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BtoB SaaS企業にマスコットキャラクターがいる理由

カミナシでデザイナーをしているななみちです。
最近はマスコットキャラクター ごーとんの飼い主「ヤ主(やぬし)」と社内で呼ばれることが増えて楽しい日々を送っています。

「ヤ主」というメンションが存在する

カミナシは現場で働くノンデスクワーカーの方向けにSaaSを提供している会社です。そんな会社になぜマスコットキャラクターがいるのか、生まれた背景や役割などについてご紹介します!

ごーとんが生まれた背景

開発姿勢と現場への想いを反映したキャラクター

プロダクトが正式にリリースされる1ヶ月前、2020年5月末に「ごーとん」は誕生しました。

ごーとんの基本設定

カミナシのメンバーは役職や職種に関わらず現場に足を運び、常に現場の人の声に耳を傾け、時に議論しながら現場の人と共に開発をしています。
そんな姿を見て、ただただ業務効率化やデジタル化を訴求するのではなく、共に創っていく「相棒」だと思ってもらえるような存在だと思ってほしい。
そう考えるようになり、親近感を持ってコミュニケーションが取ることができるようなアイディアのひとつとして、会社のロゴのヤギを擬態化させてサービスの紹介をしてみるのはどうか?と提案したことがきっかけでした。

なぜヤギにしたのか

ヤギをキャラクターのベースに考えた理由は2つあります。

①「紙を食べる」というイメージが定着している動物
ヤギは「やぎさんゆうびん」などの童謡で手紙を食べたりする描写があり、ある程度紙を食べる動物という認識されている点からプロダクトや会社名の「カミナシ」をつなげて、パッと見た時に連想しやすい点、

「紙を食べるヤギ」=「紙をなくすカミナシ」

カミナシは紙をなくすだけの会社ではありませんが、まずは「何をしている会社でどんなプロダクトなのか」を知ってもらうハードルを少しでも下げることができればと考えました。

②豊富なバリエーションと以外な特徴
ヤギは角の形や毛の色が違う、さまざまな種類がいます。
「カミナシ」もさまざまな業種に活用していただけるサービスであるため、いろいろな現場にヤギの相棒がどんどん増えて、あらゆる業務がよりよくなり、創造的な仕事が増えてほしいという願いも込めました。

また、ヤギは高い崖に登って優雅に草を食べるといった、一見大人しそうに見えて意外に大胆な習性があることから、「可愛いだけじゃない」意外な可能性を生み出す存在であってほしいという想いも込められています。

キャラクター作りで気をつけたポイント

1. 親しみやすさを感じてもらえるような「抜け感」
2. 真面目すぎず、でも信頼や安心感から声をかけやすい「ゆるさ」

現場を厳しく監督する立ち位置ではなく、一緒に現場の課題と向き合う「相棒」としてやるべきことはしっかり取り組み、愚痴や弱音を言い合える距離感になるよう気をつけました。

ごーとんの設定の一部

作業着ではなくジャケットを着用しているのは、管理職の方や大事な会議にもすぐに出席できるようにするためです。
現場の業務をしている時はメガネを掛けているという細かい設定もあったりします。(老眼ではないです笑)

カミナシメンバーも知らないごーとんの設定

実はロボット

ごーとんは話す・聞く・見る・歩く、といった初期機能しかないロボットです!
とある工場のIT部門に派遣され、どんな課題があってどんな機能が必要なのか、実際に確かめるため現場を回っている際に残業をしながら帳票チェックをしている諸岡さんを発見。
ごーとんが暖かいコーヒーを差し入れたところから現場の無駄な業務をなくす話で盛り上がり意気投合、一緒に機能開発を重ねて「カミナシ」が誕生した!という妄想裏設定があります。

チームごーとん

初期機能しかないごーとんをサポートしてくれる仲間が存在しています。
開発やマーケティング、営業、CS、広報、デザインといった専門領域に特化した小さくも頼もしい存在。もちろんみんなロボットです!

ごーとんがゲシュタルト崩壊しそうな「チームごーとん」

表情などは各チームのメンバーの誰かがモデルになっています。
プロダクトローンチ直後(2020年夏)の全社オフサイトミーティングで、「自分のチームのごーとんを成長させるために何が必要か」などを話し合うきっかけになればと考えて作ったのですが、自然にコトに向かって議論ができるメンバーが揃っていたこともあり、出番が少なくなっていました。

最近では、CSチームとセールスチームが行う事例共有会のスライドの表紙に登場したり少しずつ各チームで使われつつあります。

セールスごーとんとCSごーとんのコラボスライド

ごーとんの役割

温度感をプラスする存在

BtoB企業様向けのサービスはシンプルなイメージが強くある点を少しでも和らげ、プロダクトや会社の信頼や安心感は保ちつつ、アクセントとして「可愛い」をプラスし、はっきりと言語化できない「あたたかさ」を感じ取っていただき親近感を深めてもらえるように。

ちょっとしたコミュニケーションのきっかけ

すべてのシュチュエーションでキャラクターを主張するのではなく、興味を持ってもらいたいことや伝えたいメッセージに合わせて必要な時に「ごーとん」は登場しています。
名刺やプロダクト1周年の感謝を伝える企画、展示会やメルマガなど社外の方との接点など。 

ひょっこり現れるごーとん
これまでに制作したごーとんグッズの一部

ごーとんが居てよかったこと

カミナシとごーとんについてツイートしてくれる方がいらっしゃったり、お客さんからの嬉しい反応があったりと、少しずつではありますが好意的な印象を持ってくださる方が増えてきました。

お客さまからの反応をSlackで共有してくれる神々

展示会に登場したごーとんと一緒に写真を撮ってTwitterに投稿してもらえたり、

ごーとんと撮影するカミナシのみんな

社内でもごーとんをきっかけに会話が盛り上がったり、プロダクトの説明などお客さま向けのコンテンツでCSチームからごーとんの画像について相談されることも出てきました!

全員からヤ主と呼ばれるようになりたい

今後の取り組み

マスコットキャラクター「ごーとん」誕生からもうすぐ2年。
社員数も事業規模も想像以上に大きくなり、ごーとんの名前や設定が伝わりきっていないことが課題としてあります。
そこで、まずは下記の取り組みを始めていきたいと考えています。(一部すでに進行中)

  • 活用方法がわかる「ごーとんガイドライン」

  • 誰でも画像が自由に使える「ごーとんシステム」

  • 役割アップデート「ごーとんのMVV策定」

今後は、カミナシを知る「きっかけ」だけでなく、企業キャラクターだと意識されずに「ごーとん」を好きになってもらえるような企画を考えたり、将来的にはグッズショップやLINEスタンプなど作っていきたいという妄想を膨らませています。
これからもっと「ごーとん」と「カミナシ」の魅力を広げていきます!

🐐ごーとん公式Twitterはこちら💁‍♀️

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