自分をさがす旅 part6 嘘とは

あなたは、嘘つきは嫌いですか？

私は、嘘つきだ。というより、嘘と友達になる程多様化している。何故、嘘をつくのか？それは自分が何もない人形だから。

私の性格は頑固で冒険をしない。つまり、面白くない。それなのに、弱い自分を見せるのが怖くて見栄を張ってしまう。これが自分を信じれない理由。

本当は、自分を守るための盾だった。いじめや親戚の概念「不登校は生きる価値がない」と嘲笑ったあの人達から自分を守るための境界線だった。

しかし、いつの間にか嘘を付くのが日常で、本心と偽りの区別がつかなくなった。これをまずいと思わず、過ごしていたある日、自分の本心を尋ねられることが増えた。

嘘つきが犯罪なら、私は常習犯だ。いまでは、弱い自分の矛として嘘を利用する。もちろん、全てが嘘な訳ではない。しかし、自分を隠すと言うことは自由がないということだ。

医者から、よく言われるフレーズがある。「自分のしたい様にする。世間体や守りに入らず、気に入らないことは捨てる。不安から選ばず、好きなものを選択する。」自分を隠しているうちに世間体のルールにびっしりこびりつき、自分というオリジナリティーがないから人形なのだと気がついた。

だが、嘘と友達と語るほど、軽々しく吐いてしまう関係を断ち切るのは中々難しい。自分の本心を素直に受け入れ認めることが世間とのギャップがないか比較し怖がる自分がいる。

嘘をつくのは悪くはない。ただ、常習かすると本心の自分が光りに当たらず、偽りの自分が笑っている。それがとても寂しい。

何をするのも楽しいか苦しいか判断がつかず、いつしか本当の自分がどれか分からなくなってしまうから手放せる時に手放して。

嘘つくと悪いことが返ってくるんじゃなくて、鎖で繋がれその場から動けなくなるんだと思う。逃げたつもりで、実は1ミリもその場から動けてないんだと思う。言葉の海に溺れて見失う位なら、言葉を捨てて、空気を読まず、自分のあるがままを受け入れる。それが幸せの近道だ。

感情を隠す為の嘘はいつしか感情を喰べてしまう。言葉は魂を持ってるから有言実行なのさ。