出版の打ち合わせ

高田純次「この前ね、寿司が大好きっていう女の人と一緒にお寿司屋さんに行ったんだけど、その子が『高田さん、今日私、ノーパンなんです』って、急に言い出すんだ。
そこから先、俺は何食ったか覚えてない(笑)」
https://www.1101.com/junjiandnaoki/index.html
話の断片だけど、ここだけでニンマリしてしまう。
この話に続けて、「そのときにさ、『俺もはいてないよ』みたいな返しができなかったんだよ。それくらい言えりゃよかった」と。テキトー男なのに、こういうことだけは真剣に後悔する(笑)
高田純次の何たるかを凝縮したようなエピソードだと思う。彼、もう74歳だっていうから驚いた。全然見えないよね。僕もこういうオッサンになりたいなぁ。

画像1

そう、この前の日曜日にジャーナリストの船瀬俊介さんと一緒に夕食をする機会があって、そのときにも同じ感情を持った。
船瀬さん、高橋徳先生、僕の3人でコロナワクチンに関する共著を出版しないかという話があって、その打ち合わせを兼ねた食事会だった。が、肝心の打ち合わせは最初の数分だけで、すぐに乾杯が始まった(笑)その後はずっと酒を飲みながら船瀬さんの話を聞いた。
僕としては、夢のような時間である。中学生のときに読んだ『買ってはいけない』をはじめ、ワクチン、農薬、電磁波など船瀬さんの著書は何冊も読んでいたし、動画も見ていた。活字の向こう側、画面の向こう側にいるはずの有名人が、今、僕の目の前で、枝豆を食ったりビールを飲んだりしているのだから、何だか不思議な気持ちだった。
コロナ関係の情報発信力を見込まれて共著のオファーを頂いたのだけれど、実に光栄に思った。同時に、大げさではなく、緊張で震えた。船瀬さんも高橋先生も71歳。僕の父親世代であり、人生経験の厚みでは足元に及ばない。そんな二人の巨人と名前を連ねて共著を出すことになったんだから、震えないわけにはいかない。
しかし、両先生を敬うあまり萎縮してはつまらない。大先輩ではあるが、同時に、コロナワクチンに関して問題意識を共有する仲間でもある。胸襟開いて語りあい、分かりあいたい。幸い、酒という潤滑油もある。
手始めに、ずばりと切り込んでみる。
船瀬さん、なぜ殺されないんですか?」
呵々大笑して、「知るかよ!俺に聞かないでくれ」
「確かに(笑)これは”向こう側”に聞くべきで、船瀬さんに聞いてもね」
「いや、でも真面目な話、『買ってはいけない』を書いた後、本当に命を狙われていた。別件で逮捕されたヒットマンがいて、彼が所有していた殺害予定リストに俺の名前があった。警察の取り調べで、某大手企業(僕の配慮で具体名は出しません)が俺の殺害を依頼していたことがわかった」
やっぱりこの人、ただ者じゃない。危ない橋を渡っている。むしろ、ここまで生き抜いてこれたのが僥倖、と言うべきだろう。社会の闇を暴き続けてきた彼が、さらにもう一つ、コロナワクチンの闇を暴こうとしている。
「もう正直、勘弁してくれ、って感じだよ。長い付き合いのある出版社の社長から持ち掛けられた話だから受けたけど。俺はね、映画の脚本が書きたいんだ」
きっと、時代の要請ですよ。
「もう71歳だよ。やりたい仕事をやらせてくれ」
口ではそう言うが、社会から求められることは、もちろんまんざらでもない。実際、講演で全国を飛び回り、コロナワクチンの危険性を一人でも多く伝えようとしている。この人は、社会がピンチに陥ったときにこそ、ますます強く輝くようだ。

人気者の船瀬さんである。僕と飲んでいる途中にも多くの人が船瀬さんに話しかけてきた。ある女性が「私、小倉の出身で、名古屋でジャズ歌手をしています」と自己紹介すると、
「俺、田川の出身ばい」とすぐに九州弁になる。「歌手では、フランク・シナトラが好きだな」と、シナトラの曲を歌い始める。ジャズ歌手の女性も上手にハモって、場がいきなり独演会になる。
女性と故郷福岡の話になって「中間といえば高倉健だな」と、もうこの瞬間から、高倉健の物まねが始まっている。古い映画のワンシーンのようで、僕は元ネタを知らないけど、思わず吹き出してしまう。
「船瀬さん、本当、何でも器用にこなしますよね」
「器用貧乏なだけだ(笑)でもお笑いというか、落語が好きで、一時は本当に落語家になろうかと考えていた。落語家になったら天下をとっていたと思う」
これが冗談に聞こえない。船瀬さんの講演を聞けば、しゃべりのうまさは一目瞭然。落語家になっていれば、笑いで多くの人を幸せにしたに違いない。しかしそうなっては、ジャーナリスト船瀬俊介は存在しなかった。船瀬さんが暴いた企業の不正や政府の闇は、暴かれることなく埋もれていただろう。
話題は健康法に移った。船瀬さんは、この10年石鹸で体を洗ったことがない。頭を洗うのはせいぜい年に4回ほど。頭に鼻近づけてみたが、「全然くさくないですね」
「そうだろう、垢は体を保護するためにある。むやみと洗い流してはいけない。特に合成のシャンプーで洗うのはもってのほか」
タモリや福山雅治もシャンプーしないって公言してますよね。
「食事は、普段は肉は食べない。昔はこういう飲み会の場でも肉を一切食べなかったが、角が立つので、最近はこういうときだけは食べるようにしてる。でも普段は食べない。ベジタリアンということになるね。さらに、ときどき断食をする。おかげで肉体年齢は20代だよ」と、上腕筋や大胸筋の固さをアピールする。
触ってみると、確かに固い。「カッチカチですね!筋トレでもしてるんですか?」
「アイソメトリック運動だけね。ウェイトは使わずに、こうやって手と手を合わせて、力を入れる。ほら、固くなるだろ」
ふと、いたずら心がでて、股間を軽く触れ「ここもカチカチになる?」と聞いてみると、船瀬さん、「現役や!」と吠えた。店内に響き渡る、今日一番大きな声(笑)
僕もこういうオッサンになりたいなぁ。