グルタミン酸と自閉症10

脳神経系にとって何がよくないと言って、グリア細胞の異常な活性化である。これこそが自閉症のみならず、ほとんどすべての神経疾患の元凶になっている。
グリア細胞の活性化を起こす成分は様々にあるが、ワクチンはそういう成分の、いわば"カクテル"である。

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生きたウイルス(ポリオ、麻疹、おたふく、風疹)、ウイルス断片および細菌断片、LPS(リポ多糖)、MSG(グルタミン酸ナトリウム)、各種添加物や汚染物質。これらはすべて、免疫系を刺激する。

Blaylock博士「ウイルス性疾患が原因で脳炎を発症することがあります。たとえば麻疹。たとえばエイズ。しかし脳炎で亡くなった患者の脳を調べても、ウイルスは見つからないんですね。
たとえばエイズ認知症というのがあります。エイズによって明らかに神経症状が生じている。こういう患者の脳を病理解剖しても、ニューロンの内部にウイルスが観察されないんです。一体どのようにして認知症が起こっているのでしょうか?
エイズでも麻疹でもそうですが、ウイルスのタンパク断片がグリア細胞の内部に取り込まれます。するとグリア細胞の活性化が起こります。ウイルス自体の病原性というよりは、グリア細胞の活性化こそが病態の本質です。
ワクチンについても同じで、ワクチンに入っている細菌由来のDNA断片がグリア細胞の内部に取り込まれ、免疫刺激を引き起こしています。アルミや水銀も同様です」

リーキーガットと食物不耐症
・MMRワクチン接種者にリーキーガットが多い(A.Wakefield)
・食物アレルゲンとしては、カゼイン、大豆たんぱく、グルテン、グリアジンが多い。
・グルテンは小脳のニューロンと交差反応する。
・グルテン腸炎は以下の症状と関連している。
小脳性運動失調症、小脳萎縮、認知障害、記憶喪失、行動症候群、精神異常
・食物不耐症はグリア細胞の活性化の原因となる。

MMRワクチンとリーキーガットの関連性を指摘したのは、アンドリュー・ウェイクフィールドである。彼は1998年『ランセット』誌に以下の論文を投稿した。
『小児における回腸-結節性リンパ様過形成、非特異的大腸炎、広汎性発達障害』
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(97)11096-0/fulltext

一見何の変哲もないタイトルだが、MMRワクチンと腸疾患、自閉症の関連性を指摘する論文だった。この論文は利益相反の疑いで撤回され、さらに著者のウェイクフィールドは医師免許を剥奪されることになった。
すごいことだと思いませんか?学問的事実を公表するだけで医師免許剥奪まで行っちゃうんですよ?
他の研究者にはこの意味が痛いほどわかった。「ワクチンと自閉症の関係を告発すれば、こんなふうになるのだな」と。この見せしめは効果絶大で、その後ワクチンと自閉症を関連付ける研究発表は、ぱったり途絶えることになった。

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「MMRワクチンと自閉症には因果関係があると考えています」

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「小児科医に"それはどこで知ったのですか?"と尋ねると、"CDCがそう言っていますよ"という答えが返ってきます。しかしCDCの内部事情を知る研究者William Thompsonが"CDCはMMRと自閉症の関係について嘘をついている"と証言しています」

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「おたふく風邪のワクチンが導入されたのは、商業的な理由であって、子供の健康のためなどではありません。"どうってことない病気であってワクチンなんて要らない"というのがCDCの認識でした」

この撤回された論文のなかで、ウェイクフィールドは以下のように指摘している。
「行動面での症状について、MMRワクチンと関連していたのが12症例中8人、麻疹感染と関連していたのが1人、中耳炎と関連していたのが2人だった。腸の異常(結節性リンパ様過形成からアフタ性潰瘍に至るまで)は12人全員で見られた。病理組織像では、大腸の慢性炎症が11人で、回腸のリンパ様過形成が7人で見られた。行動障害として見られたのは、自閉症(9人)、小児期崩壊性障害(1人)、ウイルス感染後脳炎あるいはワクチン性脳炎(2人)である。神経学的異常はなく、また、MRIや心電図も正常だった。採血での異常所見としては、尿中メチルマロン酸の有意な上昇(p=0.003)、ヘモグロビン低値(4人)、血中IgA低値(4人)があった」
要するに、自閉症児では腸に病変があることが、内視鏡検査ではっきり確認された格好だ。

Blaylock博士「ワクチンとリーキーガットはどのように関係しているのでしょうか。たとえばMMRワクチンを打つと、麻疹が腸に侵入します。そして腸炎が起こり、腸のバリア機能が破壊され、結果、食物のタンパク質が血中に直接流入することになります。
こうして、乳製品に含まれるカゼインや、小麦に含まれるグルテンやグリアジンが全身性の免疫を刺激し、グリア細胞の過剰反応が引き起こされます。これが食物アレルギーや食物不耐症の本質です。
全身性免疫を活性化するものはすべて、同時に脳の免疫系をも活性化することを思い出してください。つまり、リーキーガットの子供がアレルゲンを食べるたびに、脳内のサイトカイン濃度が上昇し、さらにグルタミン酸濃度が上昇することになります。
まるで、"食事をとること自体がワクチン接種を受けているようなもの"という状態になります。小麦や乳製品の摂取によって症状が悪化するのはこれが理由です。
逆に、カゼインやグルテンを除去するのは、ワクチン接種をやめるようなものです。腸の炎症が治まり、脳の炎症が治まり、グリア細胞の興奮が治まり、サイトカインやグルタミン酸の刺激がなくなります。だから、症状がよくなるのです。
このメカニズムはそのまま、カンジダ症の悪影響の説明になっています。カンジダが血流に侵入すると(つまり、腸壁を通じてカンジダの一部が血流に乗ると)、免疫刺激の元凶となります。カンジダは脳内でも生育可能です。こうして脳の免疫系を延々刺激し続けることになります」

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『小児におけるカンジダ性髄膜炎』
https://www.researchgate.net/publication/8936951_Candida_Tropicalis_meningitis_in_a_young_infant

脳にカビ(カンジダ)がわく、などというと多くの人が驚くだろう。しかし腸で見られる現象は、ほぼそのまま脳でも見られるものである(腸脳相関)。腸で炎症があるということは脳でも炎症があるし、腸でカンジダが増殖していれば、やはり脳でも増殖している。

治療は、まずは引き算である。ワクチン接種をやめること。小麦をやめ、乳製品をやめることである。
プロテイン(特にホエイプロテイン)が健康にいい、という主張がある。ほんまに?
腸がタフな人が摂る分には問題ないだろうけど、たとえば自閉症児にプロテインを積極的に推奨していいものだろうか?
自閉症のほとんど全部はワクチン後遺症だから、自閉症児の腸内はリーキーガットで炎症傾向を来たしているはず。そこに乳製品由来のプロテインが流入することは、炎症をますます増悪させるだけで、自閉症の改善に寄与するとは思えないんだけど、、、