スウェーデン流!自然保護区で楽しむ大学院オリエンテーション!
Hej hej! It's nana 🌈
先週から始まった私の学科のオリエンテーションウィークですが、とにかくみっちりスケジュールが入ってて、他のことができないくらい忙しい一週間でした!😵
ルンド大学が企画している新入生のためのイベントに時間が合わなかったり、ネーションの登録や生徒会のメンバー登録もいまだにできていなかったりと、まだやらなくてはならないことばかりです😅
そんな充実した学科のオリエンテーションウィークでしたが、水曜日と木曜日はスコーネ県にある自然保護区にて一泊二日のプチ合宿がありました!
これはルンド大学が企画したイベントではなく、私たちの学科の伝統的な行事らしく、何十年もの歴史があるとのことでした😳
Kullaberg自然保護区
スコーネ県の北西にある海岸沿いに、Kullabergという自然保護区があります。
ここの自然保護区はスコーネ県で一番人気の自然保護区で、森の中をハイキングするだけでなく、崖でロッククライミングや海まで下りて泳ぐこともできます🏕️
私はルンド大学に入ってすぐスコーネ県を回る校外学習があり、三年前に一回来たことがあるのですが、今回のオリエンテーションの方が滞在時間も長く満喫することができました!
1日目: 最初の「儀式」
このオリエンテーションを自然保護区で行うということで、最初に「儀式」が行われました。
先生方の一人が「森の守護神」になり、各グループ事前に準備して行ったダンスや曲を披露し、その守護神に「認めてもらい」、森へ入るのを許可してもらわなくては参加できないという細かな設定まであったのです😂
また、その後は一人ずつ守護神に挨拶をするというルールも…笑。
私のグループはバンダナとバナナがトレードマークだったので、各メンバー挨拶をすると同時に守護神にバナナを捧げてきました🍌
先輩からこの最初の儀式は「カルトっぽくなる」と聞いていたものの、想像以上に設定に凝っていて、逆に教授方の努力に感動しました😂
1日目: グループに分かれてオリエンテーション
私のクラスには33人生徒がいるため、5つのチームに分かれて1日目は行動しました。
各グループ行かなくてはいけない「ステーション」のスケジュールが書かれた地図を渡されたのですが、簡単に読めないようになっていて、3年間地理学を学んでいた私でも読めない地図でした笑。
どのグループもテーマが違う5つのステーションに指定された時間を目標に行くのですが、急な斜面を登って下る繰り返しで、スヴァールバルで経験したハイキングよりもかなりハードでした😩
中にはロッククライミングを体験できるステーションもあり、高所恐怖症の私は「絶対に無理」と決めていたものの、チームメイトが登っているのを見てだんだんやってみたくなり、怖くないところまで登ってきました!
私は155cmと低身長で更に短足なので、そこからは登れなくてギブアップしたのですが、想像以上に楽しかったです!
最後のステーションがよりによって山の頂上にあって、本当に足がもぎ取れるのではないかと思うくらい最後の登りはキツかったです😂
それでもチームの仲間とは距離が縮まっただけでなく、お互い信頼できる仲になれたし、それがこの合宿の目的だったんだろうなと実感しました。
1日目: 夜
この日は一年上の先輩が数人ボランティアとして駆けつけてくれていて、夜ご飯も先輩が作ってくださりました🥹
ベジタリアンだけでなく、ヴィーガンのクラスメイトも結構いるので、夜ご飯はヴィーガンタコスでした。
言われなかったらヴィーガンと分からないくらい再現度が高くて、とても美味しかったです😍
その後はデザートまで用意されており、ちょうど疲れて甘いものが食べたくなっていた私たちにはピッタリのメニューでした。
デザートはみんな大好きスウェーデンのチョコレートケーキ “chokladkaka” とアイスクリームといちごでした🍰🍓
夜遅くまでパーティーがあり、寝る前にキャンプファイアの周りで学科の曲や "Wonderwall" "I'm Yours" "Love Story" などいわゆる「懐かしの曲」をみんなで歌って初日は終了でした。
2日目: クラスメイトと仲良くなるアクティビティ
2日目も7:45に朝食というスパルタなスケジュールから始まり、10時からその日オリエンテーションを行う場所へ歩き始めました。
「2日目は1日目に比べて全然楽」と聞いていたのに、めっちゃ歩くではないかーっっっ!!!
しかも急な坂どんどん登るではないかー!!!
ぐっすり寝れていたものの、流石に筋肉痛もあり、汗だくだくになりながらもなんとか着きました😅
2日目はペアになって、一人が目隠しをしてもう一人がガイドになって行うアクティビティが色々ありました。
その中でも面白かったのが、目隠しをした相手を木まで連れて行き、その目隠しをした相手が木をハグしたり、触ったりして、どの木を触ったのか当てるというゲームでした!
マイナスイオンをたっぷり浴びることのできた森林浴はとても気持ち良かったです。
また、みんなで輪になり一人ずつ「この学科に対する希望」と「この学科に対して心配していること」をシェアする機会があり、お互いに自分の気持ちをさらけ出してオープンになれたのも良かったと思っています。
おまけ: 夏のスウェーデンの自然に潜むハイカーの天敵
スウェーデンに来てからハイキングに行くことが増え、だんだん自分もアウトドアを好むようになってきたなと実感します。
そんな自然豊かで緑が綺麗なスウェーデンですが、夏はマダニが大量発生する季節なのです😱
噛まれるとTBEというダニ媒介脳炎やライム病になるリスクもあり、常にマダニ除けを持ち運ぶ必要があります。
今回も教授からしつこく気をつけるよう言われており、友達同士でお互いの体にマダニがついていないかチェックしたぐらいでした😂
TBEを予防するワクチンはあるものの、ハイキングに行く数ヶ月に打たないと効かないそうで、今回は間に合いませんでした。
日本の小学校にいた頃は遠足の時も、こんなにマダニ予防を心がけることは言われたことがなかったので、スウェーデンに来た当初はある意味ショックでした。
先週から始まったオリエンテーションも木曜日で終わってしまい、明日からはいよいよ正式に講義が始まります。
私は何でも後回しにする癖と何でもスローになってしまう癖があるため、そこを気をつけながら大学院生活を楽しみたいと思います😅
理学部の環境委員長の仕事も始まり、今週最初のミーティングがあります。
学科のクラスメイトとは全く違うメンバーとの委員会なので、これが良い気分転換になったらいいなと願いながら環境委員長も頑張りたいです✨
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🇸🇪
Hej då!
nana <3