
【小規模事業者持続化補助金】不採択者を評価し「なぜ不採択?」の仮設を立ててみた
私は商工会議所の職員であり、小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型も含む)について深く携わる機会が多いです。
数で言うと3年で20社以上を見ていて、ブラッシュアップをさせていただくことも多く、採択されたかどうかの結果まで追従します。
当補助金の採択率は、30%~60%です。
ふり幅が大きい理由は、予算と件数そして、今回のコロナ禍による大幅な採択率の高さからです。
(R2年度については、コロナの救済措置を国が行おうとして、採択率が高かったです。)
私の実績はといいうと、お陰様で携わった企業の95%以上は採択しているのですが、5%の不採択者も排出してしまいました。
そこで、なぜ不採択になってしまったのかと評価し、ある共通点を発見しましたのでお伝えします。
大前提として、私は審査員でもないし審査基準を聞いたわけでもなく、あくまで”仮設”の話となることを先にお伝えさせていただきます。
※審査基準やどこが悪かったのか、といったことは問い合わせても教えてくれません。
不採択者の共通点はこの4つ
1.図や表、写真がない
2.文章量が乏しい
3.他人得の用に記載
4.要項を読み込んでいない文章
詳細について1つずつ解説していきます。
1.図や表、写真がない
図や表、写真やイメージ写真がないものは採択されていることがまずないです。
例えば、自社概要を書く際に“飲食店を運営していて売上順位は〇〇が1位、〇〇が2位、〇〇が3位”といったように文章内に盛り込んでしまうよりかは、
当店の売上順位 と表題にし
1位 〇〇 円 粗利 〇〇円
2位 〇〇 円 粗利 〇〇円
3位 〇〇 円 粗利 〇〇円
といった方が見やすいですよね。
実際、持続化補助金の“見本”にもこのような“表”を用いてますので、見本と準じたほうが採択されやすくなります。
表の作り方は、Excelを使うと作りやすいですよ。
他に私が表(図)を使う場面は、例えば人口減少の地域で事業をされている方は、地域の人口減少の背景を表(図)で表したりです。
この表(図)は、市役所のHPやResasといったソフトを利用して拾ってくることが多いです。
ちなみにResasについては、要項にも推奨文献として記載がございますので活用してみてください。
それから、写真の挿入もうまく使うと良いです。
自分で申請書を記入していると自社であるからイメージが沸くので良いのですが、審査する方は全くあなたの事業所を知らない方です。
なので、自社をいち早くイメージしてもらうためにも自社の外観や内観・特徴ある商品などの写真を挿入すると良いです。
また、”事業計画の部分”でこういったイメージのことを行いたい、といった写真を掲載するのもより効果的だと言えるでしょう。
2.文章量が乏しい
文章量が全体的に少ない方は不採択の傾向にあります。
とはいえ、皆様が他の方の申請書類と見比べたことがないかと思いますので実際の小規模事業者持続化補助金の申請書(コロナ対応特別型は記載してませんが参考になるかと思います)の項目に沿ってその最低限の文章量をお伝えします。
ーーーーーーーこの続きを見るにはーーーーーーー
この続きをみるには
記事を購入
3,000円
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!