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第4回 小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型 ビジネス枠 結果で見えてきたこと

某認定支援機関の職員でありながら、2021年6月より個人事業主としても活動している なむ です。

noteでは、「小規模事業者持続化補助金」関連の情報発信をしております。

先日審査発表が行われた、第4回 小規模事業者持続化補助金 低感染リスクリスク型 ビジネス枠(以下、リスク型)を終えて採択される申請書が見えてきましたので共有します。
#無料記事

この記事を読んでわかること

・リスク型を申請する際の押さえておくべきポイント
・申請する前に考えてもらいたいこと

がわかります。

約2401文字ですので、2分程で読めます。

第6回にチャレンジする方は是非参考にして申請してください^^

押さえるえるべきポイント

押さえるべきポイントを説明する前に、大前提の要件があります。

①補助対象経費の中に対人接触機会の減少に該当しない項目を含む事業
②新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入がなされない事業

③事業内容が他の補助金事業と重複している場合

まずはここの条件に当てはまらないとどんなに良い申請書でも採択されることはございません。

よくある例として、「自社を紹介する為のHPの作成」や「自社をPRする為のチラシの作成」、「単なる商品開発に係る機材の導入費」は難しいです。

ですが、対人接触機会を減少する取組に加えて上記を絡めれば補助対象になり得ます。
※対人接触機会を減少なのでゼロじゃないといけないわけではありません。例えば、飲食店がテイクアウトを行う場合、テイクアウトにより店内の滞在時間が減少するのでOKという考え方です。

大前提はここまでとして見えてくるポイントを説明します。

ポイントは以下の通り(要領より!)
①小規模事業者が主体的に活動し、その技術やノウハウ等を基にした取組であること
②新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越える為新たなビジネスやサービス・生産プロセス導入を行っていること
③新型コロナウイルス感染症に対して「新たなビジネスやサービス・生産プロセス導入が対人接触機会の減少に資する取組」となっていること
④自社の経営状況に関する分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の適切性を有する事業計画になっていること

この全てが審査される項目となっておりますので、事業計画書のどこかに盛り込む必要がございます。
※ない場合は加点されないだけで、必ず入れなければいけないというものでもございません。

大前提を押さえたうえで、私が思う超重要ポイントは、「④自社の経営状況に関する分析の妥当性、経営方針・目標と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の適切性を有する事業計画になっていること」です。

ここを少し掘り下げて説明します。

まずこの長い文章を因数分解しますと、
1自社分析を行う
2経営方針・目標・プランを記載
3事業計画が机上の空論になっていないか
となります。

1自社分析を行う
自社分析は自社を俯瞰してみることでどんどん見えてくると思います。

例えば競合調査で、売れてる商品や利益を上げている商品、立地条件や顧客層(年齢・市内外)、従業員数や注文方法、HPの有無等、見えてくると思います。

これを自社でも行うことが「分析」となります。

自社では当たり前なので 記載しなくても良いか! と思うことは他人から見ると新鮮なのでどんどん盛り込みましょう。

2経営方針・目標・プランを記載
【事業計画の取り組む内容】とここの「経営方針」を直結させましょう。

そして「目標」設定をし、その目標を達成する為に「プラン」を記載することでストーリーができあがります。

このストーリーさえできてれば、ほぼ採択されると私は思っています。

実際私がお客様の申請書を作成する時の一番気にかけているポイントです。

加えて、この経営方針は「自社の強みと結びつける」と最高です!!
※有料級だと自負した情報

3事業計画が机上の空論になっていないか
現実性な取組でないと採択されることは難しいでしょう。

例えば夫婦(50代)で営む飲食店が来年までに全国に20店舗出店する!といった目標は少々無理を感じますよね。

審査するのは第三者です。
※推定するに天下りのおじ様や中小機構に関わる人物と想定

国の予算を支出するので的確な方に予算を振り分けたいものです。

なので、どんなに大きな目標をお持ちでも、公にするのは自分サイズの取組の方が無難です。

こういった業種や取組内容は不採択率が高いかも!?

不採択傾向の強い「業種」と「取組内容」を共有します。

私が支援したなかで、不採択傾向が強い業種が浮き彫りになっています。

・HPの作成を専門にしている
・ネットのみで完結した事業を行っている
・保険業(代理店)を行っている
・SNSコンサル等コンサルを事業としている

こういった業種の方はことごとく不採択を食らってます・・・。

続いて不採択傾向が強い取組内容ですが、

・自分のノウハウ等を売るオンラインコンサル事業

やはり、業種同様「コンサル」を軸にした業種や取組は難しいと私は推測しています。

私の実力不足の可能性もありますが、はじかれているのかな?とも疑いを持っています。

まとめ

・リスク型の申請要件は「対人接触機会の減少」の取組!

・申請するポイントは、「自社分析・経営方針等の設定・現実的な取組」を記載する!

・そもそも採択されるのが難しい業種と事業取組がある!


以上、「第4回 小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型 ビジネス枠で見えてきたこと」 でした。

少しでも参考になれたら嬉しいです。

もし、申請が不安な場合は「申請書作成代行事業」を行っておりますので気軽にご相談ください。

詳細はこちら
https://namupapa.com/zizokukahojokin-sinseisyosakuseidaikou

相談は無料で受け付けております。

では、共に事業発展に努めていきましょう^^

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