大原美術館

倉敷旅日記:町並みを守った大原美術館

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
倉敷を訪れたのは 桜の季節のことなのですが、平和祈念式を見て思い出したことがあったのでnoteしようと思います。

大原美術館
美しい町並みで有名な倉敷ですが、その景観が現存しているのは大原美術館のおかげだと言われていることをご存知でしょうか?

美観地区のシンボルともいえる大原美術館。現クラボウを立ち上げた大原家が 昭和5年(1930年) に開館した日本で最初の西洋美術館です。第一次世界大戦の後、社会事業の一環として、かねてより支援していた画家の児島虎次郎氏をヨーロッパ留学させた際に美術品収集も任せ、モネから直接譲り受けた《睡蓮》などの貴重な美術品を数多く収蔵していたため「世界的な絵画を燃やしてはいけない」との判断で、空襲を受けずに済んだと言われているそうなのです。

地元の方の言葉の重み
私はこの話を、地元出身のボランティアガイドさんから教えてもらいました。このガイドツアーは、観光案内所「倉敷物語館」から出発し、1時間半ほどかけて美観地区を巡る定期ツアーです。

青い帽子がボランティアガイドのしるし

地元の方が 語る言葉は心に残ります。


美観地区 町並み散策
桜はまだ二分咲きくらい

川沿いを散策。
日中は訪日外国人も多く 観光客で賑わいます。

旧第一合同銀行倉敷支店の建物

夜はステンドグラスが輝きます。

川面にも灯りが映り、昼間とはまた違う雰囲気。

5月~10月頃は、倉敷アイビースクエアの中庭にフランス・ジヴェルニーのモネのアトリエから株分けされた睡蓮が咲くそうです。

紡績工場跡地の趣を残すアイビースクエア内での児島デニム販売会

滞在中通ったレトロなパン屋さん「喫茶 戎町」

このお店に置いてあった観光マップでボランティアガイドツアーを知りました。最初にここへ立ち寄らなかったら大原美術館についての逸話に触れることもなかったかもしれません。

翌日は お芋トーストに豚汁をプラスして。

旅は道づれ、世は情け
ボランティアガイドツアーで意気投合し、仲良くなった方とランチやショッピングも楽しみました。こんな出会いがあるのもひとり旅の醍醐味。

おいしいものブティック 「平翠軒」

「和酒楽食せりべ」のランチ
美味しい日本酒も教えていただきました。


桜の季節に倉敷の町並みを散策したいと出かけましたが、偶然みつけたボランティアガイドツアーのおかげで、歴史的な背景にも触れることができました。ぜひまたゆっくり訪れたい町です。


旅行を楽しめるのも平和だからこそ。過去の悲しい戦争の記録から目をそらしてはいけないと改めて思うのでした。

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