1月某日。 私は「特発性過眠症」の診断を受けた。 これまでの人生を振り返ると、「よく眠る子」であったことは間違いない。 幼い頃は不眠症の気があり、小学生の頃はまったく寝ずに毎日学校へ通っていたため体調を崩したり倒れたりすることもあった。 それが高校時代から、急によく眠るようになったのはなんとなく覚えている。 授業中、通学中、いつでもどこでも寝れるようになったが、特別気にしたことはなかった。 大学に入ってからは講義中寝ることが増え、気がついた教授に注意を受けるように