
ワクワク体験!こども北摂里山探検隊がしい茸の菌入れに挑戦!
ワクワク里山体験!こども北摂里山探検隊、しい茸の菌入れ&収穫に挑戦
2月1日、「こども北摂里山探検隊」の親子11組を仲しい茸園にお迎えし、しい茸の菌入れ体験と収穫体験を行いました!
当日は天気が少し心配でしたが、思ったほど寒くなく、過ごしやすい一日。里山の自然の中で、親子でじっくりとしい茸づくりを知り、体験していただけました。
里山としい茸の深~い関係
仲しい茸園に到着した探検隊の皆さんを園長のまもちゃんがお出迎え。まずは、しい茸栽培と里山の関係についてのお話をさせていただきました。
実はこの地域、もともとは炭の産地だったんです。
昔は、煮炊きや暖を取るのに欠かせなかった炭。でも、ガスや電気が普及するにつれて、炭を使う機会はどんどん減っていきました。
そんなとき、炭を作るために伐採していた木が、しい茸栽培に適していることがわかり、この地域はしい茸の産地として発展することに。
また、木を切らずに放置すると森は荒れてしまいます。適度に木を伐採し、里山を手入れすることで、若く栄養価の高い原木が採れ、それが美味しいしい茸を育てる… これが、しい茸栽培と里山の大切なつながりなんです。
自然と人が共に生きるための知恵がお伝えできていれば良かったです。
いざ、しい茸の菌入れ体験!
お話のあとは、いよいよしい茸の菌入れ体験スタート!
原木に専用のドリルで穴を開け、その穴にしい茸の「菌駒」を入れていきます。ドリルは高速で回転するため、最初は「速っ!」と戸惑う親子もいましたが、すぐに慣れて上手に穴を開けられるようになりました。

親子で協力しながら、ドリルで開けた穴に菌駒を入れていきます。
菌駒とはオガ菌(おが屑にしい茸の菌糸を培養したもの)をシート状のパックに詰め、スチロールの菌栓で駒の形に成型したもの。この菌駒を穴にいれていくのですが、スチロールを剝がして菌だけを入れる子がいたり、強く押し込みすぎてしまう子がいたり。コツをお伝えしながら親子で菌入れしていただきました。「なんで発泡スチロールが必要なの?」という質問も。発泡スチロールがないと穴に入れた種駒が乾燥してしまい、上手く菌糸が活着しないのです。穴に菌を入れるだけの作業ですが、コツもあるんです。
完成した原木は、それぞれお土産としてお持ち帰り!
「ちゃんと育つかな?」「いつしい茸が出てくるんだろう?」とワクワクした表情も見られました。
しい茸が、おうちでたくさん生えてきますように!

しい茸の収穫体験!
菌入れのあとは、ハウスに移動し、しい茸の収穫体験にチャレンジ!
ハウスの中で育ったしい茸を一人ひとり、自分の手で収穫していきます。「しい茸の軸を持って、手前に倒すようにすると上手に採れるよ」とまもちゃんからのアドバイスも受けながら、みんな慎重に収穫。
最初は少し戸惑っていた子どもたちも、コツをつかむと「取れたー!」「こんなのがあったよ!」と嬉しそうに収穫してくれました。
採れたてしい茸をその場でバーベキュー!
収穫したしい茸は、そのままバーベキュー場へ。
ご持参した食材と一緒に、炭火でじっくり焼いていただきました。
そして、なんと今回使う炭は…こども北摂里山探検隊が以前の体験で作った「池田の菊炭」! 自分たちが作った炭で焼くしい茸…これは特別な味になりそうですね。
炭火でじっくり焼いたしい茸は、香りも旨味も格別と思います!自然の恵みを存分に味わう時間となってくれていたら嬉しいです。

まとめ
北摂の里山の恵み原木しい茸を「知る」「収穫する」「食べる」まで、まるごと体験していただいた今回のこども北摂里山探検隊さんとのイベント。
しい茸の菌入れをした原木、これからご自宅でしい茸が生えてくるのを楽しみに、日々のお世話も頑張ってくださいね!
お越しいただきありがとうございました!
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