◉優しさは心に響く。
大変な世の中である。
よく行く飲食店が閉店していたり、長期休業していたり。
当然我々のお仕事にも大きく影響している。
今の世の中感染対策を行うのは当然の事。
それによって仕事で困る事ももちろんある。
細かく書くとキリがない。
一人ひとりが対策にしっかりと取り組み、また世の中が元の状態に戻るようただただ祈るばかりである。
なかにしは2回目のワクチンを接種し、副反応で熱が出た。
布団で横になっていると子供の頃を思い出す。
うちは母子家庭でお母さんが働きに出ていたので学校を休んだ時は1人留守番をしていた。
これが嫌いじゃなかった。
朝から教育番組をずーっと見てひたすら漫画を読む。
お母さんは仕事を途中で抜けて一時帰宅してくれたがその際は好きな物を買って来てくれた。
普段買えなかった週刊ファミ通は唯一この時にだけ手に入った。
台所にあったアジの唐揚げも存分につまみ食いし、熱は下がってまた元の一日が始まる。
なので学校を休んだ日は熱があったが苦しかった記憶はない。
ワクチン後は副反応を考えて仕事を休みにしていた。
布団で寝ていると妻と我が子が様子を見に来る。
買い物に出かけた2人を横になって待っていると息子がドーナツを持って来た。
「あまいの。どーなつ。」
と言って私にくれた。
息子が選んでくれたらしい。
昔はお母さんから。今は息子から。
体調の悪い時は周りの優しさが心に響く。
そしてこの思い出は永遠に忘れる事は無いだろう。
先日妻が副反応で発熱した時の事。
私も妻に元気を出してもらおうと奮発して鰻を買って来た。
妻は喜んでくれたが体調が悪い時に鰻は濃いので少々残したようだ。
優しさは心に響いたかも知れないが鰻は体調に響いたかも知れない。
愉快ななかにしさんである。
それではまた。