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テレビ朝日が過去最大感染者の恐怖をあおるのではなく、まともな報道をするのは、視聴率が稼げている五輪を中止にしたくないからでありましようか?【引用開始】●過去最多の東京 都幹部「医療体制すぐ崩壊しない」


"過去最多の東京 都幹部「医療体制すぐ崩壊しない」"
東京都では27日新たな感染者が2848人となり、…過去最多となりました。  
(これに対して) 都の福祉保健局長は ワクチンの普及で重症化リスクが高い65歳以上の新規感染者が大きく減ったこと や コロナ患者用の病床が確保されている ことから「1月とは状況が異なる」と強調し 「現状ではすぐに医療体制が崩壊し、1月のように死者が出ることはないと考える」との見解を述べました。  
一方で都は26日、医療機関に対して新型コロナ患者の病床を最大限確保するよう改めて要請し、予定していた手術の延期や一部の診療科の停止なども検討するよう求めていました。
【引用おわり】
昨日27日の東京の新規感染者数が過去最大になったのですから、テレビ朝日・朝日新聞の平常運転だったら、「さっそく五輪に噛みつく」ところです。
曰く「五輪を開催しながら、外出を自粛いて欲しいなどという虫のいいお願いを都民が聞くはずはない。この感染拡大は五輪のせいだ。五輪の開催を決めた、組織委員会と政府のせいだ」
→「国民を守るためには、五輪を中止するしかない」
→「五輪中止論でマスコミが盛り上がる」
→「五輪中止論世界に報道される」
→「五輪の盛り上がりに水を差すことに成功・合わせて、世界における日本の信望を下げることができる」
ですから、朝はちょっと用事で視れなかったのですが、羽鳥慎一モーニングショーの玉川徹氏あたりが「勇気をもって、五輪中止を考慮すべき。英国のコーンウォールはG7のあとで感染が7倍になった、東京の感染が2万人を超える事も…」などと言っていそうだと思って、11時過ぎにネットをみたら、残念ながら玉川氏は今日はそんな発言はしていない様でネットにはみあたりません。
ネットには、26日に玉川徹氏、五輪開催に「パンデミックの中で感染状況が悪化しつつあることを、絶対に忘れてはいけない(スポーツ報知)」と言った。
27日に「玉川徹氏、五輪開催を「今でも賛成しきれていない」五輪後の感染爆発は「絶対に避けなければいけない(スポーツ報知)」とあるだけです。
そのかわりに、「過去最多の東京 都幹部「医療体制すぐ崩壊しない (テレビ朝日)」がありました。
どうも、変な感じがします。
一体何で、テレビ朝日が まともで常識的で「国民が冷静になれる情報」を、報道するのか?
なぜ、いつもの報道しない権利を行使して、国民世論を「コロナ感染最大」→「大変だ」と煽らないのか?
それは、「五輪の途中中止」になんてことになったら、五輪始まって以来の不祥事で、世界史に残る日本の恥じになるので「中止は避けたい」と考えて、「コロナ感染最大」でも「国民が冷静になれる情報」を伝えようとしたのかもしれません。
または、いまは五輪で視聴率が稼げているので、下手に五輪に水をさして、日本国民の五輪嫌悪を盛り上げて視聴率下げたくないのでありましょうか?
私はエスパーではないので、語られぬテレビ朝日の「国民に冷静を促す報道」の真意は解りません。
ただ、27日に羽鳥慎一モーニングショーで玉川徹氏が語った言を読むと、テレビ朝日の本音が透けて見えるような気がします。
スポーツ報知より引用します。
玉川徹氏
「テレビの問題でもあるんだけど、オリンピックは確かに国民の関心事です。テレビは関心事に応えるべきだと私は思っているので、選手の活躍に対しても敬意を持ってコメントをしていきたいと思っているんですけど」…「一方で新型コロナも重大な問題だけど、メディアがオリンピックの方に重きがうつって、コロナへの関心が薄まっているというのを非常に心配している。このような影響が今後感染に表れてくるのではないかと、すごく危惧しています」…「オリンピックはお祭りだから、熱があってそれ以外のことを忘れさせてしまう力があると思う。僕はお祭りであるオリンピックをこのパンデミックの中で行うということに関しては、今でも賛成しきれていないです」…「お祭りが終わってみたら大変なことになっていたということだけは絶対に避けなければいけない」
「メディアもコロナの大変な状況というのは、毎日毎日きちんと伝えなければいけないと思っています」と話した。
この発言を要約すれば、「テレビは国民の関心事を伝える義務があるので選手の活躍は敬意を持って報道する。しかし、五輪と言うお祭りの熱気は国民に感染抑止を忘れさせるので、やはり五輪の開催は問題だった。政治は結果責任なので、五輪後に感染が増加していたら、それは政府の責任だ」という意味だと思います。
つまり、テレビ朝日としては、五輪開催中は選手に敬意を表して「選手はこんなに頑張っています」と報道しますが、五輪が終わったら「五輪の施水で感染が増えた。政府が悪い」と報道するらしいです。
たぶん、玉川氏はテレビ朝日の社員なので、五輪後にテレビ朝日が「感染罰発! 五輪のせいだ! 五輪を開いた政府が悪い!」と、報道する為に昨日の朝こんな発言をしたのかなと、私はちらっと思いました。
つまり、今は五輪一色でも、五輪後の方向転換は、玉川氏の「だから言っただろ」から始めれば、さほど不自然でもないからです。
もしかしたら玉川氏は、批判を引き受けながらテレビ朝日の意図を拡散させる、古き良き日本の武士道的愛社精神をもっているのかもしれませんね…。世の中何でも裏がある。とするとこんな風にも考えられます。
ただですね、マスコミの皆さんには「コロナ感染最大」→「大変だ」と煽ることが、今の日本全体にどれだけ悪影響を及ぼしているのか、冷静に考えて頂きたいと思います。
つまり、狭い視線で「愛社精神=集団への呪縛」に自分から縛られるのではなくて、広く国全体を見回して「国民に本当に知らせるべき情報=国民が適切な行動を自ら選択しやすくする情報」を発信して頂きたいと、思うのであります。

(七重コメント)
20代30代の若者世代は、もともとの従来株でも感染しても殆ど重症化・死亡はしませんでした。けれど、彼らが感染を広めると高齢者世代では重症化して死亡者が出る事になりました。
ただ、高齢者世代にワクチン接種が進んだ結果、感染者か増えても重症者と死亡者が比例して増加する事はなくなりました。
故に、若者世代の人達は「自分が感染しても、おじいちゃんおばあちゃんを殺してしまう事はなくなった」ので、もう我慢する気がなくなった人が増えたのではないかと思います。
これって、至極真っ当な考え方だと思います。
私は、若者世代に「自分達が死なないのに、今まで我慢してくれてありがとう」と、一言「ありがとう」をいってから、「それでもワクチンを打つまでは感染を大きく広げないように、会食・飲み会は少人数でお願いします」と、若者世代に依頼するのが筋のような気がします。
●若者「感染の恐怖感なくなってきている」…都心の人出、30歳代以下が7割 7/28(水) 【読売新聞 抜粋】



(写真:読売新聞)
「緊急事態宣言は4回目。慣れてしまって、感染する恐怖感もなくなってきている」。27日午後6時頃、東京・渋谷のスクランブル交差点前で、足立区に住む男子大学生(21)はこう話し、友人と飲食店に向かった。 
 渋谷センター街では渋谷区が「20代、30代に感染が増えています」などとアナウンスを流しているが、若者らによる混雑は夜になっても続いた。友人と居酒屋で酒を飲んだ女子大学生(20)は「若者は重症化する人が少ない。男友達も感染したが、せきなど軽い症状だった。自分も大丈夫だと思っている」と話した。
 (今回は) 高齢者が大半だった冬の第3波と異なり、明らかに若者の感染が増えている。その一因と考えられるのが、若者を中心とした人出の増加だ。
 人出の多くは若い世代が占めているというデータもあり、NTTドコモの「モバイル空間統計」では、今月25日(日曜日)午後の渋谷、新宿駅周辺の人出の6~7割は15~39歳だった。
 小池百合子知事は27日、「若い方にワクチンを打ってもらうことが重要だ」と話した。

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