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#追放
賢者のセックス / 第11章 二人ですることと一人ですること / 彼女がセックスについてのファンタジー小説を書いていた六ヶ月の間に僕が体験したこと
違和感 ディスカッションはその後も続いた。 僕は一番気になっていることを口にした。 「でも、何でこんなことが起こってるのかな? 僕は何かの病気なのかな? それとも超自然現象ってやつが来てる? 魔法とか呪いとか」 「それは何とも言えないね。そもそも君なのか、私なのか、私たちなのかさえ、まだはっきりしないし」 「僕じゃないの?」 「もちろん、風景を見てるのは君だよ。だから君に起こったことなのは確かだね。でも、前にも言ったけど、機序ね。ものごとが起こる仕組み。それは、まだ