大人の英語学習STEP①中学英語と発音学習で基礎固め
前回の記事でご紹介した「大人の英語学習STEP」について、もう少し詳しく解説していきます。
今回はSTEP1「中学英語と発音学習で基礎固め」です。
中学英語(英検3級レベル)は海外生活で必須
外国人と会話してみると、実は中学英語の範囲で事足りるということがわかり、びっくりすることがあります。
もちろん、仕事などになるともっと高いレベルの会話が必要になりますが、日常会話だと、意外と中学英語レベルで行けます。
もちろん、句動詞(Phrasial Verb)やイディオム(Idiom)と呼ばれるものをしっかり覚えて語彙を増やしていく必要はあるのですが、ベースは中学英語で変わりません。
(句動詞はイディオムはSTEP3で解説します。)
中学英語を学ぶなら、まずは市販テキストでOK
「よし、英語を学ぶなら、まずはオンライン英会話!」と思うかもしれません。
しかし、費用対効果を考えるなら、実はその前に中学英語(最低でも中1英語)を復習しておいたほうがよいです。
中学は義務教育なので、誰もが英語の基礎を学んでいるはずです。
なので、「中学英語なんて楽勝!」と思っている人であれば、英語学習をオンライン英会話から始めてOKです。
でも、もし「言われてみれば、中学英語も不安かも…」という人であれば、いきなりオンライン英会話で月額数千円も払ってしまうのは、もったいないかなと思います。
レッスン中に自分の言いたいことを英語で言えず、結局お金を無駄にしてしまう可能性が高いから。
(「自分の言いたいことを英語で表現する」についてはSTEP2で解説します。)
では、中学英語をどうやって学べばいいのか?
おすすめは、中学英語を対象にした市販のテキストを購入して学ぶこと。
今は中学英語向けのテキストがたくさん販売されていて、良書も多いです。
書店で自分の学習スタイルに合うものを選んでみてください。
もし英語にそこまで苦手意識が無いのであれば「中学英語を一気に復習!」と謳った本を1冊買うのでも問題ありません。
しかし、個人的には中1、中2、中3と段階を踏んで学ぶことをお勧めします。
1冊を1か月で進めていったとしても、早ければ3か月で終わります。
私の生徒さんを見てみると、早い人は1~3か月、ゆっくり進めて1年の人が多いです。
学習期間は自分のペースで調整してみてください。
「そうは言っても、自分でどうやって選んだらいいのかわからない」という方がいらっしゃれば、中学英語については以下のテキストをおすすめします。
※同シリーズで中2、中3とあります。
なぜこれをおすすめするかというと、「テキスト+動画+アプリ」のトリプル学習で独学でも楽しく学習できるからです。
私の英語講師仲間の間でも、「中学英語と言えばこれ!」と大人気のテキストです。
私も自分の娘(小学)に使わせていますが、小学生でも理解できるわかりやすさです。
英語に苦手意識があるのであれば、ぜひ一度見てもらえたらと思います。
・英語が苦手な中学生向けに作成されたものなので、解説がとても分かりやすい
・無料の解説動画あり
・無料のアプリあり
と、至れり尽くせりですよ。
ただし、上記のテキストでは「発音」までは丁寧に学べません。
発音については、「発音記号」か「フォニックス」のいずれかで、口の形と音を徹底して覚えていきましょう。
なぜ中学英語と同時並行で発音を学ぶ必要があるのか?
海外生活をするうえで大切なのは「通じる英語」を学ぶこと。
日本語と英語は発生方法が全く異なるので、正しい発音を知らないと、通じません。
悲しい事実ですが、ガチガチのカタカナ英語は通じないですよ…
(英語の雰囲気をつかんだカタカナ英語であれば、通じないわけではありませんが。)
通じなければ、せっかく学んだ英文法が意味を成しません。
では、「なぜ日本人は英語を発音できないのか?」
それは、発音のコツを知らないからです。
発音のコツさえわかれば、発音は何歳からでもできるようになります。
ネイティブレベルになるには長い旅であることは変わりないですが、「通じる英語レベル=海外で自分1人で買いたいものを買えるレベル」にするのは、難しいことではありません。
発音の基礎を学ぶなら、無料動画もいいけどテキスト1冊あると便利
詳しくはまた別記事でお伝えしますが、「発音のコツ」に行く前の段階で身に付けておくべき「発音の基礎」が、「発音記号orフォニックス」です。
発音記号は、日本の英語教育で昔から取り入れられているものです。
辞書を引いたときに、単語の横に「æ」や「ə」などで書かれています。
フォニックスは、最近耳にすることも多いと思います。
海外の子どもたちが幼少期から学んでいる発音ルールです。
どちらで学ぶのでも構いません。
とにかく、この「発音の基礎」を知ることから、発音学習は始まりますよ。
今はYouTube動画で発音レッスンを載せてくれている方が多いので、そういう動画を見て学ぶのでもOKです。
もし体系的に学びたいのであれば、1冊本を用意しておくと安心でしょう。
念のため、おすすめ書籍を紹介しておきますね。
★発音記号:
『英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる』
★フォニックス:
今回ご紹介した「中学英語と発音学習で基礎固め」ができたら、同時にSTEP2も進めていきましょう!
(次回記事で紹介しますね。)