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#9 キルギス乗馬トライアルツアー4日目

起きたくないけどユルトの天窓から入ってくる光がかなり強いから、たぶんそれなりの時間なはず。重い体に鞭を打って体を起こす。2日目に7時間、3日目に9時間馬に乗って本気バレーを遊牧民の娘達とした割には筋肉痛がない。すごい不思議。日本で馬に乗っていた時は平地(馬場)で3時間も乗れば翌日太ももや腰が痛くなったのにな。

外に出るとCBTのおっちゃん達がすでに起きて茶をしばいていた。CBTの会長さんが駆け寄って来て、ナナ!生きててくれてありがとう!とか言ってくる。まぁそこまで命の危険がある体験じゃなかったけどね。イタリア君とイタリアちゃんが戻って来て、湖まで歩こうと思ったけど無理だった〜とか言ってる。めっちゃ元気。湖畔はどこまでも広く、野草の花が咲き乱れる中を牛が草をはんでいる。あー平和。今日は一日ここでぼーっとしたいな。

湖が遠い
観光客向けユルトホテル


今日の予定は?と尋ねると、起点となった村エムゲク・タラァに戻る組と首都ビシュケクに戻る組にわかれて車で帰ると言う。本来の予定であれば湖畔を馬で散策する予定だったのだが、馬達は一足先にトラックで村に戻されてしまったのでその予定はキャンセルだという。まぁこの段階でまだ馬に乗りたいって人はいないだろう。むしろみんなホッとした顔をしている。最後に集合写真を撮って解散となった。

みんなありがとう

村に戻る組はCBTのおっちゃん2人とイタリア君とイタリアちゃんと私。村に帰る途中日光のいろは坂のような九十九折りのカーブが続く絶景スポットに止まってくれた。まるで合成写真だけど本物の景色だからすごい。

CBTのおっちゃんがポーズまで指示してくれるw

途中ナリン市に寄ってお昼ご飯を頂くことに。イタリア君がせめてここぐらいは僕らに払わせてくれとCBTのおっちゃんに頼んだが、いやいや俺たちが払うから!と爽やかに断られ、お昼までご馳走になってしまった。観光客向けに見える小綺麗なレストランだったが料理は絶品。イタリア君達も今まで食べて来たキルギス料理の中で1番美味しかったと絶賛していた。ナリン州は人も優しく料理も美味しいらしいと噂だが、どうやら本当らしい。

サラダ、マントゥ(餃子)、炒めラグマン(うどん)

CBTの会長さんが、村で村のコーディネーターに紹介するから〜と言われて紹介されたのが今回ランチをご馳走してくれたおっちゃんだったので、すっかりこの人が村でのコーディネーターだと思っていたのだけど、違うらしい。彼は実家がエムゲク・タラァなだけで、ビシュケクに住んで14年になるという。え?じゃあ私のことを村で面倒みてくれるのって誰なの?と聞いたら、オルモンの家に泊まるんでしょ?と質問を質問で返される。いや、知らんけど。オルモンって誰?するとイタリアちゃんが昨日私の馬を引っ張ってくれてた人じゃない?すっごいおっきい人?!と言う。CBTのおっちゃんもそうそう、すっごくおっきいよ!とのこと。写真を見せてもらうと、あーいたね!グループの中にいたわ!何回か写真とか撮ってあげたわ!と納得。基本この国では自分から情報を取りに行かないと自動で与えられたりしない。が、適当にケ・セラ・セラ〜って感じに身を任せていても、まぁ悪いようにはされない。

村について、ここがオルモンの家だよ〜と下された家は、乗馬トライアルツアー前に泊めてもらったお家。なんだ〜あらかじめ言っておいてよ、ここがこの先1ヶ月お世話になる家だよって!

イタリア君とイタリアちゃんはもう17時だと言うのに、すぐに村を出て4時間かけて車を運転し、イシク=クル湖の湖畔の街に移動するとのこと。ほんと元気。なのでここでさようなら。CBTのおっちゃん達も明日にはビシュケクに戻ると言う。なんだか急に寂しくなっちゃうな。

でも大丈夫!優しい村の人たちのために明日から頑張って出来ることをやっていくぞ!

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