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PythonとQtでつくられたかっこいいマークダウンエディタnovelWriterを使ってみた感想文

こんにちは!なるーらぼです。今回はGIGAZINEさんが取り上げていたマークダウンエディタが気になりましたので、そちらを見ていったという投稿をします。見た目にかっこよかったというのが一番でして、いまは結局マークダウンは使っていませんがこのエディタ自体は使ってみたいと思っただけです。もし使ってみようというかたは元の記事も参考にするとよいでしょう。

さて、この投稿では「novelWriter」というマークダウンエディタについてのお話をします。このエディタはマークダウンに特化していて、プログラミングに利用できるようなVisual Studio Codeなどのようなものではありません。どちらかというとTyporaのようなエディタです。

面白い特徴として、2021年現在としてはテキストエディタに使用されているのをあまり見かけたことがない、PythonとQtで開発されているという点が挙げられます。GIGAZINEさんの記事ではWindows向けにインストーラでインストールしているのですが、Pythonで開発されているためPyPiからインストールすることができます。

もうこの時点で既にカッコいい!!と思ってしまいました。テキストエディタをPowerShellコマンドラインからインストールすることができるのです。すばらしい。

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Windows向けインストーラはどうやらPythonなどを同梱したもののようで、ファイルサイズが30MB超あります。Pythonは既にインストールしているよ、という方には上述のPyPIからインストールを採用してもよいのではないでしょうか。最近はElectronベースのデスクトップアプリが多いので、そこから比較すると30MBってかなり小さく感じてしまいますね。

次に面白い特徴としてはプロジェクト構造をつくるテキストエディタだということです。GIGAZINEさんの記事に「@」とキーワードを書くと登場人物などを紐づけすることができるというような記載があります。それを実現しているのがプロジェクト構造です。これによって紐づけを行うことができるようです。文章というより書物として構造を持つという思想なのですね。
わたしも電子書籍をつくるときはなんとなくの構造をつくってePubにしやすくしていたりはしますが、ここまでかっちりと定義をするのは意識の低いわたしにはなかなか手間でした。

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さらに公式サイトをよく読めばわかるのですが、小説など長めの文書をつくるために特化しているという大きな特徴を持っています。つまり、わたしのように途中にスクリーンショットをはさむような文書にはまったくマッチしていない!ということです。逆に小説をきっちり書いていきたい方には非常にわかりやすいのかもしれません。

メニューなどは日本語対応していませんが、記述は日本語でしていくことができます。もちろんチャプターなどにも日本語を利用することができます。また標準でダークテーマが入っていたり、標準で自動保存が30秒ごとに行われたりと長時間向き合うことを想定した設計になっています。このあたりは素晴らしいと思います。自動保存はTyporaにもありますので、もう必須なのかもしれません。

わたしは相当かっこいいと思っていますが、文字ばかりの電子書籍をつくることはなさそうですので、当面は使わない気がしております。実際にちょこっとだけ書いてみようと思いまして途中まで書きかけたのですが…先に大まかな文書の設計図を書いてから取り掛かったほうがいいなと早速投げました!きちんとはじめればうまくいくと思います。

最後に個人的に3つほど現時点で惜しいと思うことがあります。
1つ目はWindows向けのインストーラです。SmartScreenに止められてしまいます。しかもダウンロードの時点で止められてしまうので、ギョッとされる方が多いかもしれません。

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PyPIからpipコマンドでインストールする分にはお咎めありません。

2つ目はメニューの日本語表記に対応していない点です。ここまで素晴らしいエディタなのですが、表記がすべて英語というだけで敬遠される方が多いように感じます。もちろんそういうことなら多言語対応に協力してはという声があろうかと思いますが、英語表記にアレルギー反応を示す方が協力するとは思えません。メニュー表記がコードに埋められているので、まずはそこからでしょうね。

既に翻訳に協力するというイシューもありましたので、協力するというのもよいかもしれませんね。

3つ目はプログラムコードをバッククォートで囲んでいてもそのままバッククォートごとビルドされてしまうというものです。もちろんそのまま印刷するとかっこ悪いですから、一度マークダウンにビルド保存したものを別のもので…ということになると思います。ターゲットが小説などですから、そこまでは要らないと思うのがふつうなのかもしれません。

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あとはロゴがもう少しかっこよかったら…

英語メニューは平気でPythonも使っていて小説を書きたい方はnovelWriterはおススメです。逆に情報もたくさんあって幅広いドキュメントを書きたい方はTyporaやVSCodeを利用したほうがよいと思います。わたしはOneNoteをまだまだ使っていくことにします!

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