サラリーマンが出世するのは損な気がしてきた#01

サラリーマンは、一般に出世を目指すものと言われているかと思います。「かと思います」と書いたのは、私自身にあまり出世したいという願望がないからなのです。が、出世欲求という一般的な概念は、最近では揺らぎつつあるようです。

私が勤めている会社で社員向けにアンケートを取ったところ、いわゆる課長以上の管理職になりたい人が激減している、という結果が出たようです。

課長以上の管理職というと、ドラマとかでよく描かれているのは、仕事中に(何故か)新聞を読んで、部下が持ってくる企画書をふんふんと言って読んで、ああでもないこうでもないと好き勝手なことを言った後に、また新聞を読み始める、という、端から見るとだいぶ大層なご身分、という印象を持つ方もいらっしゃるかと思いますが。

今の管理職というのは、少なくとも私が見えている限りでは、そんな大層なご身分のように見えません。私自身、そのアンケート結果を聞いたときには、「そらそうなるよな…」という印象を持ったのが事実です。

いろんな意味で管理職というのは損な仕事のように思います。私が日頃勤めている中で感じている「会社勤めの管理職が損」なことを3つ書きます。


1.いくら働いても残業代が出ない

あくまで私が勤めている会社に限った話かもしれませんが、管理職になると残業代は出ません。定額働かせ放題になってしまいます。

「自分の仕事を減らせばいい」と言ってる管理者もいますが、(私から見る限り)他人に仕事を押しつけているようにも見えます。個人レベルではその問題点は解決されているようですが、勤務制度全体の問題ではない気がします。

そんな環境で、頑張って働くモチベーションをどこに持てばいいのでしょうか。出世すれば給料は上がりますが、それはスズメの涙ほどでしかありません。

私は、会社に勤めることはお金を稼ぐ手段のひとつ、としか認識していないため…管理職として働くことにメリットを感じることができないです。


2.部下が仕事をやり切れないと、残った仕事は管理職に回る

管理職ではない、いわゆる係長職以下の一般社員は、勤務時間は明確に管理されています。

会社でノー残業デーなどの制度があれば、例えば一般社員は、たとえ終えるべき仕事が終わっていなかったとしても、終業時刻が来れば家に帰る必要があります。

…ということは、終えるべき仕事を終えるためには、定額働かせ放題になってる管理職がやるしかありません。別に管理職に残業代がつくとしても、ノー残業デーなどは管理職は対象外となるケースが多いと思いますので、状況は変わりません。管理職は、全ての仕事にケリをつけるために、労働に多くの時間を割かなければいけません。


…書いていたら夜遅くなりましたので、続きはまた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?