちゃとしていたし、でも元気なふりをし続けなくてはいけなくて、虚勢を張り続けていた。

そんな私が、仕事もそこそこに日本を飛び出し、異国の地であんまいもの食べて、深呼吸している。

ああ私、今なーんにも考えていないかも。

この旅の間は、ずーっとこんな感じで、なーんにも考えなくていいいんだな、と思った。
すっごく久しぶりに心が軽くなった。

多分、この時の空気のにおい、一生忘れないと思う。



お腹いっぱいになったところで、練り歩き開始。
都市部は道が平地で(時々舗装されていない道路もあるけど)、ちょっとごちゃついた見飽きない街並みで、歩いているだけで楽しい。

そしてなんで行くことになったのか全然覚えていないのだけど、ショッピングモールの【ブギス・ジャンクション】へ。


シンガポールで買い物といえば!な【チャールズアンドキース】で鞄と靴を物色したり、現地のブランド【PEDRO】でO木さんが可愛いモカシンを買ったり、モールに入っていた全然知らないブランドで私がワンピースを買ったり(また?という感じの袖なし派手ワンピ)。

購入から約半年後、石垣島で着た時の写真


やはり女子旅とは買い物に始まり買い物に終わるのだ。


そのまま近所をふらふらし、【スィフル アロマティックス】へ。

これ全部アロマフレグランス。可愛い。
キャンドル集合地帯。可愛い。

所狭しと並ぶ香水とキャンドル。ボーナスが出たら必ず香水を買い、またキャンドル集めを趣味の一つとしている私にとっては、夢のような空間でしたね。
今回はキャンドルだけ購入したけど、カスタムフレグランスも作れるみたいなので、いつかまた行けたらいいなあ。


【Tibet】サンダルウッドとフランキンセンスの香り。かなり深みがあって落ち着く。diptyqueのTAMDAOとかアポテーケのpossessとかが好きな人は好きだと思う。


そのまま【Haji Lane】を散歩し、なぜか韓国プリクラ機があったのでノリでプリクラを撮ったり、格好良さげな建物に立ち寄ってみたりと、かなり自由な散歩。

そのまま【シンガポール博物館】をふらふらして、ついでに【プラナカン博物館】の入り口付近も散歩。※この旅は本当に散歩と茶しばきばかりしていますが、私は日本にいてもこんな感じなので、大目にみてください。

プラナカン、建物がとっても可愛かった!ミントグリーンと白。
博物館の階段裏。私も家を建てたら階段裏を装飾したい。どうだろうか。


たっくさん歩いたので、休憩しよう!ということで、【ラッフルズシティショッピングセンター】へ。

シンガポールといえば!な【TWG Tea】でお土産に買いたい茶葉に目星をつけつつ、そのまま紅茶をいただきました。

所狭しと並ぶ紅茶。夢。
日本以上に湿気の多いシンガポールでは、髪の毛をぐるぐる巻きにしていたとしても、おやつの時間にはどストレートに戻ってしまうのだ。


まるで貴族。

紅茶といえば、いつもマグに直接ティーバッグとお湯をぶち込みアチチとなりながら啜っている身。
大きくて重い、いかにも洗いにくそうなポットから、ちょっとしか注げないような浅いカップにちまちま注いで飲むスタイルが贅沢すぎた。
そして一緒に頼んだデザートも美味しかった!
振り返るとこの日、今のところ甘いものしか食べてないな?

ホテルで食べるためのマカロンをついでに購入し、また散歩へ(6つでワンセットなのだけれど、二人で6つかな〜と思っていたのに気づいたら一人で6つ選んでいた。ちなみにめっちゃくちゃ美味しかった)。

ラッフルズホテルに寄ってみたり(明日また中をふらつく予定)、マリーナベイサンズとマーライオンを眺めに行ったり。

浮かれ観光客の自撮り写真は大体ややブレ。

そのまま30分ほどクラーク・キーを散歩。京都の鴨川といい、川べりに栄えた飲み屋街をひやかし散歩するのってだーいすき。

鴨川等間隔というよりは各々好きなところに座り込んでいる感じ。ここもやはりデートスポットなのだろうか。
ハッピーアワーの看板も出てて楽しそう。

そしてそして、今回の旅の中でもとっても楽しみにしていた【ジャンボシーフード】へ!
水辺が綺麗だからとリバーサイド店を予約しておいたのですが、大正解すぎた。


前のめりにならざるを得ない

頼んだのは、名物ジャンボチリクラブと、マントウ(揚げパン)、アスパラの炒め物、海老の揚げ物。

チリクラブは量を自分たちで選べます。我々は「食べることが大好き!ただ大食いとは限らない。」の典型的パターンで結構キャパシティが狭いため、800gほどで注文しようと思っていました。だがしかし店員さんに「1キロからしか頼めないよ!」と言われ(本当か?)、やむなく1キロを注文。

でもね、これが意外と、(ギリ)ペロリといけたりして、大満足。
そして海老の揚げ物は見た目と裏腹の甘さでとってもびっくりした。
チリクラブのソースをマントウにつけて食べるのが美味しいよ!

ちなみに、ジャンボシーフードは公式サイトでネット予約できるのですが、1月末(旅行2週間前)に予約ページ見たら20時しか空いておらず。チリクラブを頼むと出てくるのに1時間弱かかるので、21時ごろ食べ始める感じになりました。
旧正月とかぶっていたから現地家族連れが多く混んでいたのかもしれないけど、早めに予約をしておいた方がいいかもしれません※お店によると思いますが…。


そんなこんなで1日目終了!ホテルに到着したのが23時ごろ、1時頃就寝。
想定より長くなってしまったので、2日目は次の投稿にて。

東京メトロとかでは絶対にやらないのに海外のホームだとこういうことしちゃう。







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