会社で”必ず”評価される立ち回り
こんにちは。
今日は、よく気にされる『会社での評価』についてお話していきます。
前提、私自身はあまり他人からの評価自体はあんまり気にしていません。
それよりも、”この組織内でどんな貢献ができるか”を考えて柔軟に動くようにしています。
そして、”組織への貢献”が高くなった結果”良い評価”が降ってくるだけなので、”評価”は評価ありきの事ではなく、どれだけ組織に貢献できたかに紐づくこととなります。
(中には上司に媚びを売っておけばいい会社もありますが(笑))
なので今日は、評価の元となる組織貢献度を高める立ち回りについて書いていく流れとなります。
前提① 誰かがすでにやっていることをやっていても貢献度のインパクトは大きくない
誤解されないようにまず補足をしておくと、”貢献していない”というわけではありません。
例えば、トップ営業マンの成績が月間1,000万円受注だった時に、800万円とか900万円などのようにNo.2の実績を出せたとします。
もちろんすごいですし貢献度は高いです。ある程度の評価はされるでしょう。
ですが、他にすでにやっている人がいる、かつもっとできる人がいる場合、見え方としてはあくまでNo.2(またはそれ以下)ですし、今までやってきたことを膨らませた状態なだけなので貢献度のインパクトとしてはそこまで大きくないかもしれません。
評価はされますが、絶対に”あなたでなくてはならない理由”までのインパクトにはならないのでは?と考えています。
※どうしても評価が気になるという方は下の記事に書いていることを参考にしてみてください。
前提② 誰よりも高い成果を上げたとしても自身の成果だけでは貢献度のインパクトは大きくない
これは、先ほどの前提のNo.1状態のやつです。
めちゃくちゃ素晴らしいですし、めちゃくちゃ評価はされると思います。
ですが、この状態ではあくまで一時的な評価に過ぎず、あなたへの評価というより、実績を上げたこと自体の評価かもしれません。
別にこれを否定したいわけではなく、本当に素晴らしいと思っており、私もトップの実績を出せば必然と評価はされるものだと思っていた時期がありました。
けど、先ほどの繰り返しのように、”実績を出したことへの称賛”でしかなく、自分自身という人間を評価してもらっている気はしなかったのです。
理由としては様々ありますが、下記のようなものではないかと思っています。
短期的な実績はこれから先永続的に続かないかもしれない
実績を出した人がいなくなれば、その実績はなくなることとなり結果的に短期的なもので終わってしまう
など。
このように、短期的に組織への貢献度が高くなったとしても、長期的に見た時の貢献度はそこまで高くないかもしれません。
会社は単年の実績を上げればいいというものではなく、できる限り長く社会に価値を届け続けるということを考えているはずです。
短期的な実績はもちろん素晴らしい前提ですが、上記のようなことからも貢献度のインパクト自体は高くないでしょう。
組織的に必要だが、まだ誰も手を付けていないことをして実績につなげる
そして、私が一番貢献度インパクトが高いと感じているのはこの立ち回りです。
意味合いとしては、『今後継続的に組織に残っていく、まだ誰も手を付けていない実績を上げるための仕組み作り』です。
もちろん、最終的に実績に反映されるような内容でないと絵に描いた餅に終わってしまいますが、実績自体は小さくても全然いいと思っています。
例として先ほどの前提①②の会社について考えていきます。
この状況を考えた時に、継続的に実績を上げられる仕組み作りは何かと考えます。
トップの成績に近づくことができるよう営業の標準化を図る
新人が短期で平均的な実績が出るような教育制度を作る
実績を出す手段として別の手段により実績の出し方を考える
例えば、これらの事がまだ組織として取り組んでおらず、あなたが真っ先に取り組んだ時に貢献度を考えてみます。
■例1:トップの成績に近づくことができるよう営業の標準化を図る
仮に営業マンが10人いたとして、トップ営業が1,000万円、あなたが200万円、他の8名は500万円とします。
あなたは最下位の状態です。
そこで『トップのやり方を誰でもできるような仕組みを作る』ということをして、下記の実績になったとします。
(前提、完璧に真似をするのは難しいと思っていますが・・)
トップ営業はそのまま1,000万円、あなたが500万円(仕組みづくりの時間も割いている前提で)、その他8名が700万円になったとします。
その時のあなたの貢献度はどうでしょうか。
500万円+200万円×8(8名分の上がった成果分)=2,100万円
単純計算ではありますが、トップ営業の2倍以上の貢献度です。
しかもこれを形にして残しておけば、あなた自身の成果が0であっても、またあなた自身が退職などにより去ったとしても、その型化した貢献は残り続けるわけです。
■例2:新人が短期で平均的な実績が出るような教育制度を作る
これも基本的には同じ考え方です。
仮に今までは、新人が平均的な実績(500万円)を出すまでに6か月かかったとして、それが下記のように推移しているとします。
0円→100万円→150万円→200万円→300万円→500万円(半年間の推移)
もし、既存のトップ営業を真似られるような教育制度を作って下記のような推移に変わったとします。
0円→150万円→300万円→500万円→500万円→500万円(半年間の推移)
こちらも単純計算をしますが、前者の半年貢献は1,250万円、後者の半年貢献は1,950万円となり、差分の700万円×人数分が貢献度となるわけです。
また、その翌年も翌々年も、新人を獲得し続ける限りは、実質はあなたの貢献度となります。(実際はそんな単純なものではないですが(笑))
■例3:実績を出す手段として別の手段により実績の出し方を考える
これは、新しいことを考えること自体が難しいですが、新しい施策を成功させられれば組織貢献度は高いことは明らかです。
そして、結果的に爆発的な成果に繋がればもちろんいいですが、これは目先の実績自体は大きくなくてもいいかと考えています。
それよりも、”今までやっていない”というのが重要なわけであり、その実績が1万円であったとしても価値はあるわけです。
小さな実績さえ出すことができれば、あとは、回数を増やす(やる人を増やす)・改善を重ね効率を上げるなどで大きくすればいいのです。
まとめ
『型化をする』『新しいことを考える』というのは確かに難易度は高いです。ですが、ここでお伝えしたいのは、型化や新施策に閉じた話ではなく、”組織全体を見た時に、必要だけどできていない(やっていない)ことは何か”を見つけるのが大事だということです。
仕事をしていると、どうしても目先の事に追われがちになりますが、一旦全体を見渡してみて全体像を捉えることで、何か見えてくることはあるかもしれません。
これは、一般的に言われる、「視野を広げる」「視座を上げる」ということと同じ意味合いになりますが、それができることで、組織への貢献度が高くなり、結果的に評価にも繋がるのではないかなと思います。
(最後に)私の投稿テーマ
『イキイキと生きる人を増やす』をテーマに発信をしています。
人間関係や仕事での”不”、日々のストレスは、もしかしたら『考え方』や『捉え方』を変えることで解消されるかもしれません。
私の記事が誰かの目に触れ、考え方が変わり、イキイキと生きる人が増えることを願って活動を続けています。
他にも仕事や人間関係における考え方のヒントになる記事があるかも知れませんので、興味がある方は他の記事も見てみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?