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「良かれと思って、過ちを行い、苦しみを増やす」のは悲しいです。GOTOトラべルで感染が増えるのなら、4ケ月前から感染が増え続けたはずです。今になって急に増えたのは、寒くなったからです。無駄にGOTOトラべルをやめても、経済が疲弊するだけで感染は減りません。 ●知事会、GoToトラベル除外を 感染急増、機動的対応求める


 全国知事会は23日、新型コロナウイルス対策本部の会合をオンラインで開き、国への緊急提言の素案を示した。菅義偉首相が運用見直しを表明した観光支援事業「Go To トラベル」に関し、各都道府県が地域の感染状況を「ステージ3(感染急増)」と判断した場合、事業の対象から除外するなどの機動的対応を要請。キャンセル料への財政支援も求めた。
 ただ素案は、具体的な対象地域には言及していない。
 飲食業界の支援事業「Go To イート」を巡っては、各都道府県が地域の感染状況に応じて飲食の人数制限を柔軟に適用できるようにすべきだとした。
【引用終わり】
「人が移動するから感染が広がる」という《虚構》をなぜ皆が信じるのか?私には不思議でなりません。
 この3日間、同じ事を書いていて「お前は飽きないのか?」と言われそうですが、私はGOTOトラベルを政府がやめてしまうと、「人が移動すると感染するという」という迷惑な《虚構》を政府が承認した事になってしまって、人々が「全く無駄な苦しみで苦しむ」という不条理な状況が、嫌でたまらないのです。
GOTOトラべルを始めて4ケ月。GOTOトラべルで感染が増えるのなら、4ケ月前から増え始めるはずです。しかし、開始日の7月22日から、1ケ月ごとの感染者数をみると次のようになります。
7月22日…795人
8月22日…984人
9月22日…331人
10月22日…617人
11月22日…2171人
このように、GOTOトラベルをしていても、先月までは感染者数が、横ばいです。
この数字をいじくって
7月22日…331人
8月22日…617人
9月22日…795人
10月22日…984人
11月22日…2171人
であるならば、GOTOトラベルが原因で感染者が増えた事にもなるかもしれませんが、事実の数字は違います。GOTOトラベルで旅行者を増やしていても一時は感染者が減少したのですから、「感染者の増減の主たる理由はGOTOトラベルではない」と数字は証明しています。
減少傾向にあったピークは8月で9月に減少した。そして今11月になって急に増えた。この間、何が変わったのか?人々がコロナ対応をやめたわけではありません。すると、残るのはただ一つ。人間の活動埒外の事。気候が夏から秋、そして初冬に変わった事だけです。
季節が変わったから感染が増えたのならば、GOTOトラベルを続けてもやめても、感染者が増える事を止められません。
感染者Aさんは、旅行先へいってマスクを外して飛沫を飛ばして会食すれば感染を広げますが、旅行へ行かなくても地元でマスクを外して飛沫を飛ばして会食すれば感染を広げるからです。
何度も言いますが、仮に感染していてもマスクをして飛沫を飛ばさないで移動する分には、殆ど人に感染させないようです。
なぜならば、毎日何百万人もの人が電車で移動しています。もし、マスクをしていても電車に乗り合わせたただけで、またすれ違うだけで感染するというのならば、日本での一日の感染者が2千人の訳はありません。毎日数万・数十万の人が感染するはずです。
今は、密閉した空間で「マスクを外して飛沫を飛ばして会食・カラオケをすれば感染を広げる」ということが解っています。だから、「楽しい会食を止める」「楽しいカラオケ会を止める」事は必要です。
しかし、移動・旅行を止める必要はありません。
GOTOトラベルはOK。レッツ・ゴーです。
GOTOイートはNG。チェインジ・テイクアウトです。
事実の数字が全く逆の事を証明しているのに、「人が移動するから感染が広がる」という《虚構》をなぜ皆が信じるのか?私には不思議でなりません。
 今世論は、「GOTOトラベルを止めよ」熱狂しています。GOTOトラベルやめても続けてもコロナの流行の深化には関係ないのに、「GOTOトラベルを止めて、経済を傷つけて、人々の苦しみを人為的に増やそう」と合唱しています。
奈良時代・平安時代に疫病が流行った時に、人々が加持祈祷をすれば疫病が鎮まると考えて、皆で集まって祈った為に却って疫病を流行らせてしまい、人々の苦しみを増やしたことと、そっくり同じ事をしようとしています。
「良かれと思って、過ちを行い、苦しみを増やす」
これは、最も悲しい事です。
だから、私はできるだけ多くの人に、冷静になって頂きたいと切に願うのであります。

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