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過度な受験で失われるものとは?『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』より


受験大国として知られる韓国。
一発勝負の受験で落ちたら人生が終わるとまで言われている。

確かに受験による有名大学進学は「人生が好転する」素晴らしいきっかけの一つだ。
ただ、そのための過度な受験勉強によって、多くのかけがえのないものを失っていたらどうだろうか?

今回は過度な勉強に苦しむ子どもたちを解放する、そんなドラマのワンシーンを紹介する。(※ネタバレ注意)

■あらすじ

このドラマでは受験勉強をする子どもたちが塾に向かうまでのバスである男にハイジャックされる。ハイジャックとはいうものの、テロ的なものではなく、子どもたちを山へ連れていき、とことん遊ばせるだけだ。

子どもたちは普段の生活から解放され、興味関心を追求していく。
植物の面白さに気づく子、自分で遊びを考える子、ゆったり過ごす子など様々だ。

しかし、子どもたちを洗脳したとして”誘拐犯”は逮捕されてしまう。
保護者たちが受験の妨げをされた訴えたのだ。
そして物語は保護者たちVS誘拐犯の裁判が展開されていく….

■ドラマを通して考えたいこと


誘拐犯の”誘拐”という手段は確かに違ったかもしれない。

ただ、誘拐犯の伝えようとしていることは見えてくるはずだ。

それは

「もっと子どもの”好き”に向き合おう!!」

です。

受験では、大学入試にである正解の暗記に勉学が注力されるため、子どもの好きや興味は排除されることになる。勉学の内容の優先順位は受験大学に出るかどうかだ。出される課題に対して傾向を捉え学習することは大切です。

しかし、幼いころからそればかりやっていると
「自分のやりたいこと」「夢」がなくなるのは当然の結果です。
やりたいことの探求を奪われた大学生は就活で自分の生きる道を失う。

それでやりがいのない人生を送ることになってしまう。

だからこそ、ドラマの中で出てくるように
好きの探求をとことんする時間が大切なんです。

好きを見つけさえすればあとは自分で調べ学習するようになります。

大人が子どもたちに残さないといけないものって
あれこれ指導することじゃなくて、
好きを探求できる場をしっかり用意させてあげること。

これにつきるように思います。

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