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後輩夫婦と私達夫婦の平和なカタンで起きたこと


数年前に後輩夫婦宅で初めてやったボードゲームの話。

皆さんはボードゲームは好きだろうか?
現在は様々なかたちのゲームが出ていて、ボードゲームカフェまである。

私の夫はボードゲームが好きなようで、たまに買ってきては私相手に遊んでいる。

そんなふうにボードゲームをしている事を知っていた後輩夫婦。
遊びに行った時に後輩が出してきたのが「カタン」という有名なボードゲーム。

名前くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。

知らない方は、ウィキペディアを一読していただくと良いと思う。

さて、このカタンというゲーム。

出してきた後輩夫婦も、私達夫婦も
全員が未プレイという、まさかの状態だった。

私「え?買ったのにやってないの?!」
後輩「3人はいないと出来ないし…koedaサンたちとやりたくて!!」

というわけで、誰もルールすら知らないままにスタートした。

ウィキペディアを読んでない、でも知らない、かったるいという人に一言で説明すると「無人島を舞台にした陣地取りゲーム。」

このゲームは相手と交渉出来るシステムがある。

プレイヤーが手番で振るサイコロ2つの合計と同じ数字の土地から、木材、レンガ(土)、小麦、鉱石(鉄)、羊毛といった土地に対応した資源が産出する。
交渉によるプレイヤー間での資源の交換が随時可能。ただし基本的に交渉を持ちかけるのは手番のプレイヤーに限る。

Wikipedia

開拓に必要な資源を開拓のライバルと「交渉」出来る。知恵を絞って、相手からいかにぶんどるか
が開拓の鍵なのだが、このルールをよくわかっていない、そもそもカタンをよくわかっていない仲良し開拓者4人は、とても平和的にカタンを進めた。

どういうことかというと
後輩「あ、○○さん…羊の毛もってる…いいなぁ~欲しいなぁ~」
私「え?ん~…じゃあ、○○の持ってるレンガ3枚で手を打とう」
後輩夫「ちょっと待って!!俺と交換してくれたら藁1、レンガ1ですむよ~!!」
我が夫「……交換できるの、ない」

終始こんな感じで、仲良く、のんびりカタンをやった。
交渉が甘々というか、みんな仲良く領土を広げて行き過ぎた。
なかなか終わらないゲームに

後輩「このゲーム長いですね」
私「こんな長丁場のゲームあるんだね」
後輩夫「資源のカードなくなってきたよ」
夫「もう少しで全部の土地が埋まりそうだね」

口々に言い合う。

後に私達は知る。
カタンはもっと激しい攻防戦を繰り広げ、いやらしく交渉を繰り返し、もっとはやく勝敗が決するゲームだということを。


誰が勝ったかは忘れてしまったが、ボードの上はほぼ埋まり、資源カードも尽きかけていた。
建てられる建物もほぼ使い切り。
開拓が飽和状態。

後輩夫「なんかおかしくね?こんなゲームなの?」

その一言によって私達はここでしっかりゲームのルールを読み、YouTubeで動画を確認し、こんな資源の枯渇や、土地が埋まることはあまり無いことを知った。

後輩「平和にやりすぎた!もっと攻めてよかったんだ!!」

***********

私達は平和だった。
多少の交渉のゴタゴタはあれど、喧嘩するでも、奪うでもなく、優しく、相手を思いやり、出来うる限りの心配りで開拓をした。
全員がそれなりの土地を有し、それなりに資源を持ち、仲良く暮らしていた。
結果、資源はつき、広げることも出来ず、衰退していった。


そんな思い出を、思い出して考えたら
なんとも言えない気持ちになった。


平和って…難しい。


因みに、私はカタンのような交渉システムのあるものは途中まで交渉に乗り気だが、やる気をなくすとスッカラカンになっても気にしない為ちょっと向かない。勝つ気がないと面白くないゲームである。

革命家じゃないからなぁ。私。

私が得意なのは言葉で遊ぶゲームである。
出したカードの台詞で物語を作ったりするゲームは私の妄想族力が発揮される。

夫はパズル系が得意。
言葉遊びは苦手そうにしていた。


面白い。
ボードゲームは楽しい。

皆さんのおすすめボードゲームはありますか?
カタンやったことない人はぜひ。

サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。