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野草食日記 120 セイタカアワダチソウとベニバナボロギクのガパオ風肉そぼろ丼

うちの前の空き地はススキやセイタカアワダチソウ、葛、ツルニチニチソウなど沢山の植物が手付かずの状態になっていて、持ち主の方に許可をいただいて出来る範囲で手を入れています。

セイタカアワダチソウはそれほど量が多い訳ではないため、都度カットして生育を調整しているという具合。
ヤブガラシも育ったら蔓先を収穫し、蔓延りすぎないようにしています。

この前、夫と一緒に近くの山を散歩しました。
そしたら、春には土筆の原っぱだったところが、背の丈以上もあるセイタカアワダチソウの群生になっていて、もうびっくり。冷蔵庫にはアク抜き中の空き地アワダチソウがスタンバっているので、眺めるだけで戻って来てしまいました。

実は、私がセイタカアワダチソウの料理に熱心になるのは、有用植物であることをもっと知ってもらえたらなぁと思っているからです。
少しづつ生活に取り入れて下さる方が増えて、それが里山の保全にちょっとでも役に立てたら嬉しいです。
まぁ、はじめ天ぷらで食べてみたときは、その苦味にこりゃダメだと諦めたんですけどね。
でも、水晒しして苦味を抜くと、大丈夫。
良い香りで美味しく食べられるので、皆さんにも是非試していただきたいです。

で、また空き地のセイタカくんが育ってしまったので、今回はそぼろ風にしてみようと思った訳です。
ベニバナボロギクを混ぜたのは肉に対して葉の量が少なく、同じキク科の香りをプラスするため。

鶏ひき肉、ごぼう、玉ねぎ、ニンニクに、味付けはオイスターソース、ナンプラー、醤油、仕上げに下処理したセイタカアワダチソウ、ベニバナボロギクは生のまま刻んで加えました。

半熟目玉焼きと一緒に食べると更にウマウマです。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。