フェミニズムとミソジニー
おはようございます。ラジオでタイミュージックが流れていてテンション上がる元バンコク在住の自由なキャリア研究家namiです。ちなみにタイ語は大してできません。
さて、この前の年末に読んだ本で、『わかりみが深い』という表現がぴったりの小説がありました。
『82年生まれ、キム・ジヨン』という韓国の本です。
私と同じ歳の韓国の女性のお話。
ネタバレしたくないので、細かい話はしませんが、この「キム・ジヨン」という女性の名前は韓国にたくさんいるらしいです。
誰にでも起こり得ている出来事が淡々と描かれていて、「これ、私のことだ・・・」って思う方も多いのでは?
だからヒットしたんでしょうね。
韓国のお話ですけど、日本人の私も共感。「これ、私だ…」って思う場面が多々ありました。
日本と韓国は、似ていますね。儒教文化からくるのかなって思うのですが、専門分野ではないのに語るのはどうかと思うので、この辺は置いておきます。
ただ、この本を読んで「フェミニズム(男女同権論)とミソジニー(女性嫌悪、女性蔑視)」について、考えずにはいられなかったのです。
私はキャリアコンサルタントとして、女性のキャリアについて語ること、お話しすること、女性のキャリア相談に乗ることが多いです。
ただ、私は自分のことをフェミニストではないと思っています。
なぜなら、世の中のいわゆるフェミニズムに辟易しているからです。
具体的な事例はここでは出しませんが、フェミニストの主張が、ただのマウンティングに聞こえるのです。
もしくは、自分の権利だけを主張するだけの人。同権じゃなくて、マウンティング。
とてもきつい発言をしているのは承知です。
ただ、私は同じ人間である男女をそもそも分けて考えていることに違和感を感じるのです。
性別やジェンダー以前に、一人の人間なんです。
なので、私は、女性特有のキャリアの悩みに対して、「もっと社会が変わればいいのに」とか思いません。
私も女性なので言いますが、私たち女性の在り方で、社会も反応していくと思います。
カウンセリングでは、ご自身がどう在りたいかをとことん追求していきます。
ベクトルを内に向けていくのです。
私の好きな写し鏡の話。
相手に「男女平等なんだから、(男には、会社には、社会には)もっとこうして欲しい!もっとこうあるべきだ!」と主張したら、言われた相手の反応はどうなると思いますか?
スっといなくなるか(笑)、「そんなに言うんだったら君もこうしろよ!だから君(女)は・・・」のどちらかですよね。
犬も食わないケンカ。。。
フェミニズム(男女同権論) vs ミソジニー(女性嫌悪、女性蔑視)って、永遠の平行線なんだな。
今回紹介している小説は、この平行線が生む、じわりじわりと精神がやんでいくような物語で、
その行く末に背筋がぞっとするんです。
色んな観点から何度も書けそうなトピックなので、また改めて書きますね。
では!
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