婚活に学ぶ、売れない営業の行動 サンクコストの罠 

よく営業って恋愛に例えられますよね。

先日、久しぶりに会った友人A(40歳)と話した時の事です。

中尾 「おー、久しぶり!元気してた?」

A 「何とか元気してるよ。」

中尾 「そういえば、1年前くらいに話した時に婚活してるって言ってたじゃん、あれどうなったの?」

A 「それが、やってる事はやってるんだけど、進んでないんだよね。」

中尾 「と、言うと?」

A 「結婚相談所に登録して、お見合い依頼を送っているんだけど、1件もお見合い出来ないんだ。服変えたり、オシャレな美容院行って写真変えてみたりしてるんだけど。。。」

中尾 「1年経ったのに1件もお見合い出来ないって、意味ないじゃん。それって相談所変えた方が良くない?」

A 「そうなんだけど、入会金10万円以上も払ってるし、辞めても戻ってこないんだよね。元取りたくて。」

中尾 「サンクコストって言葉知ってる?」

A 「知らない」

中尾 「調べてみて」

A サンクコスト 検索

英語表記はsunk cost。既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

出典 野村証券証券用語解説集

A 「これ、自分の事じゃん。」

中尾 「そう、支払ってしまったお金が勿体ないからって、返って来ないんだから、成果の出ない方法に固執するより、他の方法を試した方が良いよ。

A 「確かに!でもどうすれば?」

中尾 「今なら無料のマッチングアプリとかあるじゃん、○○なら知り合いがそれで出会って結婚したっていうのも聞いてるし、それしてみたら?
ここで見てるから登録してみようよ。」

A 「ちょっとやってみる!」

その、6時間後
Aから「マッチングアプリで女性とメッセージが出来るようになった。
今まで1年以上かけて1人ともお見合い出来なかったのが噓のようだ、ありがとう!」
と連絡が来ました。

A君は別に見た目が悪い事も無いし、性格が悪いわけでもない、普通の男性です。ただ、結婚するという目標のため(結婚が良いとか悪いとかいう話は置いといて)に間違った行動をし続けてた。だけです。

営業もそうで、伸びしろが無いの分かってるのに、今までこれだけ投資したからという理由で同じ客を訪問し続けている需要が先細りで売れなくなって来ているのが分かってて、この商品に時間もお金も使ってきたんだ!と需要が先細りなのに他の商品を探そうとしない。

成果が出ないなって時は、サンクコスト効果に陥って無いか?

考えてみて下さい♪


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