100円ローソンの野菜が安い
今日は久しぶりにまったりした休日。友達に勧められた映画「さよならテレビ」を観に、ポレポレ東中野へ。
少し早く着いたのでお散歩。というより、お散歩するために早く来ました。
なぜなら東中野は、僕が上京して初めて住んだ街。新宿まで二駅なのに、高い建物がなくて、道路も広くて、人ものんびりしていて、何だか地元のような雰囲気があります。
住んでいたのは大学2年生の終わりまでなので、もう4年か。全然変わってない街並みに、ホッとします。
帰省して実家に鍵を忘れて家に入れなくなった時、夜を明かしたマクドナルド。ゴマをたくさんかけようと思って蓋を外したら思いの外硬くてゴマを暴発してしまったラーメン屋。(それ以来、蓋外しはやってません。)上京したてで調子に乗ってバイトしようと思ったおしゃれなイタリアンのお店。
全部変わらずそこにありました。
イタリアンのバイト落ちた。。
くっ、カッコつけてイタリアンで働こうとする僕、若気のイタリ…ヤン。
当時こんなツイートをしたことを思い出します。いまだに面白いなあと思います。僕も全然変わってない。
夜勤していた吉野家も変わらずありました。
23時から働いて、休憩時間は4時頃。空がほのかに白み出す頃、隣の100円ローソンにエナジードリンクを買いに出る。程よい疲労感の中、自分で盛った牛丼と一緒に、一気に流し込む。。。これが僕の背徳のゴールデンルート。。。
ほろ甘い記憶に浸りながら、かつてのゴールデンルートを辿ります。
ん?野菜が安い。
100円ローソンの野菜が安い。安すぎる。
ほうれん草100円。でかめの玉ねぎ3個で100円。人参4本100円。キャベツ1玉100円。2リットルのお茶も100円。
なんだこれ。コープより安いやん。意味がわからない。なんで。
コンビニの野菜がスーパーより安いなんておかしい。あってはならないことだ。だって、スーパーは安くて、コンビニは高いものでしょう。
コンビニは価格が高い分、店舗数 すなわち近さという利便性で補っているんだ。パワーバランス。それがコンビニが安くなってみろ。コンビニが強くなりすぎるじゃないか。
100円ローソンの圧倒的コストパフォーマンスを目の前に、スーパーの何者でもないのになぜか反射的に抵抗感をいだき、脅威すら感じる気持ちになりました。消費者として、全く合理性のない反応です。なぞの感情。
昔からお世話になってきたスーパーマーケットへの肩入れなのか、あるいは圧倒的強者に対する恐怖心なのか。それとも、信じていた価値観が裏切られたことに対する、自尊心の抵抗なのか。。。
人間って複雑ですね。
普段生活していると、何事も単純化して強引に理解しようとしてしまうけど、そんなに簡単な構造になってるものなんてないんですね、きっと。
何が言いたいかって、別に何も言いたくないけど、100円ローソンの野菜はまじで安い。
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