誰が安倍元総理を殺したのか

多忙でブログの更新がとどこおっています。書きたいことは山のようにある。でも、文章にまとめるとなると時間がかかる。
僕にとって、第一に優先すべきは日々の診療です(一応医者が本業ですから)。次に、講演会の準備(スライド作りとか)が来て、その次にブログ、と言いたいところだけど、嫁に「赤ちゃんの世話手伝って!」とか「ロンツモ(うちの犬)の散歩行ってきて!」とか言われると断れない。「嫁の命令」が最優先事項だっていう(笑)なんやかんやと忙しく過ごしているうちに、書こう書こうと思っているネタがだんだん古びて行って、いざ多少まとまった時間がとれても「今さら書いても仕方ない」となる。そういうことが少なくないんですね。
少し前にコロナワクチンの毒性はヘビ毒によるものだ、という主張があって、一時期話題になった。あれに対する徹底反論を準備していたんだけど、忙しさにかまけているうちに文章にできず、そのうち話題自体が消失してしまった。
安倍元総理が撃たれたという。事件から3日経っていて、すでに多くの人が優れた考察を発表している。今さら僕が何か意見を付け足すのもな、という気がするけれども、、、

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この事件のニュースを聞いて最初に思ったのは、安倍さんの受入先の病院のことです。「銃創が診れる病院なのか?」と。
アメリカみたいな銃社会じゃないんだから、日本のどんな救急医も、銃創なんてほとんど診たことがないはずなんです。防衛医科大出身の医者なら、銃創について多少の心得があるかもしれない。いや、それでも「学生のときにかじったことがある」程度だろう。日本で医者をやってる限り、臨床で出くわさないのだから、普通は診れないと思う。
銃による狙撃だとして、まず、貫通したのか、内部にとどまっているのか。また、弾丸の種類は?単なる鉛弾やフルメタルジャケット弾だったのか、ソフトポイント弾(弾頭に鉛がむき出しで命中すると鉛が体内に散る)や拡張弾頭(命中時に弾頭が裂けて止血しづらい裂傷を起こす)だったのか。弾丸の種類によって処置が変わってくるはずです。鉛などの悪影響を除くためにデブリドマン(壊死組織の除去、創の清浄化)したほうがいいのか、それとも出血リスクに配慮してデブリはせずに止血を優先すべきか。それと報道を見て疑問だったのが、銃撃を受けた人に対して心臓マッサージをすることは適切なのか?
犯人は自作の銃を使ったとのことだけど、

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かまぼこ板にバトンを乗っけたようなこんな手作り銃で本当に当たるのか?(そもそも銃の的中率はすごく低い)。また、当たったとしてどの程度の殺傷力か?
単独犯ではなく、別に協力者がいて、その人が狙撃したのではないか?弾丸が体内に残っているなら、その弾丸のメーカーから、使用された銃をある程度類推することは可能だと思う。

素人なりにいろいろなことを考えるわけです。ただ間違いないのは、普通の医者は銃創なんて診れない、ということです。一般の救急的な処置、外科的な処置をするのが精いっぱいだったはずで、それも仕方がないだろうなと思います。

この一件、不可解なことが多いのもまた事実で、「搬送時点で心肺停止」という奈良医大の発表がある一方、

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「救急搬送の段階では意識あり」との報道もある(ただしこの記事は即刻削除された)。

SNS上には「実は安倍は生きてるんじゃないか」という説もけっこう根強くある(それなりに説得力を感じた)。
つまり、「即死説」から「救急搬送段階では意識あり(ヘリ、病院で死亡)説」、果ては「生存説」まで、諸説が乱立している。

僕としては、安倍元総理は、どんな形であれ、少なくとも亡くなっていると思う。ただ、生きていればどんなにいいだろう、と思います。生きて罪を償ってもらう必要があるからです。
安倍元総理は、法人税率引き下げ、派遣法改正、TPP、種子法廃止、水道法改正など、日本を海外資本に切り売りしてきた張本人です。売国的な愚策を連発し、日本の国力をこれでもかというくらいに低下させました。「万死に値する」と言って言い過ぎではない。それぐらい日本をダメにしました。たとえばこの20年、日本は世界で唯一給料が上がっていないわけですが、少なくともその責任の一端は安倍さんにあると言っても、誰も反対しないでしょう。それでも、万死に値する政治家だとは言え、それでも、本当に殺されてどうするのよ

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たとえば、河野太郎は万死に値します。ワクチン死のことをいまだに「デマ」だと主張している。ワクチン遺族にとっては、市中引きまわしの上、打ち首獄門にしても、まだ足りない。それでも、仮に誰かに狙撃されて死んだとして、「いい気味だ、ざまぁみろ」とはならない。打ち首獄門にしても、まだ足りない。それゆえに、河野太郎は生きないといけない。生きて一生反省してもらう。毎朝6時に起きて正座し、接種後死亡として報告された1771人(2021年7月8日発表)それぞれのお名前を声に出せ。そして、それぞれの人生を思って黙想しろ。そういうふうにして余生を過ごしてもらう。それだけしても、この人が現世で積んだカルマは消えないだろうけれど。

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同じ意味で、安倍さんは生きるべきだった。森友、加計、桜を見る会などの問題を説明することなく終わってしまった。森友問題では官僚が2人自殺している。本当に自殺なんでしょうか?安倍さんのほうから、何らかの「指示」をしたのでは?
きれいごとばかりでは政治はまわらない。それはそうでしょう。殺したり殺されたり。政治は忙しいですね。


誰が殺したのか?
マスコミ報道では「山上徹也は統一教会がきっかけで安倍に恨みを持った」ということになっているが、まさかこれを真に受ける人はいないだろう。「統一教会のせいで人生がぐちゃぐちゃになった」→「安倍は統一教会とつながっている」→「安倍を殺そう」どこの誰がそんな連想ゲームで元総理を射殺するんですか?

CCP犯人説
CCP(中国共産党)は、台湾支持の発言を繰り返す安倍元首相を目障りに思っていた。脅迫して圧力をかけるが、屈しない。金になびかず、圧力にも屈しない政治家は、CCPにとって最も厄介である。厄介の芽は早くつんでおくに限る。そこで殺害に至った。

米諜報界(軍産、ネオコン)犯人説
田中宇さんの記事にうならされた。
https://tanakanews.com/220710abe.htm
米国側と非米側に世界が二分されていくなかで、日本は米と中露の“両立て外交”をかなりうまくやっていた。米側陣営についた日本は、今後石油の入手が困難になる。そこでプーチンと太いパイプを持つ安倍の出番となる。安倍はロシアと日本をつなぐキーマンだった。しかしこれを快く思わなかった米諜報界が安倍を殺した。

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もちろん、本当のところは分からない。
今回、絶妙のタイミングでこの事件が起こったおかげで、自公は選挙で大躍進を遂げることになった。与党で3分の2を抑えたから、これで憲法改正に持っていける。
改憲を見据えて、サンフランシスコ講和条約の第5条がこっそり改訂されていて、そこに安倍元総理が関与していた、という指摘がある。
ともかく、これから憲法改正の議論が行われることになる。最後に国民投票があるが、バイデンやマクロンなどの不正選挙の例を見てきた者としては、そもそも投票システムがちゃんと民意を反映してくれるのか、そのあたりも心配だ。

改憲が避けられないのなら、腹をくくって、いっそちゃんとした軍隊を持とうか、とも思う。かつて零戦で世界の空を支配した国なのだから、この国が底力を出せば、世界を驚かせるような最強の軍隊になれるのではないか?核融合の技術があるから、その気になればすぐに核武装もできるだろう。国として、自分の足でちゃんと立つ。そのことで初めて、世界の大国と互いに対等にやり合えるのではないか。
みたいな発想は、やっぱり戦争を誘発する危険思想ってことになるんだろうなぁ。