講義の組み立て講義

こんにちは。中津企画室ライターのとまとです。

今週の中津企画室レポートいきます!
今回のテーマは【文章の組み立て方】!
それではどうぞ!

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▼原則はPREP
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「相手に理解してもらう」ことを頭に入れながら文章を考えるとしたら、基本的にはP.R.E.P.で話を組み立てていきます。

これは、

【結論、理由、例、結論】

の頭文字をとっています。
授業やスピーチ、ここでの文章の構成も大体これです。
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▼聞き手のために。
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まず、ここでの参加者は「我々に何を期待し、何を求めてきているか?」をはっきりさせた方がいいです。
ここで話を聞く人たちはきっと、

①話し手に興味がある。
②話す内容に興味がある。
③なんとなくor仕方なく聴いている(授業で多い)

あたりの理由で見に来ているでしょう。(人を集めるのは各々お任せします。)

どんなパターンで集まったにしろ、我々がすべきこととして少なくとも共通して言えるのは、

”聞き手に何かしらのメリットや意味を感じてもらうような構成にすること”は重要です。

ここで僕のお話をすると、
僕はよく、この話を聞いた人は、”どのような状態になって欲しいか”を設定してから話をします。

そこから逆算して組み立てます。
そのようにしないと話がぶれてしまうからです。

例えば、今回の投稿は、読んでいる発表者の3人をイメージしながら、「俺はこんな感じで話を組み立ててるから、これを読んで少しでもヒントになってくれればいいなー」と考えて文章を打っています。

なのでこの「聞き手のメリットや、”こんなこと感じてほしいな~”をまずはコチラが押さえる」ってことが重要になってきます。

自分(=発表者)という人物が目当てならもうその人の話を聞いてる時点で聞き手にとっては目的達成ですが、パターン③の人とか、「中津に誘われてきてみた」って人をうならせるには、この辺りをしっかり考えて構成を作りましょう。
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▼もう少し掘り下げます。
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上のお話では、さっそくP.R.E.P.にのっとってお話しさせていただきました。気になる方はスクロールしてもう一度読んでみてください。

ここではもう少し踏み込んだ話をすると、僕が話の構成を考えるときは、原稿のようなものに、箇条書きか何かで文字に起こしてやっていくのですが、1つ意識することがあります。

それは、「聞き手の感情の流れを言語化する」ってことです。

少し言い換えると、聞き手の頭の中の流れをこちらで大体作るイメージです。

●「相手の実生活に役立つ」
というテーマで話をするのであれば、

まずはツカミで「皆さんこういうことってないですかー?」と課題意識を芽生えさせて・・・

「私は、自分の仕事や生活で、それらを解消する方法を発見しましたー!それをお話ししますね!」と、この講座を聞いたらどんなメリットがあるかを予感させて・・・

「こんな視点で見てみたら?」と自分の話したい内容を絡めさせて、「なるほどー!」と感じてもらって・・・

この辺りで、「自分の日々の生活に転用するにはどうしたらいいか?」を考えてもらって、こちらでも例を1つくらい用意しておいて・・・

ここらで要素や布石を置いておいて・・・

ここでこういう話をしたら、きっと疑問が出るはずだから・・・

布石を次の話で回収しよう!

当然、全部も話はできないから、次回が気になる終わり方をしよう。
みたいな感じです。

●「相手の興味を刺激する」
というテーマであれば、

始めにこの話は、皆さんが普段触れない世界について、「この世界に触れることによって、どれだけみなさんの日々が豊かになるか(役立つではなく!)」をまずは話します。

日常と、テーマの橋渡しをどれだけできるかです。

例えば、
僕が『映画』について講義をするなら、この話を聞いて人生の“役に立って”もらおうとはこれっぽちも思いません。

ですが、知的好奇心を刺激する話をすることによって、聞き手の日々に彩りは与えたい。

映画の踏み込んだ話は普段は触れない世界だけど、この講義で得た目線でこれから映画を見ると、この講座を聞く前後では全然人生の豊かさが違いますよね!って感じに話を持っていきます。

なんとなくイメージつかめましたか?
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大事なことなのでもう一度言います。

「このどんな状態になってほしいか」が抜けてしまうと、ただの自己満足で終わってしまいます。

そうなると、相手の時間がもったいないので、時間をただ奪うだけになってしまいます。

「どんな状態」っていうのは、メリットではなくても、「へえーこんな世界があるんだ」とか「こんな考え方があるんだー」でもいいと思います。

聞く前と後で何かが変わっていればいいと思いますし、1人でも刺激になれば成功です。

怖いことを言っているように聞こえるかもしれませんが、今回のチャレンジをやり切ると、

『自分の考えの整理になる』+『自分の自信につながる』+『観客からの自分への信用が爆上がりする』

という「この講座をやると、受け取るメリット」を最後に示しておきますね。

以上でーす!

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<とまとのつぶやき>
自分の話を聞いた人に、”どのような状態になって欲しいか”を設定してから話をする、というのが大切なんですね!
以前中津さんに授業開きでどんな話をしているか聞かれたことがあります。その時に中津さんからこの話を聞きました。
私の授業を受けるとどんなメリットがあるのか。そういった着地点を考えて話をしていかないと相手にも伝わりにくいし、押し付けるだけになってしまうんですよね。
教師をしていると、生徒は聞くのが当たり前と勘違いしてしまいそうになりますが、話をする時には独りよがりになっていないか、聞いてくれる相手にとってちゃんとメリットのあるものになっているか、考えた上で話したいですね!

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