七苺さんちの人生譚【解離性同一性障害】
特別な薔薇【七苺】
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特別な薔薇【七苺】

七苺さんちの人生譚【解離性同一性障害】

私にとって薔薇は特別。
嫌いだった、大好きな花。

薔薇という花を知るきっかけはお母さんだった。
花屋の近くに行くとお母さんは薔薇をよく見ていた。

トゲがあるから私は嫌いだった。
でもお母さんが見てて幸せそうだった。

お母さんが薔薇が好きだったから。
10歳ぐらいかな、正月の福袋を買う予定だったお金をクリスマスプレゼントとして、赤と黄色の薔薇に緑色のリボンを花屋さんの人に結んでもらってプレゼントを開けていた時にあげた。

お母さんは泣きながら喜んでいたから、私も好きになった。

でも…
お母さんが亡くなった時、憎らしく思えてしまった。
好きになってたモノが、大嫌いになった瞬間だった。

最初の元カレと付き合う前に少しだけ興味湧くようになったけれど、まだ嫌いだった。


私は。
心の底ではまだ薔薇が好きなんだと、認めざるを得なかったことがあった。

それは人格持ちだと自覚して、内界が構築されていったとき。
それまでは真っ暗な世界だった。

でも…
構築されたと思ってみた時、息が止まった気がした。

暗闇の中に光り輝く、大きな赤薔薇がそこにあった。

お母さんが、そこにいる感覚がした。

だから大好きな花になった。
お母さんの片鱗がある気がして。

それに影響されて内界で薔薇のモチーフのものが増えていった。
人格のみんなにもイメージカラーとして薔薇を持たせるようにもなった。

それぐらい私の中では、特別で大好きな花。


執筆者:七苺

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七苺さんちの人生譚【解離性同一性障害】
ブラジル在中。七苺(主人格)と38人の人格さんと一緒に生きています。