村上康文教授の話

先日、東京理科大学の村上康文名誉教授とお会いする機会を得た。村上教授といえば、昨年以下の実験を公表したことで一躍有名になった。

コロナワクチンをマウスに6回接種したところ、全滅してしまった。
6回打てば全滅するものを、現在日本政府は国民に対して、3回目を打て、さらに4回目を打て、と勧めている。
もちろん、人間で同じことが起こるとは限らない。しかし「同じこと(=全滅)が起こる可能性は低いから安心」などと言えないことは明らかだ。死亡まで行かずとも、何らかの重篤な症状が起こるのではないか?そういう懸念を抱いて当然だろう。
村上教授は、早くからコロナワクチンの危険性に気づき、警告の声を発していた数少ない学者の一人である。2年以上にわたって続くこのコロナ禍を、教授はどのように見ているのか、話を聞いた。

「去年ワクチン接種が始まったころから、mRNA型ワクチンの作用機序について本格的に調べ始めて、「根本的に間違っている」と確信しました。異物の遺伝子をヒトの細胞内に導入するから、スパイクを作る細胞自体を異物として認識してしまう。方法論そのものが破綻しているんです。
異物だと認識した細胞を攻撃するというのは自己免疫疾患そのもので、この治療には免疫を抑制する必要が出てきますが、偶然というか何というか、このワクチンには制御性T細胞の活性化など、免疫を抑制する働きもあるから、接種後の死亡者はそれほど増えなかった。
『ワクチンによる重症化予防』が宣伝されていますが、これもワクチンの免疫抑制作用によるものです。『ワクチン後遺症治療のためにワクチンを打ちましょう』というのも、一面的には本当で、これも免疫抑制作用のことを言っています。

免疫を抑えることで、感染を抑え、重症化を抑える。しかし同時に、まさにこの同じ作用により、帯状疱疹が増え、結核が増え、いろんな病気が増えます。

癌の増加が懸念されていましたが、

実際急増しています。

私はこうした話を政府関係者にずっとレクチャーしてきました。去年の5月、ある政府高官に直接会って伝えました。メールも出しました。絶対打たない方がいい、と。すると本人は打たなかったけど、それだけでした。当時の日本政府は東京五輪に向けて『打て打てどんどん』の空気で、「打つななんて、とても言えない」とのことでした。
当時、若い人は発症しても入院できない、という状況があって、あれでおびえて多くの人が打った、という面もあったと思います。
結局、8割以上が打った。8割以上の国民が免疫抑制状態にあるということです。そこにきて今度はサル痘ですよ。
サル痘なんて、普通はかからない。でも免疫抑制状態ではかかるリスクがある。欧州で拡大中という報道がありましたし、韓国にも広がった。すでに日本国内でも感染者が確認されています。

天然痘に対しては、ワクシニアウイルスの生ワクチンがすでに完成していて、国内にも備蓄があります。それを接種すれば、ほぼ防げます。ところが問題は、生ワクチンは免疫抑制状態の人に打ってはいけない、ということです。
mRNA型ワクチンを打たせて免疫を落とし、本来なら感染拡大するはずのないサル痘を流行させて、そこに生ワクチンを打つ。大変なことになります。体内でワクシニアウイルスが増殖して、本当に病気になってしまいます。

新型コロナウイルスは人工物だということは最近ではかなり有力視されるようになりました。陰謀論とかそういう話ではなくて、科学の話をしています。分子生物学者の荒川先生や筑波大学の掛谷先生は論文を発表しています。遺伝子配列を調べることで、人工物である可能性が限りなく高いという結論に彼らは到達しています。当初の武漢型だけではなく、アルファ、デルタ、オミクロン。すべて人工物だと言っています。例えば、オミクロンではスパイクだけに変異が集中しているんですね。こんなことは通常ならあり得ない。 
(該当論文:Mutation signature of SARS-CoV-2 variants raises questions to their natural origins. Hiroshi Arakawa https://zenodo.org/record/6601991#.YpcWvy0su2w、
掛谷先生の論文; 
A probabilistic approach to evaluate the likelihood of artificial genetic modification and its application to SARS-CoV-2 Omicron variant | Zenodo)

ワクチンで誘導した抗体は、ウイルスのあらゆる場所に抗体ができるのではありません。スパイクに対して抗体を作っています。中でも細胞の受容体に結合する部分に対する抗体は重要ですが、変異株ではそこだけが変化しています。ある時期を境に一気にワクチンが効かなくなったのは、それが一因だと思います。

実はコロナウイルスはゲノムサイズが小さいため変異型ウイルスは比較的簡単に作成可能です。2年前、コロナが流行りだしたとき、同僚と話していたんです。「これ、作ろうと思ったら作れるよねぇ」「うん、半年もあれば作れるな」みたいな。
 
半分冗談のように言っていたけど、この2年間の経過を見れば、ストーリーができている。完璧に、できすぎている。変異株がタイミングよく出てきて、コロナが終息の気配を見せない。新型コロナウイルスが人工物だということは、最初は単なる陰謀論だと思っていたんです。でも、それは事実だった。オミクロンをきっかけに、疑惑が確信に変わりました。それまでは私も騙されていた。あるいは少なくとも、確信がなかった。オミクロン株の遺伝子を見て、「こんなことは自然界ではあり得ない」と気づきました。遺伝子変異が一か所だけに集中していたんです。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jcim.2c00100

 長い遺伝子には、本来あちこちランダムにミューテーション(変異)が入るはず。ところがオミクロンはスパイクのRBD(受容体接合部)にだけ変異が集中している。 

少し生化学の授業をしましょうか。遺伝情報は4つの塩基A、C、G、Tから成り立っていますが、このうち3個の並びでひとつのアミノ酸が指定されます。理屈上、4の3乗で64種類のアミノ酸ができますが、実際には20種類しかありません。ざっと、ひとつのアミノ酸あたり、3通りの並びがある。たとえばたとえばACGと並んでいる。これが翻訳されると、ひとつのアミノ酸(この場合スレオニン)ができますが、ACCでもACTでも同じアミノ酸です。つまり、一つ目(A)や二つ目(C)の変異だと影響を受けますが、3文字目は変異しても影響がない。本来ならこういう変異がたくさん見つかるはずが、実際調べてみるとこの変異が異常に少ないんです。確率的にあり得ません意図的に配列をデザインして、合成DNAを使って入れ替えているから、こういう遺伝子になる。これが人工物の痕跡です。武漢型、アルファ、ベータ、デルタ、オミクロン。すべてそうだというのが荒川先生の論文です。オミクロンに関する掛谷先生の論文は査読済みで公表されています。

たとえば、オミクロンでは他の変異株に見られる配列が一部除去されている。加えて変異が多い。そのため、感染しても抗体ができない。だから、オミクロンにかかった人は、またかかります。免疫による“二度なし現象”をエスケープする操作が施されているわけです。

メッセンジャーRNA型ワクチンの大きな問題点は、免疫抑制のために、早くに抗体価が落ちることです。接種後抗体価は急激に上昇しますが、一時的なもので、あっという間に下がります。ウイルス感染による抗体価は、それほど極端には上がりませんが、かといって、経時的な低下もゆるやかです。
ワクチンを打った後では、免疫抑制が起こります。そのため、接種後にコロナにかかったとしても、ちゃんとした免疫ができません。これはイギリスのデータを見ても確かにそうなっています。
ワクチンを推進する人は、『みんながワクチンを打って集団免疫を達成しよう』などと言いますが、当然不可能です。打てば打つほど、事態が悪化します
一番やるべきことは、打たないで、みんなが感染することでした。そうすれば今頃とっくに終息していました。実際北朝鮮は誰もワクチン打ってないけども、みんながかかり、集団免疫に到達しました。
そもそも日本人は、集団免疫とまでは言えないけれども、古いタイプのコロナウイルスに対する細胞性免疫を持っていて、ある程度新型コロナにも強かったんです。これについては理研が論文を出しています。
そう、感染させておけばよかった。ところがそこにmRNAワクチンを打って免疫を破壊し、本当にダメになってしまった。よかれと思って打ったワクチンが、災厄を引き起こしてしまったわけです」