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スポーツビジネスが、"ドリームジョブ"と呼ばれるその日まで。

スポーツビジネス という呼称は何かスポーツの事業に特殊性があるかのような表現なので好きではないのですが、「スポーツ業界の仕事」をわかりやすく表現する言葉として使いたいと思います。

スポーツビジネスは一般的にドリームジョブと言われることが多いように感じます。

ドリームジョブという言葉をぐぐると、以下のように定義されています。

dream job 理想の仕事
https://eow.alc.co.jp/search?q=dream+job

理想の仕事、みんなのやりたいと思う仕事だということ。

実際これは一理正しいです。

とあるJクラブが営業の求人を出したそうです。
そうしたところ、年収200-300万ほどの求人にも関わらず、相当数の求人応募があり、実際中には40歳の家族をお持ちの方からも応募があったそうです。

つまり、これだけスポーツ業界の仕事というのは人を惹きつける魅力的な仕事であるということです。
僕自身もこれは事実だと思いますし、僕もこの業界に関わっていて毎日とても幸せで充実しています。

一方で、収入面で大きな課題が依然として有り続ける

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スポーツ業界で働く人のほとんどすべての人が口を揃えていう、悩み事が「年収(収入)問題」です。

例えば、Jリーグのようなプロクラブを例に出します。
最近でこそ、少しずつそれなりに高い給与(500万以上)を提示するクラブも増えてきましたが、まだまだ全体としては200万〜400万程度が基本的な給与レンジだと思います。

給与月給20万円~30万円
※あなたの経験・年齢を考慮し当社規定により優遇します。

給与が上がらない理由は結構シンプルで、
スポーツビジネス が以下のような売上/利益構造に依存していることに由来します。

・売上が読みにくい(雨やチームの勝率、クラブの人気などの外部要因に左右される)
・売上にアッパーがある(スタジアムのキャパ自体が売り上げの基本アッパー)

この収益構造が変わらない限りは、
基本的にはクラブ経営者としても給与を上げるという意思決定はしにくいです。
給料を上げることはできますが、下げることはほとんど不可能に近いからです。
来期の収支が読めない中でなかなか収入を上げるという意思決定はしにくいです。

僕もスポーツ業界にどっぷり浸かっていますが、
スポーツビジネス が真の意味でドリームジョブになるためには給与問題を解決できるかどうか?が大きく影響すると考えています。

地域クラブから、Jクラブ越えの給与水準を作りにいきたい

僕自身は普段はサッカードットコムという会社で働いていますが、
一方で副業で「COEDO KAWAGOE F.C」というフットボールクラブも運営しています。

このCOEDO KAWAGOE F.Cで、1つ個人的にチャレンジしたいテーマは、
「地域クラブでありながら、平均年収500万の事業組織にする」
ことです。

COEDO KAWAGOE F.Cは、来年の3月からシーズンオープンし、社会人チームとして始動しますが、今月中にはCOEDO KAWAGOE F.C株式会社として法人化いたします。

年収500万に特段意味はないのですが、
Jクラブの平均給与水準をおそらく超える金額を地域リーグから出せる状態を作ることで、「お?なんだあのクラブは」という状態を作り、Jクラブ側にもパクってもらえる何かを作れないかと思っています。

令和2年9月に発表された国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は 436万円ということが分かっています。

スポーツ業界の圧倒的な楽しさ、かつ年収500万であれば、ある程度は僕自身ドリームジョブと言っても差し支えないのでは?と思っていまして、まずはこの状態をどう作るかにコミットしていきたいと思っています。

地域クラブから、Jクラブ越えの給与水準を作るには「スポンサーに依存しない事業づくり」が必要

いますでに、COEDO KAWAGOE F.Cのスタッフで、
いくつか事業として走らせていますが、まずクラブとして毎年の年間予算(売上)を5,000万作れる状態を作りにいきたいと思っています。

どう5,000万の事業規模にするのか?についてはクルーズという会社の考え方を参考にしてます。

最終的な成果としてグループで1兆円を目指す経営です。自由なグループ経営の思想とそれを実現する永久進化構想という仕組みを活かして100億の事業を生み出す経営者を100人生み出し、1兆円と凄い100人を実現させます。

つまり、クルーズという会社は1兆円の時価総額を目指しているわけですが、100億円の事業規模の会社が100個あれば時価総額は1兆円になるというロジックです。

僕らもこれと同様で、年間5,000万の事業を作ることは簡単ではありませんが、年間500万(月の売上ベースで40万)の事業を10個作ることはそこまで難しいことではないと考えています。
そこをまず直近3年で作りにいきます。

ここで得たキャッシュをチーム、事業に投資して、さらに売上を拡大していきたいと思っています。(株式調達は短期的にはしない予定ですが、借入は積極的にしていきます。)

かつその事業もできるだけ、
やればやるだけマネタイズできる事業モデルではなく、工数をかけずにマネタイズできる事業を目指したいと思います。

フットボール、サッカーはとても素晴らしいコンテンツであり、
僕自身もサッカー少年の1人として大変魅力に思っています。

サッカーを使って、どう川越という街に価値を提供できるか。
そして、その価値をマネタイズできるか。
そして、そのマネタイズしたキャッシュを事業/人材に投資できるか。

当然ながら地域クラブには基本的には「グッズ」や「チケット」収入などのJクラブの主要収入となるような要素は存在しません。

が、だからこそそれを理由にはせずに、どう新しい収益を作っていけるかに前向きにチャレンジし、ドリームジョブとなることへ何かしら一石を投じることのできる事業になれたらいいなと思っています。

がんばります。継続は力。

スポーツビジネスを一歩でも前に進められるように頑張ります! サポートいただいたお金は僕の仕事のカフェ代にさせていただきます!