見出し画像

この街は『サッカークラブ』に興味などない。

この街は『サッカークラブ』に興味などない。

この前提に立つか、立たないかでJクラブをはじめとした、クラブ運営者として何をやるのか?という行動計画に、大きく差が出る部分だと思ってます。

スポーツ関係者は、スポーツの価値を過大評価しがち

僕自身Jリーグのビジネススクール である「SHC」に通っておりまして半年ほど、Jクラブのリアルを学びました。

SHCでは基本的にグループワークで講義が進み、
最終的にJリーグクラブの経営者に事業計画/事業戦略をプレゼンテーションするというのがゴールとなります。

この講座の中で個人的に最も大きな気づきは、
「スポーツ好きは世の中におけるスポーツの価値を過大評価しがちなのではないか」ということ
でした。

つまり、スポーツ関係者は、「スポーツ=世の中に人にとって価値がある」という方程式を勝手に成り立たせてしまいがちであるということです。

本来は「この街にプロスポーツクラブは必要ない」という前提からスタートすべきなのではないか

図1

僕自身はもちろんスポーツは大好きです。

しかしながらそれは、僕自身は幼少期からサッカーをして育ちましたし、それなりにスポーツが得意で、スポーツが僕の人生の大部分を構成しているからです。

しかしながら、一方世の中にはスポーツ好きと同じくらいスポーツが苦手、もしくは嫌いな層がいると思います。
以下の統計をあげれば、大体3割ほどはスポーツが苦手な認識を持っているそうです。

スクリーンショット 2020-11-09 19.41.59

出典:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/__icsFiles/afieldfile/2016/03/14/1368245_001.pdf

だとすると、
スポーツは全員にとって価値があるという前提ではなく、
どうしたらスポーツクラブ、サッカークラブがスポーツ嫌いな人もいるこの街の価値になりうるのか?を考え尽くす必要があります。

COEDO KAWAGOE F.Cは『スポーツクラブを通して、川越に夢と感動を創出する』ために存在しています

画像3

具体例で話した方がわかりやすいので、
僕らの運営しているクラブであるCOEDO KAWAGOE F.Cを例に出します。

昨日クラブのキックオフだったのでそこでも選手、スタッフには伝えたのですが、僕らCOEDO KAWAGOE FCというフットボールクラブはなぜ存在するか?

この問いへの答えは至極シンプルで、
COEDO KAWAGOE F.Cは『フットボールクラブを通して、川越に夢と感動を創出し続ける』ために存在しています。

存在意義は、
強いサッカーチームを作って、Jクラブになることでもないです。
強い事業基盤を作って、経営陣が儲かることでもないです。
一方ボランティア組織になるわけでもありません。

僕らのクラブは『フットボールクラブを通して、川越に夢と感動を創出し続ける』ために存在しています。

ここを履き違えるとクラブの全てが変わります。

僕らCOEDO KAWAGOE F.Cはこの街である、川越に必要不可欠な、なくてはならない存在になるために存在/活動しています。
その切り口の1つがJリーグクラブを作ることであり、強い事業基盤を作り、社員を幸せにすることです。

COEDO KAWAGOE F.Cでは、ビジョン実現のために3つの実現目標を置き、具体的に行動していきます。

スクリーンショット 2020-11-09 19.47.43

定量的に言えば、
仮にクラブがなくなるとした時に、川越市民の90%が悲しむ存在になり得たとしたらクラブとしてはおそらくビジョンを達成していると言えると思います。

そして、そのような状態は強いJリーグのサッカークラブを作るだけではなし得ないと思います。

僕らは上記実現のために以下の3本柱を実施していきます。

1.【サッカー】川越初のJリーグクラブを作る

2.【事業】従来の収益源に頼らない強い事業基盤を作る

3.【ホームタウン活動】関わる人全員が心から誇れるクラブへの挑戦

1、2はもう当然やるものとして、
僕らは3を重視し、サッカーに興味ない人も含めたこの街の人に必要な存在となるため、ホームタウン活動(COEDO活動と呼びます。)を本腰を入れてやっていきます。

今期に関してはホームタウン活動(COEDO活動)を年間50回。

ホームタウン活動は地域リーグだからやらなくてよいとかいう話ではなく、
僕らは『川越に夢と感動を創出し続ける』ために存在するから、当たり前にやっていきます。

ホームタウン活動はなんとなくやらないといけないからやる。しょうがないからやる。そういうスポーツクラブも少なくないのが実情だと思います。

しかしながら僕らはそうではなく、
ホームタウン活動をビジョン達成のために本腰入れてやっていきます。

「ホームタウン活動を主導してやりたい!」と声を上げてくれた大学生3人組が議論しながら作ってくれたのがこちら。スピード感持って進めてくれていて素晴らしいです👏

スクリーンショット 2020-11-09 19.52.36

スクリーンショット 2020-11-09 19.52.48

スクリーンショット 2020-11-09 19.52.59

スクリーンショット 2020-11-09 19.53.11

スクリーンショット 2020-11-09 19.53.18

全てはこの地域に必要不可欠な存在となり、
川越に夢と感動を創出できるクラブとなるために。

もしクラブの今後に興味を持っていただけそうな方はぜひご連絡&フォローいただければと思います。

クラブのTwitter

クラブのYouTube

公式HPなどは準備中ですので、またTwitterから発表します。

スポーツビジネスを一歩でも前に進められるように頑張ります! サポートいただいたお金は僕の仕事のカフェ代にさせていただきます!