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「じゅんさい」にはポテンシャルが詰まっている。三種町観光協会副会長 三浦基英さん

皆様こんにちは!「なまはげ印のお米やさん」のnoteでは、今回インタビューさせて頂いたのは、オンラインストアでご購入頂ける「あきたこまちと食材3ヶ月セット」8月分の食材「じゅんさい」生産量日本一の町三種町観光協会副会長の三浦基英さんにお話をお聞きしました。

今回は生産者の方、というわけではありませんが、生産量日本一の町で様々なプロジェクトを仕掛ける三浦さんから見た「じゅんさい」の魅力、産業としてどうしていくのか?など色々とお聞きしてきたので、ぜひお楽しみください!

まずは、自己紹介も兼ねてQ&A方式で質問に答えていただいた様子を動画にまとめましたので、こちらをご覧ください!

ここからは、動画の内容に追記した書き起こし記事になります!

Q かんたんな自己紹介をお願いします!

A 地元三種町で「サンクラ」という商店を経営しております。元々酒蔵として1918年に創業しまして、今はお酒・日用品や食品の販売、LPガスの販売などをしています。25年ほど東京で働いていまして、2006年4月に事業承継で三種町に戻ってきました。

Q じゅんさいに出会ったきっかけ&じゅんさいの魅力

A 元々私はじゅんさいと関わりはなかったのですが、たまたま地元に戻った時に商工会が開発していた「じゅんさい鍋セット」に携わったのが最初のきっかけですね。小さい頃から三種町で育ちましたので、ずっとじゅんさいには当たり前に触れてはいましたが、その頃はあまりじゅんさいはそんなにたいしたものじゃないっていう感覚でしたね。

(摘み取りたてのじゅんさい)

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(じゅんさい鍋)

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ところが、25年東京に出て、帰ってきてじゅんさい鍋などに関わることによって「実は、じゅんさいってすごいんじゃないか?」と思い始めたんですよ。東京・大阪、時には香港まで行ってイベントなど開催する中で、皆様かなり良い反応をして頂けますし、私は良く「じゅんさいの3K(観光、環境、健康)」と言っていて、じゅんさいは田んぼのような沼で栽培されていて、舟に乗って収穫するちょっと変わった食物なのですが、毎年時期になるとこれの摘み取り体験もやっていて、多くのお客様がいらっしゃいます。

(摘み取り体験の様子)

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さらに、じゅんさいはその9割以上が水分なんですが、独特なぬめりに含まれる保湿成分やミネラル、さらにはポリフェノールが豊富なので健康美容食品として注目されていたり、珍しい生き物も多く生息することから環境資源としての価値もすごく高いと思っています。

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Q じゅんさいの課題・これからに向けて

A 年々関わっていくことで魅力にも気づいていく一方で、産業としては高齢化と後継者不足という課題にもぶち当たっています。これはじゅんさいに限らず様々な産業の課題だとは思いますが、現在摘み手さん達の平均年齢はもう70歳を超えて、空き田んぼも年々増えてます。

もちろん、観光的には先程もお話した通り、じゅんさいの摘み取り体験は町外県外からたくさんのお客様にお越しいただき、希望者も年々増えていますし、じゅんさい鍋セットの方も毎年多くの方にご購入いただいています。ただやはり、「観光」というのは、じゅんさいという産業があってのものですから、難しいですけれども観光、産業の垣根を超えて様々なことに挑戦していかないとなと思っております。

生産量も落ちたとはいえ、年間200〜300トン出荷できる場所は、我が三種町しかありません。機会がありましたら今年はもう終わってしまいましたが、6月7月が旬ですので是非お運びいただいて実際に舟に乗って自分の手で摘み取って召し上がっていただくという体験をして頂ければと思っています。ぜひ、お待ちしております !

最後までお読み頂きありがとうございます!いかがだったでしょうか?

下のサンクラさんのリンクからじゅんさい鍋もご注文頂けますし、なまはげ印のお米やさんでご購入頂けるお茶漬けをテーマにした「最高のあきたこまちと食材3ヶ月セット」にもじゅんさいが入ってますよ〜!

サンクラさんHP→http://sankura.com/

なまはげ印のお米屋さん(オンラインストア)→https://andon.base.shop/

ANDON日本橋店→https://andon.shop/

ANDON下北沢店→https://shimokita.andon.shop/

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