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ボイトレ講座100note(2016~2017)

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ボイストレーニングについて書きます。 内容は ・発声法(アッポッジョ、声の闘争など) ・練習方法 ・参考動画紹介 …などです。 よろしくお願いします!
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2017年2月の記事一覧

Re: Greatest Notes from the Greatest Tenors

戦中戦後のテノールは声に止めがあり支えが強靭です。この頃の声を目指して練習すると良いです。でもいきなり真似をしようとすると喉を壊すので、少しずつ鍛える方がいいですね。息で流したりしないで、適度に止める。ブレーキがかかっていることを忘れた状態で、アクセルを踏むような感じです。

Plácido Domingo - Rachel,quand du Seigneur

Rachel,quand du Seigneur
オペラ《ユダヤの女》より「ラシェル、主の恵みにより」
有名ではないオペラですが良いアリアです。
三大テナーの中ではドミンゴが一番歌が上手いと思います。声はパヴァロッティが一番。カレーラスは歌も声も器用な印象があります。

発声の基礎

発声の基礎は”どれだけ出すか”より”どれだけ出さないか”が重要です。特に息を出さないこと、密度を高い状態で保持する力は非常に大切です。昔に比べて現代の歌唱は息が余計に流れています。そのため声の響きが散り、表現と一致していません。支えが弱体化していることや、筋肉が使えていない、あるいは息の流れでごまかしていると言えます。声楽を学ぶ場合は現代を避けて昔の歌手の声に耳を慣れさせておくことが重要です。昔の もっとみる