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米空母2隻での感染は対中抑止に重大な影響 「ロナルド・レーガン」でも2人 横須賀基地を閉鎖

米軍の空母「セオドア・ルーズベルト」。米海軍提供。(2020年3月18日撮影、2020年3月31日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News
【ワシントン=黒瀬悦成】米海軍横須賀基地に停泊中の米原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことで、中国の脅威をにらんで展開中の空母2隻がともに行動不能となるという事態に陥った。米海軍の即応能力と中国に対する抑止力の低下は避けられない。
 横須賀基地では26日、米国から戻った水兵1人の感染が確認されている。基地司令部は向こう48時間にわたり基地を閉鎖することを決めた。
インド太平洋地域のもう一隻の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」でも先週、複数の感染者が確認され米領グアムの海軍基地に到着した。艦内の感染者は約30人に上り、いずれも軽症とされる。
アキリノ太平洋艦隊司令官が26日にAP通信に語ったところでは、ルーズベルトがいつグアムを出航できるかは未定。ハイテン統合参謀本部副議長は27日、一部記者団に「乗組員の検査は1週間以内に終わる」との見通しを示した。
同艦およびレーガンが一時的に行動不能となったことに関し、専門家などの間では、中国がこれに乗じて南シナ海や台湾周辺で挑発行動を仕掛けてくることを懸念する声が強まっている。
エスパー国防長官は27日、米国の敵対勢力が「危機に付け込んでくる可能性がある」と警告した上で「必要とあれば世界各地での安全保障態勢を修正することもためらわない」と強調。中国などの出方次第では逆に軍事的圧力をかけていく立場を示唆した。
国防総省によると、27日現在の米軍の感染者数は309人。うち29人が同日新たに感染が確認された。
●米空母でコロナ感染拡大「加速」 艦長が支援要請
4/1(水) 5:14配信
【AFP=時事】米軍の空母「セオドア・ルーズベルト」の艦長は国防総省に対し、空母内で新型コロナウイルスの感染が制御不能になっているとして、乗組員の隔離に向けた迅速な支援を要請した。米国の2紙が3月31日、報じた。
 空母のブレット・クロージャー艦長は4ページにわたる書簡で、現在米領グアムの港に停泊している空母の乗組員約4000人の間で感染拡大が止まらない惨状を説明。米地方紙サンフランシスコ・クロニクルによると、「われわれは交戦中ではない。水兵らは死ぬ必要はない」と述べた。
クロージャー艦長は空母の「空間は元来、制限されている」ことに触れ、「感染症の拡大が続き、加速している」と言明した。
クロージャー氏は、乗組員全員を船内にとどめておくことは「不必要なリスク」であるとし、ほぼ全員をグアムで下船させ隔離できるよう要請。「配備された原子力空母の兵員の大半を下船させ、2週間隔離することは異常な措置にみえるかもしれない」としつつ、「これは必要なリスク」だと主張した。
サンフランシスコ・クロニクルによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が確認された乗組員の数は100人を超えている。米紙ニューヨーク・タイムズも報じたこの書簡について、米海軍はその内容を確認していない。
【引用終わり】
ほんとうに、人が密集している艦船で一度感染症が発生すると、どうしようもないのですね。日本でもダイヤモンド・プリンセスにはてこずりました。この事が広く世界に報道ソーサれたためか、今現在フロリダでは、コロナ感染者が発生したクルーズ船の寄港を拒否したそうです。
最も、私は今この時期にクルーズ旅行をしている人がいる事の方が不思議な気がします。もしんしたらフロリダ州知事も「クルーズ船は危険だと周知されているのに、それを無視してクルーズ観光に出かけるような人間の為に、難儀を抱え込む気にならなかったのかもしれません。
しかし、遊びの為に海に出ていたのではなく 防衛のために任務に励んでいた人達には、できうる限りの医療措置が提供されるべきであります。国家を信じて愛するからこそ、我が身を危険にさらして任務に励むことができるのです。国家に裏切られたら、としても国に尽くすことはできないでしょう。
これは、自衛隊の皆さんも同じであると思います。ですから、(全然話は違いますが)日本は早く憲法を改正した方がよいと思います。
いざという時には、助けてもらおうと持っているのですから、日頃から敬意をもって接するのが人間としての最低限の礼節ではないでしょうか?
いつもは、「お前たちは違憲の存在。税金の無駄遣いの厄介者だ」とさげすんで、いざ災害がおきたり・戦争になったら「お前の命を危険にさらして 自分を助けろ」と要求するのは、自分勝手な恥知らずの業であると、私は思います。
ですから、「いざという時には 助けてもらおう」と考えている在日米軍にも、何かできることがあれば手助けしといた方がよいと思います。横須賀のロナルド・レーガンには お見舞いと何ができますかと声をかけた方がよいです。
江戸時代から用心棒の旦那には お金を払ってぺこぺこしてきた日本の庶民の出のせいか、私は、現在日本の用心棒の旦那・アメリカ軍にお金を払ってぺこぺこする事に、さほど抵抗はありません。日頃の厚遇があるからこそ、いざという時には「旦那、出番です。お願いしますよ」と頼めるわけです。
それが 人と人との心の絆であると、私は考えます。

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