1960 『外資系コンサルのスライド作成術「作例集」』
◇1960 『外資系コンサルのスライド作成術「作例集」―実例から学ぶリアルテクニック』 >山口周/東洋経済新報社
山口さんの『外資系コンサルのスライド作成術』の続編。前作で「スライド作成のテクニックを向上させるために一番有効なのは、スライド作成の達人が作成したスライドをたくさん見て、出来ればそれを紙に模写することだ」と指摘したいたのだが、多くの読者から「身の回りにスライド作成の達人がいない」というクレームを受け、本書を作成するに至ったとのこと。
なるほど、本書で紹介されているスライドは、どれも示唆に富み、なるほどこういう発想方法があったのか、こういう見せ方があったのかと、勉強になるものばかり。筆者のお薦めは、本書に記載されている46の事例をシャープペンで模写していくことだが、さすがにそこまでの時間は取れそうにない。私の分野は財務・会計だが、まずはこの辺りに関係しそうなものだけでも、模写すればよいかなと考えている。
まだ模写については実践していないが、とりあえず一通り読み終えたので感想をアップする次第。本書で紹介されている事例は、とにかくタテヨコの使い方がうまい。私は職業柄、マトリックスで論点を整理するのが好きだし、どちらかというと得意な方だが、本書の発想力には恐れ入った。是非参考にさせていただきたい。
【目次】
1 スライド作成の基本ルール
スライドの基本フォーマット
タテヨコのルール
非冗長性のルール
二次元のルール
視覚ボリュームのルール
2 スライドの作例集
数値を効果的に表現する
概念構造を表現する
プロセスの作例集
スケジュールの作例集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?