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発達障がいを抱える芸人の卵が殻を破る物語#1「ADHDと向き合う」

初めての投稿ということで、簡単に自己紹介から。
22歳の男、職業は芸人の養成所生兼フリーター。
趣味はスポーツ観戦、ゲーム、ヒップホップを聴くこと。
特技は無し。
長所は自分では思い浮かばないし、親友から言われたそれらしきことも、相方から真っ向から否定された。
短所は山ほど思い浮かぶ。

そんな人間だ。書いていて悲しくなるぐらい何もない。
ネガティブな文章にどうしてもなるが、このnoteは自分の頭を整理するための掃き溜めにしたいので許してほしい。

大学を卒業し、親元を離れて養成所に入って、自分の人生を自分で描いていくことになった。そうなったときに自分の不出来さをあらゆる面で痛感した。
皆ができることができないことや、人よりも作業スピード、成長スピードが遅い、雰囲気が察せない、計画性が無い等は昔から自分の要素としてあった。
でも今までそんな自分に向き合ってこなかった。怖かったから、逃げたかったから。でもそうは言ってられない状況になった。
いろいろな人に迷惑をかけているから。自分だけの人生じゃなく、相方の人生も背負っているから。
なんとかしないといけないんじゃないかと本格的に思い始めた。

だから、2か月前にメンタルクリニックに行った。
カウンセリングや検査などを行い、先日その結果が出た。

ADHDの診断が正式に下りた。
ASDも併発している可能性が高く、言語処理能力が高く知覚推理能力低いことで能力にギャップがあるらしい。
ADHD、ASD、認知能力のギャップ、これら3つの要素が絡まり合っていて生き辛さに繋がっているという。

診断を受けて肩の力が一気に抜けた。今まで自分が背負ってきたものや心のしこり、罪の意識から解放された感覚があった。
今の自分の不出来さを全て自分の努力不足のせいにしていた。そうではなく、どれだけ努力しても抜けるところがある脳の性質を自覚することで、過去を割り切ることができた。スッキリした。

その割り切りは、逃げかもしれないし、障がいを言い訳にしているだけかもしれない。そう捉えられてもいい。もう他人の目とかどうでもいい。

他人と比較して不出来さを自覚して、何回も同じミスを繰り返し、そのたびに自分を責め、時には他人も責めてきた。そんなんじゃ疲れるだけだし、そんな人間が人を笑わせることを生業にできるはずがない。
人を笑わせるには自分のことを肯定しないとダメだ。
誰が何と言おうと、感じようと、それが自分なんだから。

文章ではうまく、カッコつけていい感じに前向きになれている雰囲気が漂っているが、正直無理矢理自分へ言い聞かせてる面が強い。22年積み重ねてきた生き方と考え方は、一朝一夕で変わるはずない。
だが、こうでもして言い聞かせていくことが自分を受け入れる方法だと思う。だから俺は文字の中では盛大にカッコつける。
言語処理能力は高いらしいから、せめて2次元の中では強い自分でいたい。

自分を受け入れる方法として、小さい目標を毎日達成していくことが大事らしい。自分も養成所に入ってからそうしようと意識をしていたが、結局それすらもやはり忘れて、日々の生活に精一杯になっていた。

だからこのnoteをその小さい目標にしたい。
毎日なにかしら文章を書き続ける。短くても、内容が無くてもいいから。
思考も整理できるし、なにより自分は文章を書くことが好きだ。

毎日noteを書く。この小さい目標を毎日達成し、自己肯定感を高めて自分を受け入れて、人生を前に進める。

1年後、自分が芸人として胸を張り、そしてお客さんを笑顔にできるように。そして応援してもらえる人になれるように。




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