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【詩】【老いの瞳の幼さ】

こんな世の中だから。
どんな世の中でも。
だからこそと思える。
そう軽やかに、
そして豊かに感じられるものやことを、
体中の細胞全てを陽にあてて、
胸にあてるように、
そっと二人だけの秘密をしまうように、

生きて行きたい。

今この瞬間を細かく刻んで、
昼下がりの心地よい空から振りまいたら、
どんなに美しいだろうか。

その煌めきを窓から眺めていられる。
頬杖をつきながら。
至福を吹きかける老いの瞳の幼さよ。

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