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直観に従って歩く


1か月に1度、僕は必ずやることがある。

”まだ降りたことのない駅でおりて、気がすむまで地図を見ずに自分の行きたい方向に向かって歩く”

きっかけは、去年の7月に新大久保の住宅街を歩いた際に網戸の向こうから流れてくるラジオ、昔ながらのたばこ屋さん、聞きなれない名前のコンビニなどのその町の独特な空気感がたまらなく心地よかったからだ。

この世界にはまだ知らない場所、だけど僕の心を揺さぶる場所が沢山あるのかもしれないと感じたのだ。

それ以来、僕は1カ月に1度にこの恒例の儀式のようなものを行っている。

地図は見ない。その町の観光スポットにいけばそれはそれで楽しいのだろう。だが、僕は直観に従って歩く。

”この道は右に行こうか?それとも左かな?” なんて自問自答しながらあるく。目的地は無い。ただ、ふとした瞬間に目にする綺麗な景色だったり、その町の雰囲気だったりと僕の心を揺さぶる瞬間に出会えるのがたまらなく楽しい。

目的のある旅も楽しいけれど、目的がない旅だからこそ感じられない瞬間もある。

人生もこんな感じなのかな。なんて思いながらまた歩き始める。



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