ワクチンの成分

医学に限らずどの分野でも言えることだろうけど、同じ専門教育を受けてきた専門家同士のあいだでも、考え方の相違があるものだ。
たとえばある種の疾患に対して、A医師は「薬剤の投与が最も効く」と主張する一方、B医師は「違う。薬剤はむしろ患者の予後を悪化させる。外科手術こそが患者を救う」と反論する。そこにC医師が「どちらも間違っている。治療効果に明らかなエビデンスがある放射線治療こそ、この患者にふさわしい」と唱える。そこにさらにD医師が乱入し「全員デタラメ。どの治療も寿命を縮めるだけ。なぜ食生活の改善や栄養指導でアプローチしようとしないのか」全員が自分の正当性を主張し、誰も譲らない。
さらに、たとえば外科手術派の内部でも主張の違いがあるもので、X医師が「この疾患には開腹オペによる○○法が一番着実で成功率も高い」といえば、Y医師が「古いね。○○法は吻合不全を起こしやすい。その欠点を改良した□□変法がこれからのスタンダードだ」と反論する。するとZ医師が割って入って「どちらもダメ。習熟すればラパロこそが最も侵襲が少なく予後もいい」などと反論する。

同じ医学教育を受けてきても、こんな具合に見解が割れる。
なぜなのか?
医学という分野自体がまだまだ未完成である証拠かもしれない。あるいは、製薬会社が医学部教育を背後で牛耳っていて本当の治療法を抑圧し、自社の利益になるような治療法を押し付けているせいかもしれない。
ここではそのあたりには深く立ち入らない。
ただ、とにかく、専門家だから全員が同じ意見の一枚岩かといえば、決してそうではないことは強調したい。

ワクチンに関する見解も一通りではない。
医学部では「ワクチン=病気を防ぐありがたいもの」と教育されるので、基本的に多くの医師がワクチンを肯定的にとらえているが、有効性を疑問視する医師もいる。
しかし、いわゆる反ワクチンについても、医師の意見は微妙に異なる。
「インフルエンザワクチンの無意味さは臨床でさんざん見てきたし、文献でも有効性を否定する研究が多い。ただ、小児のワクチンまでは否定しない」
「ほとんどのワクチンは不要だと思うけど、コロナの一件で明らかになったように、BCGだけは打ってもいいんじゃないかな」
「2013年のHPVワクチンの被害者を実際に診察したけど、ああいう臨床を経験をしてしまうと、ワクチン賛成とはさすがに言いにくいね」
欧米で一番有名な反ワクチン派の論客は誰か、という話になれば、ロバート ケネディJr.の名前が挙がるだろう。彼はこう言っている。
「誤解のないように言っておくが、私は反ワクチン派ではない。有効性が証明されたワクチンであれば喜んで推奨したい。ただ残念ながら、今のところ科学的エビデンスのあるワクチンは存在しない」
僕もこの意見を支持したい。
ケネディの指摘する通り、有効性の証明されたワクチンはない。これは意外だと思いませんか?製薬会社がその気になれば、研究デザインは全然難しくない。一方の群を実薬(ワクチン)接種群として、対照群にプラセボ(生理食塩水)接種群を設定し、一定期間後に病気の発症率を比較すればいい。こんな簡単な研究なのに、なぜ行わないのか。有効性が否定されたら、困るのは当の製薬会社だものねぇ笑

そう、だから現状、僕の個人的な見解としては、接種する意味のあるワクチンは一本もない。だから当然、患者にもあえて積極的にワクチン接種を勧めることはない。
ただ、いろいろな患者がいるもので、ときどきこういう相談がある。
「ワクチンなんて打ちたくないんですけど、留学するためにどうしても打たないといけません」
「インターナショナルスクールなので、学校からワクチンを接種するよう求められています」
日本で行われているワクチンは、定期接種とか任意接種とかあるけど、いまのところどれも「強制」ではない(今後のコロナワクチンがどうなるかは不明)。この国では憲法で基本的人権が保障されていて、個人の信条に反する行為を強要することは違憲になるはず。
ただし、それは日本国内に限った話。留学とかインターナショナルスクールとか、国際的な話になると向こうの国のルールも絡んできて、話が難しくなる。

どうしても打たないといけないとなれば、打つしかない。ただ打つとしても、ワクチンの副作用が極力出ないように、体の"下準備"をしておきたい。接種の前後数日には食事に特に配慮し、かつ、接種後にはワクチンに由来する毒物のデトックスに努めることだ。
ワクチンの成分には、様々な有害物質が含まれている。たとえば以下のような物質が入っている。

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重金属(水銀、アルミ)、ヒト中絶胎児組織(WI-38、MRC-5など)、動物由来組織(牛血漿、猿腎臓、マウス脳など)、MSG(グルタミン酸ナトリウム)、ポリソルベート80、フォルムアルデヒド、フェノール、、アセトン、フェノキシエタノール、グルタルアルデヒド、抗生剤(カナマイシン、ポリミキシンBなど)、微生物(大腸菌、酵母など)など

ワクチンの原理は、"毒を以て毒を制す"である。体の中に少量の毒を入れることでビックリ反応(特異的免疫反応の誘導)を起こすことこそワクチンの核心だから、毒物が入っていることはある意味当然である。当然のことではあるが、この『ワクチンの原材料一覧』を見れば、さすがにギョッとする。
「ワクチンに中絶胎児組織が入っているなんて、都市伝説だろう」と思うかもしれないけど、論文にもなってる単なる科学的事実です^^;
https://muse.jhu.edu/article/245673/summary
医学研究、ワクチン開発/製造、美容(プラセンタ注射)など、中絶胎児の需要は意外に大きい。倫理的に問題がないか広く議論されるべきだけど、そもそもこの事実が全然知られていないから、議論の起こりようがない。

僕は一概にワクチンに反対しているわけではない。個々人が様々な情報(ワクチンの成分、ワクチンと各種疾患の発生率の相関、ワクチンをめぐる利権など)をもとにして考え、納得し、そのうえで自分に(あるいは自分の子供に)ワクチンを打つのは、全然かまわないと思う。ただ、現状一番の問題は、ワクチンに関するこうした情報がほとんど表に出てこないことにある。
ワクチンが有効でしかも安全なものなら、製薬会社はもっと情報を広く公開して、堂々としていればいい。ところが実態は真逆になっている。僕のような一介の医者がツイッターでワクチンのことをつぶやいても、言葉を奪おうとしてくる始末。必死やのぉ(;´Д`
国とか製薬会社を素直に信用してる国民が、一番割を食うことになる。こんなのフェアじゃない。素直な信用がそのまま幸せにつながる、そういう社会になってくれればどれほどすばらしいだろうって思うんだけど。