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ふと、不思議な気持ちになる。

こんばんは、ねこはな工房です。
私は今、刺繍でアクセサリーを作って販売しています。
それを、ふと不思議に思うことがあります。

高校生の時、美大卒の家庭教師の先生にデッサンを教わって、美術系の学部がある大学の推薦入試を受けました。

子供の頃から、絵を描いたり、何かを作ったりすることが好きだったので、きっと美術系の方向に行けば、私の本当にやりたいことを仕事にして生きていけるのではないかと思ったのです。

でも、結局その試験には落ちてしまい、半分ふてくされた私は、もう大学に行くことはあきらめました。

デッサンを教えてくれた先生が彫金をやっていて、ほんの少しの興味があったので、ジュエリーデザインの専門学校へ入学することに決めたんです。

専門学校は、入学するのも卒業するのも簡単だし、就職のサポートも手厚く都合が良いと思ったんです。

ジュエリーデザイナーや職人さんになんて、そう簡単になれるわけないと思ったので、卒業後は普通に宝飾関係の事務員として10年くらい働きました。

でも今、刺繍作家としてアクセサリーを作っている・・・。

刺繍は、ピアスを作ることを目的に始めたことなので、ピアスを作りたいと思わなかったら・・・、専門学校に行かなかったら・・・もしかしたら刺繍に辿り着くことはなかったのかもしれない・・・なんて思うことがあります。

それに、刺繍に夢中になって、ピアスにこだわらなくても、楽しく創作活動ができるようになっています。

今まで続けられなかったことは、飽きてしまったり嫌になってしまったけれど、刺繍はちがう・・・。

とんでもなく遠回りして、戻ってきたみたいな。
そんな感じ。

人生って、なんか不思議です。

以上、本日の活動日誌でした。

温かいご支援ありがとうございます。