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香川・高見島に行ってみた 【旅 #01】

高見島に行ってきました。noteやります宣言した後の初めての投稿が、あまり聞きなれないところへの旅かよ、という感じですが、書き残したいので書きます。

高見島というのは香川県の瀬戸内海に浮かぶ小島で、人口はわずかに27人(H27年)。瀬戸内の小島の中でも稀にみる、絵に描いたような綺麗なお椀型の島です。現在行われている瀬戸内国際芸術祭の会場の一つで、島の至る所にアート作品が散りばめられています。

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移動は、多度津港からフェリーで。巨大な船が停泊している工業地帯から抜け出して行く感じがとてもよき。

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高見島の特徴は、何と言っても石垣のある集落。歩いている場所が隣の家の屋根と高さと同じだったりする、少し不思議な体験。アートはそんな石垣の集落の民家の中にあります。

作品に関しては、撮影可のものもありますが、勝手にここに載せるのは憚られるので、ここでは割愛。小さな民家の中に小さな作品が点在している感じが、この島に馴染んでいて、大規模な美術館があったり大きなプロジェクトが行われているような他島とは違った魅力があり、とても居心地が良かったです。半日あれば十分魅力が味わえます。

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私は建築物や、アートを見るときは一人で行きたいタイプですが、アートに関してはあまりよく解っていませんでした。だけど、今回少しそれが晴れた気がします。

どうやらアートには文脈があるらしい。

そう思ったのは、一人でいるところを休憩所のおばちゃんに声をかけられてしまったことが発端。斜面の多いこの島には、道中に飲み物をくださる休憩所がいくつかある。この島にもキャッチがあるのか?と思ったが、時間もあったのでお茶することにした。

そこは、普通の民家のような感じであった。事実、住民の有志の方が自分の住宅を開いて休憩所としている場所で、なんと麦茶もコーヒーも、おまけにみかんまで無料でくださった。優しい。

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そこで聞かされたのは、ある作品に用いられている材料のもとがこの島のかつての産業であったり、長い時間をかけて島のボランティアと一緒に制作していたということだ。作品にはどれも島と密着した何かがあって、それが地元の人による解説、もっとよく言えば言葉を聞くことで感じられることが大事なのだというのが少しわかったような気がする。作品を見ることで島の文脈を感じることができるという感じだ。

だから、作家さんは単に他所から異物を持ってきたというわけでなく、島の歴史や文化の見方を変えて、現在の私たちに伝えてきているんだ、ということが少し見えてきた。表現そのものしか見ていなかった自分を少し愚かだなとも反省した。

さらにおばちゃんはこのように言う、

「この島の、石垣の部分の集落にはもう今はほとんど人が住んどらんよ、住んどんのは港の方だけ」

これに関しては全然知らなかった。こんなにも美しく伝統ある風景は、もう過去のものになりつつあり、ゆくゆくは忘れさられてしまうのだろうか。島の歴史そのものが文脈のあるものであって、過疎化が進むつれて、文脈そのものが絶たれることがあって良いだろうか。なんとなく、地方を良くする仕事に就きたいなあと思っている私にとっても考えさせられた旅となった。

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おまけ

高見島名物。おさつごはん。ごはんに島独自の味噌を乗っけたもの。ごはんも味噌もふわふわで美味しい。島のどこかにある唯一の民宿でいただけるので、推します。

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モラトリアム。柔らかくて堅い言葉を書きたい。
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