英語講師 中山じゅんいち

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英語講師 中山じゅんいち

成増塾で英語を教えています。体験授業は成増塾HPから!/講座・講師の詳しい情報は個人ホームページで/YOUTUBE始めました。 個人HP:https://www.nakayamajunic.com/ 成増塾HP:https://www.narimasujuku.net/

最近の記事

二次試験に必要な力

 二次試験の合格答案をつくるのに必要なのは、基礎問題を取りこぼさない力だ。実は、東大・京大を始め、難関の国立大学でも、二次試験では基礎を中心に出題することが多い。基礎とは、たいていの単語帳に載っている表現だったり、総合英語で大きく扱われている事柄のことだ。    具体的に2つ見てみよう。まず東京大の文法問題。一語を加えて選択肢を並び替えるものだ。 Let’s not use any of these pictures for the poster.  They (  a  )

    • マーク式読解問題の解法

       読解問題の最も基本的な解法は、「本文の該当箇所の<換言>で出来ている選択肢を選ぶ」である。先に本文と設問や選択肢のどちらを読むか、はケースバイケースであり、大学の出題傾向や自身の学力を鑑みて決めると良い。  また、選択肢問題では、問題の解答根拠になる本文の該当箇所を特定することが不可欠だ。特に高難度の問題では、【設問】→【選択肢の吟味】だけで済ますのは悪手。ダミーの選択肢は正答と紛らわしいから、本文の該当箇所という正解の拠り所が無いと正答との識別は困難だろう。該当箇所を見

      • 英語を通じた塾・予備校と大学の接続

         塾や予備校における英語の授業は、大学で求められる英語力の下地を作るという点で、大きな役割を果たしていると感じる。  大学受験の突破に要求される英語の力のうち、最高レベル(例えば東大入試で8割弱:90点 / 120点)を取る力と、大学入学後に必要な力の最も大きい違いは語彙で、最も差が小さいのが構文を取る力だ。  つまり、大学での英語は構文という外形が高校と変わらず、語彙という内面がやや専門的になるというイメージだ。受験突破に十分な学力を付けることができれば、それは大学の英

        • 東大の読解問題(大問5)の特殊性

           東大の大問5は例年、小説やエッセイが出題される。単語や構文が比較的容易だが、高い学力を持った生徒でも苦手とすることがある、面白い存在だと思う。  東大の読解問題の特徴は、情緒面の理解を問う問題が多いことだ。全国模試の偏差値が70程度あるのに、東大の読解で苦労をしている生徒は、ここの理解が甘い気がしている。模試では英文法や政治経済、科学技術などの内容を理解しているかどうかを問う設問が多い。一方、東大の読解では人間の感情や思考の理解を問うものが多い。この感情や思考は論理的、抽