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20,06,04。動画でお勉強③

以前にも書きましたがクラシックギター界ではtab御法度な感じがあります。

ロックギターで有れば専門誌でもtabは必ずついていますが、押弦時の指まで指示されるクラシックでは譜面は読めて当たり前。入門者向けの物以外の専門誌ではtabはまず見当たりません。

せっかく本格的に始めたのですから読譜のお勉強から始めるのが筋というものかもしれませんが、既にある程度弾けるうえに弾きやすいギターも目の前にあるとなるととりあえず弾いてみたくなるのが人情というもの。

オタマジャクシが苦手な時分が中級以上の曲にトライする為にまず用意したのがGuitar Proです。ロック以外にも多くのクラシックギタースコアをDLして音付きのtabを表示する事が可能です。

ダウンロード

演奏再生時の音源が単調である事とユーザーがUPしたtabが多い故に正しいtabばかりではないという欠点はあるものの、かなりマニアックなtabもUPされていますから便利です。

tabを基に演奏をコピーしはじめますが今度は正しい運指の情報が必要です。
こちらはyoutube上に無数にUPされている演奏動画の中から両手の動きがよく映っている物を参考にします。

比較的簡単な短めな曲を除いて自分が初めてコピーした中級クラスであろう曲がAstor Piazzollaのcafe1930でした。クラシック曲では無くタンゴで使われるバンドネオンの演奏をギターにアレンジした曲ですが、人気のある曲なので多くの演奏動画がyoutubeにUPされています。

デュエット曲なのでギターが担当するのはバッキングが主ではありますが、入門曲を卒業して中級クラスにチャレンジするのにちょうど良いレベルだと思いますし、何より弾いていて楽しいメロディアスな曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=BRjl3qm2KpM

当時自分が参考にさせていただいた動画は見つけられませんでしたが、ほぼ同じようなギターアレンジの動画となっています。もう少し左手が多く映っているほうが参考にしやすいのですが…

同じ曲といえど奏者のレベルでポジション取りやアレンジによって難易度が変化する曲ですから上級者による演奏もUPしておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=6DhQ5b4jwCg

演奏時の感情移入やタメ、開放弦の使用を減らしたポジションと同じ曲でもかなり運指が違います。おまけにメロディを担当するヴァイオリンもかなりの熟練者でロマンチック度合いがかなり上昇しています。この動画を見たのは完全に弾けるようになってからでしたから全体を練り直すまではしませんでしたが中間部のギターソロ部を参考にさせていただきました。

前置きと解説に興が乗ってしまい紹介が一曲だけになってしまいましたので次回も演奏動画の紹介を続けさせていただこうと思います。

曲は同じAstor PiazzollaのMilonga del Angel。難易度的にかなり手ごたえのある曲でした。

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