ワクチン副作用の予防策

ラッセル・ブレイロック博士(Dr. Russell Blaylock)といえば、化学調味料、人工甘味料などの食品添加物の危険性を訴えた著書"Excitotoxin"(興奮毒)が有名で、以前の僕のブログで触れたこともある。
博士は、ワクチンの危険性についても警告している。
ワクチンが、なぜ、どのように体に悪いのか、そのメカニズムまで知り尽くす科学者は多くはない。

新型コロナが流行しており、現在ワクチンが開発中だという。
今後、公共の利益(感染症の流行予防)の名のもとに、日本国民全員に対してワクチン接種が義務化される、というシナリオも普通にあり得る。
そうなった場合、接種免除となるのは、かつてワクチン接種によって重篤なアレルギーや後遺症が生じたなど、よほどの既往症がある人に限られるだろう。
基本的に、全員接種である。
自分および家族の健康を守るためにネットなどで常に情報をチェックしている人も、ネット機器にうとい情報弱者の人も、等しく拒否権はない。「打つ」一択である。

そうなった場合、どうすればいいか?
そもそもワクチンの何が怖いかといって、僕らはその副作用を恐れているのである。副作用の発生リスクをできるだけ減らすには、どうすればいいか?
ワクチンの表も裏も知悉するブレイロック博士が、その対策を教えてくれている。

2009年豚インフルエンザが流行したときに、不安に駆られた人々がワクチンを求めて医療機関に殺到した。
そして、ワクチン接種の副作用によると見られる症状が世界中で多発した。義憤を感じた博士は、世界に向けて『有害ワクチン曝露に対する治療プロトコル』を提唱した。
社会の要請など、自身の信条に反してどうしてもワクチンを打たなければならなくなったとき、せめて副作用のリスクを軽減する対策が、見事にまとめられている。
「10年以上前に書かれたプロトコルであり、しかも豚インフルエンザワクチンの副作用を軽減するための対策である。今回の新型コロナウイルスに対するワクチンの副作用を軽減する保証はないだろう」と思われるかもしれない。
しかしワクチンの副作用は、ワクチンそのものの免疫誘導作用(弱毒化株、不活化株、あるいは毒素に対する反応)によって起こるよりは、しばしば、ワクチンの添加物(アジュバント(免疫増強剤)、保存料など)によって起こるものであるから、ブレイロック博士が以下に説く対策が有効なのは、豚インフルエンザワクチンだけに限らない。ワクチン一般に応用の効く対策だと言える。

『有害ワクチン曝露に対する治療プロトコル』
1.ワクチン接種直後に、注射部位を冷湿布などで冷やすこと。
冷却は少なくとも2日間は続ける。2日以上経って、発熱、過敏性、疲労、インフルエンザ様症状が起これば、これらの症状がなくなるまで冷却を続ける。冷水のシャワーや水風呂も有効である。

2.魚油を摂ること。
個人的には、Carlson Labs社のノルウェー産フィッシュオイルを勧めている。EPAとDHAのバランスを整え、サイトカインストームを抑えてくれるだろう。用量は大さじ1日1杯。ワクチン接種後に重篤な症状が出現すれば、1日2杯を回復するまで続け、回復すれば1日1杯に戻す。子供は大さじではなく小さじで1日1杯でよい。

3.クルクミン、ケルセチン、フェルラ酸、エラグ酸
最初の二つは、エクストラバージンオリーブ油(小さじ1杯)と一緒に摂取する。これを1日3回摂る(それぞれ500 ㎎)。ベリー類にはこれらの成分が豊富であるため、子供には冷やしたスムージーとして飲ませてやるとよい。

4.ビタミンE(天然型)1日400 IU(ガンマEトコフェロールの豊富なものがよい)

5.ビタミンC 1000 mgを1日4回。

6.アスタキサンチン1日4 ㎎

7. 亜鉛1日20 mgを1週間続け、その後は1日5 mg

8. 免疫系を刺激するサプリ(キノコ抽出物やホエイプロテイン)はすべて避けること。ただし、キノコ抽出物を避けるといっても、βグルカンは例外。
βグルカンには炎症軽減作用、ミクログリア(神経膠細胞)活性化作用があり、自己免疫悪化のリスクを減少させる一方、抗ウイルス性の細胞免疫を増強することが示されている。

9.マルチビタミン・マルチミネラルを1日1錠。ただし鉄を含まないもの)

10.クエン酸マグネシウム(あるいはリンゴ酸マグネシウム)500 mgを2錠、1日3回。

11.ビタミンD3
・子供は、ワクチン接種後1日5000 IUを2週間続け、その後は1日2000 IU。
・成人は、ワクチン接種後1日20000 IUを2週間続け、その後は1日10000 IU。
・成人はクエン酸カルシウム500~1000 mgを1日1回、12歳以下の子供はこれ250 mgを1日1回。

12.水銀を含む海産物は一切避ける。

13.オメガ6系の油(コーン油、紅花油、ヒマワリ油、大豆油、キャノーラ油、ピーナッツ油)は避ける。

14.パセリとセロリをブレンダーにかけて砕き、このジュース8オンスを1日2回飲む。

15.ジャトバ(クールバリル)茶抽出物(20滴を茶に滴下して)をワクチン接種前には1日1回、ワクチン後には1日2回飲む。安価である。


ワクチン接種部位を冷やす、というのは単純ながらおもしろいアプローチ。こういうアイデアはいかにもプロだね。冷水シャワーとか水風呂とか、温めるよりは冷やすほうがワクチンの毒性を封じ込められるということか。
クルクミン、ケルセチン、ビタミンC、E、亜鉛など、結局大事なのは抗酸化ということで、このあたりは栄養療法に通じるものがある。
ホエイプロテイン、鉄の忌避は僕の考えと一致するところだが、カルシウムの推奨は僕にはないアイデアだ。水銀、アルミの流入に対しては、カルシウムが多少あった方が防御に効くということか。
パセリやセロリのすりおろしで思い出したけど、パクチー(コリアンダー)のすりおろしも有効性が示されているから、ワクチン接種の前後にはたっぷり食べておくといい。