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大腸がんの話。目視でびっくり。

数日の絶飲食である程度腸がきれいになった所で内視鏡カメラの検査になりました。お尻からカメラを入れて直腸~大腸までを直接目視で検査します。

検査を受ける本人の目の前にもモニターがあり、同時進行で自分の腸の中が見れるわけです。

お尻からカメラを入れられるのはもちろん初めてで痔持ちな事もあり多少不安でしたが、特に苦痛を感じる事も無くカメラをインサート。

オペレイターの方から「年齢の割に腸壁はきれいですね~」などとお褒めの言葉を貰いながらいよいよ大腸へ。

自分は「下行結腸癌」でしたから腫瘍は直腸~S字結腸と通過した次にあることになります。

「そろそろですね~。ああ。これだぁ大きいなぁ」の声と共にモニターに映し出されたソレは正に超弩級に育っていました(笑)

大腸内部を完全に塞ぐまで育った腫瘍。モニターはカラーなのでその色具合まではっきり写ります。大きい上に見るからに禍々しい色味で頭に浮かんだのは「Rタイプのボスキャラにこんなのがいたなぁ…」でした。

「こんなモノがお腹にあったのだから体調がすぐれないのは当たり前だな」
などと納得出来ましたが同時に一刻も早く切ってくれな気分です。

後で詳しい話を聞きましたが自分の腫瘍はほぼ大腸内を塞いでおり根元他数箇所から出血していたそうです。

便秘と下痢を繰り返していたのは大腸内が塞がっていたことが原因で腫瘍からの出血が下血となって排出される為貧血状態でした。

通常成人男性でも血液の三分の一を失うと危険とされていますが自分は通常の四分の三程度まで血液量が減るど貧血状態。いとも簡単に頭がふらふらするのも無理はありません。

各種検査と内視鏡データ等から自分の病状が告知されることになりました。

既に担当医とは何度か面談しており、隠すことなく全てはっきり告知して欲しい旨は伝えてありましたので、それを踏まえての告知でした。

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