爪の輝きにも心が動かなくなった私へ
ひっさびさにセルフネイルをした。
といっても、ほとんど透明に近いピンクのマニキュアを塗っただけ。
血色感と艶をまとった爪を、前の私は何度も見てはにやにや頬を緩ませていた。
なのに今の私は、マニキュアを塗った後の爪を見返すことすらなくなってしまった。
その変化に自分で驚いた。たぶん、疲れているんだと思う。
さいきんの私は、よく働き、よく遊んでいる。
周りから見たら、充実した生活を送っているように見えるだろう。
だけどなんだか、心がついていかないときがある。
好きなアイドルのライブ当日も、なぜか心が踊らない。
前まで習慣としてやっていたジャーナリングも、ノートを開いてもあまり言葉が出てこない。手に力がうまく入らなくて、字がどんどん汚くなっている。
ストレスなのか、長すぎる残暑による夏バテなのか、原因はよくわからない。
仕事の忙しさとかプレッシャー、焦りをうまく処理できていない感覚は確かにつづいている。
かといって睡眠時間を削るような働き方はしていない。わたしは気力体力が足りないのかなあ、なんてほんの少しじぶんを責めたりした。
持ち前の(自分で言う)挑戦心やワクワクする心もなんだか失ってしまっているような気がする。
こういうときは、どうしたらいいのだろう。
はじめての感覚なので、解決策がわからない。
わからないけど、わからないなりに、
きっと今はじっとした方がいい時期なんだろうな、と思う。
台風が過ぎ去るのをじっと待つように。
きっといつかこの不調も終わりが来るだろう。
いまの不調を乗り越えるヒントが、じぶんの過去のnoteにあったりしないかな?と思い、見返してみた。
これといった解決策は見つからなかったけど、ひとつ発見が。
このnoteによると、今年の3月の私は絶不調だったらしい。
でも、それを私は覚えていなかったのだ。
読みながら、「あれ?私この時そんなしんどかったっけ?」なんて思った。
だからきっと、時間が経てば今の辛さも忘れちゃうんだと思う。
そうだったらいいな、と思う。
もう一回、爪の輝きにもときめきを感じられるのうに、
家に帰ったらマニキュアを重ね塗りしてみようかな。そんなことを考える。
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