その場の流れを操る魔法使いに出会った話
「友人に優しくしなさい、人を卑下するのはいけません。」そんなことは当たり前のことだと思って育ってきた。人と比べている暇があるのであれば高いところを目指しましょうと言う親の教育の下、ひたすら上をみて生きてきた。と自信満々に言いたいけれど、ひたすら適当に生きてきた。それでも、自分が頑張った時にだけレベルアップができるし、何も努力なしに人より優れることはできないと当たり前のように思っていた。ゲームを全クリするのだって、レベルアップをしないとラスボスだって倒せるようにならない。そう、